G-log 日々思うこと

GOです。旅・ゲーム・その他なんでも。雑記ブログなので、散らかしています。仲良くしてね。お問い合わせはTwitterかコメントで。

【日本遺産】箱根八里を一里くらい歩いてきた(1)畑沢から甘酒茶屋

さて日本遺産

というわけで、前回は前振りだけでしたので、今回から箱根を徒歩で散策した結果です。

新しい日本遺産の発表が24日、私が行ったのが26日なので2日後でしたが、

特に賑わってなかったのが印象的でした。

 

そんな箱根街道を一部歩いてきた行程を晒していきます。

画像多めで下に長くなりがちですので、何日かに分けて書いていきます。

 

<目次>

 

小田原から箱根登山電車で。 

朝、千葉方面より始発にまたがって、まずはJRで小田原へ。

もちろんお金が無いので新幹線などは使いません。

f:id:GK_GK21:20180528194829j:image

そして小田原から乗り換えて、箱根登山電車へ。

目指すは箱根湯本駅。

f:id:GK_GK21:20180528194836j:image

 

この2駅間は15分くらいでしたので、非常に近かったですね。
f:id:GK_GK21:20180528194647j:image

あっという間に箱根湯本駅。

わざわざ標高が書いてありますが、

小田原14m⇒箱根湯本96mなので、大した登山じゃないですね。

 

箱根湯本駅周辺は…?

私のうっすいうっすい記憶をたどると、もっと栄えてるイメージでしたが、駅前は観光客も含めて、人があまりいませんでした。

バスを一時間ほど待つので、周辺をぷらぷらしてましたが、

朝の7時半ですので、ほとんどの店も閉まってました。

一応、徒歩5分くらいでセブンイレブンはありました。

f:id:GK_GK21:20180528194833j:image

 

ロマンスカーが何度か入ってきてました。

f:id:GK_GK21:20180528195601j:image

 

「あじさいばし」なる橋を渡ってみるも、特に何もなし?
f:id:GK_GK21:20180528194635j:image

 

川の流れを薄ぼんやりと眺めてみる。
f:id:GK_GK21:20180528194855j:image

 

謎のハッシュタグのあるもの。

これが何を意味している建造物なのか分からない。

私の身長より低いから座れるわけでもないし…
f:id:GK_GK21:20180528195619j:image

 

ジャパニーズおもてなしを見せてやった

箱根旧街道を進み、箱根関所のある「元箱根」辺りまで行くのが目標です。

最初はバス乗り場の4番乗り場から、「畑沢」というバス停を目指します。おおよそ、15分で390円くらいでした。

 

バスを待っていると、韓国か中国の観光客に中途半端に英語で声をかけられました。

ガイドブックを示しながら、「この富士山が見えるところはどのバス停から乗ればいいのか?」と聞いている様子。

「こっちも旅人じゃけんのう」と答えようかと思いましたが、日本人のおもてなしを見せてやろうと、調べたうえで案内してやりました。

 

で、再び自分のバス停前に戻ると、

今度は180cm・180kgありそうな白人男性(他2名)が話しかけてきました。

バス停「箱根中宿」に行きたいらしい。

「バスはこのバスでいいが、歩いても行けるぜBOY」と答えると、がっちり握手されて感謝されました。

 

それで再びバスを待っていると、金髪レディが話しかけてきました。

どうやら小田原に行きたいらしい。

あの駅から電車に乗れ!と行って「Odawara Stationイキ」と言って見送ってやりました。

 

全く英語はできないに等しいのですが、お互い目的が分かっているので伝わるものですね(本当に伝わったか知らないけど)。

良いことをしたので良い気分でした。

 

ご当地ニョロモ

いつも通り、ご当地ニョロモを捕まえねばならなかったので、しばらく歩いて捕まえました。

これで神奈川県は処理済みへ。
f:id:GK_GK21:20180528194903p:image

 

バスで「畑沢」へ、いよいよスタート

ガイド気取りをしていたらバスがやってきたので乗り込みました。

目指す「畑沢」まで歩いても良かったのですが、それに1時間程度かかってしまううえ、道中は特に見どころも無さそう(?)だったのでショートカット。

この時点で朝食を食べていなかったのもあり、体力温存です。

 

畑沢に着くと、公衆トイレがありました。

外国人向けの小ボケが挿まれた注意書き。
f:id:GK_GK21:20180528194852j:image

 

気を取り直して、「箱根旧街道」を歩いていきます。

この畑沢は「箱根細工」が生まれ育った場所とのことです。

また、江戸時代は箱根旧街道の間の村として、茶屋が多く並んでいた場所だそう。

ここが、江戸から23里なので、おおよそ90kmくらいですね。


f:id:GK_GK21:20180528194848j:image

 

道中は、ところどころに案内看板が設置されています。

江戸時代は、1里ごとに塚が建てられていました。

f:id:GK_GK21:20180528195614j:image

 

そしてここからは国指定史跡「箱根旧街道の石畳」を歩いていきます。
f:id:GK_GK21:20180528194639j:image

 

これが石畳の様子。石畳と言っても、全くもって平坦ではありません。

元々、山道で登っている上に、石がけっこうボコボコなので、かなり疲れます。


f:id:GK_GK21:20180528195557j:image

 

