『ざんねんないきもの辞典』 今泉忠明 監修
どうも、ざんねんないきもの改めGOです。
最近の残念は、32歳にもなって「どうぶつの森」にハマったことです。
そんな私と親和性のあるタイトルに惹かれ、購入しました。
「ざんねんないきもの辞典2」や「せつないいきもの」など、シリーズ化しているようですね。
それ以外にも類似本は大量に出ているようです。
一度流行るとタイトルを似せた本が大量に出てくるのはよくある話ですが、あまり好きではないですね。
少し前には「〇〇力」、最近だと「なぜ〇〇は〇〇しないのか」的なやつ。
話が逸れましたが、「ざんねんないきもの」の感想を。
動物の「残念な」生態が満載
「あの人は愛想は良いのに仕事できないのよね」「美人なのに性格悪いよね」的な残念な人は大勢います。
本書では、そんな生き物の残念さが満載。
「ダチョウの脳は目玉より小さい」から始まり、「チーターは肉弾戦に弱い」まで100を超えるエピソードが綴られています。
まあ確かにチーターは肉弾戦は弱そうです。私よりは強いでしょうが。
細かく分けると、
・ざんねんな体
・ざんねんな生き方
・ざんねんな能力
のカテゴリーに分類されています。
ダチョウやチーターのように有名な生き物もあれば、バビルサやカカポ、カメガエルなどの知らなかった生き物も。
驚きの動物の特徴があるはず
これだけ種類が豊富に記載されていますので、いくつかは驚きの残念さがあると思います。また、きっとあなたの愛すべき生き物が出てくると思います。
個人的なお気に入りとしては、「シマリスのシッポは取れる&再生しない」が驚きNo.1です。
トカゲのようにスルっと抜けるものの、再生しないとは…シマリスから尻尾を取ったらただの変わったネズミになりそう。
こうなると「ざんねんな」というより「衝撃の」ですが、なるほどなあと感心して眺めていました。
進化ってふしぎ
改めて進化について考えると凄いことですよね。
よく進化の話で例に出される生き物として、「キリン」がいます。
元々は馬のような姿だったのが、首の長い=視野の広くて高い所の草も食べられる種だけがどんどん生き残り、今ではみんなが知るあの姿になっています。
何百年、何千年、何万年かけてたどり着いた姿なのか分かりませんが、
今生きている生き物たち全てが進化の結果として今の姿になり、そして今現在でも進化中ということに、改めて壮大さとロマンを感じました。
「何万年後の人類」とかいうイラストを見ると、たいてい気持ち悪いけど。
ちなみに「進化」というとポケモンが浮かびますが、あれは「変態」ですよね。昆虫がサナギから成虫になるようなもので。
イラスト&ふりがなで小さい子どもの読書にも
イラスト付き&フリガナ付きなので、低学年の子でも読めるのもいいところ。
私も平仮名を覚えたての4歳児に与えてみましたが、なかなか楽しんでいるようでした。
夏休みの間に読ませてみると、生き物への興味がわくかもしれませんね。
あなたのざんねんな特徴は?
これを読んでいるあなたにも、きっとざんねんな部分があるはず。
私のざんねんな特徴は、「あらゆることにやる気がない」という致命的なものですが、完璧な人間はいませんし、完璧な生き物もいません。
少しくらいは欠点があった方が、自分も周りもきっと良い。迷惑かけなきゃね。