G-log 日々思うこと

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合法なら良いってわけじゃないよねと思ったこと

単刀直入に言えば、①漫画村と②転売騒動です。

私はどちらもやった事も利用した事もありませんし、今後もそれはあり得ません。

あくまで報道やネットで見たレベルですが、どちらも法的にはグレーではあってもブラックではない、つまり(今のところ)合法のようですね。

その前提で思う事。

 

<目次>

 

漫画村について思うこと

まず、私の漫画村に関する認識ですが、こんな感じ。

  • 相当多くの漫画がアップロードされている
  • 一般の人は基本的に無料で何冊でも読める
  • 管理運営は著作権保護の届かない海外で行われており、日本の法が及ばない?
  • 出版社・漫画家側は猛反発している
  • 中高生の利用者が多い
  • らりっくまが煽ってくる

最近のニュースだと、漫画村閲覧者のパソコンやスマホで仮想通貨の強制マイニングをするなどの不正プログラムを埋め込んでるとかいないとか。

こうなると完全に違法でしょうけど。

 

abematimes.com

 

まあ改めて、漫画村はぎりぎり合法という前提に立つとして。

 

社会的ジレンマの問題があると思います。

社会的ジレンマをざっくり説明すると、

「みんな勝手に個人の利益を追求し続けると、社会全体の利益が損なわれる」というものです。

 

個人の利益のみを追求するなら「どんな漫画も無料で読める」が一番メリットがあります。

私だって自分の財布の事だけ考えるなら、タダで漫画が読めるに越したことはありません。

しかし多くの人がそれを実行すると、作者・出版社らの利益は無くなり、漫画業界そのものが大きく衰退します。

漁業で漁獲量を決めているのと似てますね。みんなが儲かるからとウナギを取り過ぎると、すぐに絶滅してしまいます。

(それに近い状況になりつつあるとも聞きますが)

 

もっと私の感情に則った形で話をすると。

「常識的に」というと色んな見解がありますが、あえて使います。

常識的に考えて、合法・非合法問わず、全く関係ない人がアップロードしているマンガが「タダで読めて素晴らしい!」と感じているのでしょうか?

その感覚こそが不思議ですし、最も怖いとオジサンは思います。

 

ネットで見た限りですが、漫画村のアクセス数は1億6000万PV/月くらいあるとか。

こういうサイトを利用する人たちは、どのみち有料になると読まない人がほとんどでしょうが、だからといって野放しにしていいものでもないでしょう。

 

転売について

先日、高島屋が販売した「ロリーナ」という人形が限定生産100体分全て転売目的で買われたのでは?というニュースを見ました。

「1人2体まで」という制限がある中、最初の男性が後から来た49人について「この人のも払う」と言って全部買い占めたとか。

(正確に言えば人形との引換券ですが)

 

j.sankeibiz.jp

 

いわゆる「ダフ屋行為」は違法ですが、ダフ屋に含まれるのは、乗車券や参加券、入場券などの「チケット」等を転売目的で買ってはいけないようです。

更に、チケットでもネットオークションで転売することは合法みたいですね。

 

なので、人形の件も合法・非合法で言えば合法。

高島屋も「転売目的か確認できない。契約成立してしまっている」と語っています。

 

人形の制作者と販売者(高島屋)の目的が、「100体の販売代金を得る事のみ」ならば、転売目的だろうが買ってくれればそれでOKです。

むしろ転売屋にまとめて売った方が楽ですからね。

しかし、こういう限定商品やグッズ等は、「売ること」だけが目的ではなく「ファンの心を満たすこと」が大きな目的にあります。

特にこうした限定品は、「ファンの自尊心・物欲」を大きく満たすので、さらにファンになっていくという効果が期待できます。

モノだけ手に入ればいいという人は転売屋から買うかもしれませんが、本当に価値を求める人は、正規の販売店から価格も含めて適正に手に入れたいと思うでしょう。

 

どうしても欲しいけど、転売目的で買い占められてしまった。

この場合、ファンならどうしたらいいのでしょうか?

個人的な意見は「本当に好きならあきらめろ」ですね。

あなたが転売屋から買う行為は、転売屋のお財布を満たすだけで、あなたが応援する相手にはマイナスしかありません。

転売=儲からないという状況になるまで追い込むくらいしかないでしょうね。

 

転売を防ぐには?

現状で転売を防ぐのは、販売者側の努力が必要です。

本人確認の徹底や、厳正なる抽選、電子チケット化などが既に取り組まれていますね。

特にチケットなら、番号と本人確認で「転売か否か?」はほぼ防げます。

USJなどでは既に対策が取られつつあるみたいですね。

転売屋がモラル的にはアウトでも法的にOKならば、

ファンと長い関係を築くためにも販売者が対策する必要があります。

そしてファンなら転売者からは決して買わないという勇気も必要ですね。

 

合法=何やってもいいわけではない

合法=何やってもいいというわけではないというお話でした。

もちろん、私自身も品行方正な方ではありませんし、恥の多い人生を送ってきました。

とはいえ上に書いたようなことは、そんな私から見ても「品性を疑う美しくない行為」だなあと思います。

共存社会に生きる以上、やっぱりある程度のモラルは必要ですね。

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