そして、コケが生えているところもあって、乾いていても滑ります。
f:id:GK_GK21:20180528200617j:image

 

逆に石畳がないと、だいぶ楽に進めます。

こんな感じで森林浴を楽しみながら進めます。
f:id:GK_GK21:20180528194652j:image

 

石畳の構造に関する説明もありました。

江戸時代初期の工法を今に伝えているそうです。

小石を敷き詰めた上に大きめの石を置き、間を土で埋めています。

そして道路の脇には、排水路が掘られています。
f:id:GK_GK21:20180528194843j:image

 

再び、立て看板。

「石畳ができる前は、雨や雪のあとは大変な悪路で、旅人はひざまでぬかるむ泥道を進んだ」そうな。そりゃすごいのう。

f:id:GK_GK21:20180528195606j:image

 

行程は、いわゆる石畳だけではありません。

いわゆる現代の「道路」を歩くこともあります。

f:id:GK_GK21:20180528195610j:image

 

また、山道ですので、非常に曲がりくねった道もあります。

f:id:GK_GK21:20180528194859j:image

 

しかし、徒歩の人にのみ特権があり、階段でショートカットできる部分も。

階段は階段でちときついんですけどね。

f:id:GK_GK21:20180528203453j:image

 

しばらく歩道を進みます。ちょこちょこバス停もあり、バスで来ることも可能です。

「畑沢」からこの「橿の木坂(かしのきざか)」駅まで、私の健脚で徒歩15分ほどです。
f:id:GK_GK21:20180528202014j:image

 

何度目かの階段。
f:id:GK_GK21:20180528201336j:image

 

バス停の名と同様の「橿木坂」という坂があります。

「この坂を越えれば、苦しくてどんぐりくらいの涙がこぼれちゃう」らしいです。

f:id:GK_GK21:20180528201344j:image

 

畑沢から20分後、さらに進んでいく

登りということもあり、距離としてはあまり進んでいません。

20分弱歩いても、まだ1.5kmしか進んでいません。

f:id:GK_GK21:20180528202006j:image

 

「見晴茶屋」なる駅もありました。

少し休憩できることを期待しましたが…

f:id:GK_GK21:20180528201951j:image

 

残念ながら、ランチ営業のみのようでした。
f:id:GK_GK21:20180528201958j:image

 

さらに進み、「猿すべり坂」というバス停を発見。

猿すべりというのは嫌な予感しかしませんね。

f:id:GK_GK21:20180528202219j:image

 

ここで現在地もあったので確認。

畑沢~現在地~元箱根までの中間地点くらいでしょうか。

f:id:GK_GK21:20180528202010j:image

 

ちなみにこんな眺め。見晴のいい所は、そんなにありませんでした。

f:id:GK_GK21:20180528201927j:image

 

歩いているのはこんな感じ。

まあ歩いていて面白い道じゃあないですね…

そして日差しも出てきたので、5月といえど暑くなってきました。

f:id:GK_GK21:20180528202022j:image

 

そして「猿すべり坂」に気が付くこともなく、次の坂に到着。

「追込坂」という、これまた大変そうな名前の坂。

f:id:GK_GK21:20180528201340j:image

 

しかし、看板にもあるように、非常にゆるい道でした。ほぼ平坦。

f:id:GK_GK21:20180528201936j:image

 

中間地点・甘酒茶屋へ

そして畑沢から2.5kmほど進んだ後、ようやく目的の一つだった「甘酒茶屋」に到着!

f:id:GK_GK21:20180528202002j:image

 

こんな感じのザ・古民家な外観。

バス停も「甘酒茶屋」というストレートな名称。

また、駐車場も20台分くらいはありそうでした。

f:id:GK_GK21:20180528201355j:image

 

かやぶき屋根が良い感じです。

f:id:GK_GK21:20180528201332j:image

 

江戸時代から営業しているという超・老舗

普通の道ならば1日で10里進めるところを、箱根は険しため、1日8里が限界だったそう。

そこで、箱根八里のうち「甘酒小屋」が4軒あったそうな。

今では、この「甘酒茶屋」を残して無くなってしまったそうです。

(さっきの見晴茶屋は違うのか、もうやってないのか??)

f:id:GK_GK21:20180528201944j:image

 

非常に雰囲気の良い感じ。

f:id:GK_GK21:20180528201931j:image

 

メニューは、甘酒(400円)と力餅(500円)、みそおでんやところてんも。

店員さんは、大学生くらいの若い女性が多かったです。

f:id:GK_GK21:20180528202026j:image

 

店内は囲炉裏を囲える席も用意されています。

f:id:GK_GK21:20180528202040j:image

 

外は色んな席が作られています。

こうした丸太でできた席もあり。f:id:GK_GK21:20180528202222j:image

 

古民家の縁側席もあります。

f:id:GK_GK21:20180528202031j:image

 

私が迷った末に頼んだのは、甘酒とくろごまきなこもち(数量限定)。

限定と言われてしまったら、食べないわけにはいかないですね。

程よい甘さとゴマの風味でめちゃくちゃ美味い。

空腹だったこともありましたけどね。

甘酒はホットなので「暑いのにきついか?」と思いましたが、意外とあっさり美味しく飲めました。

空腹だったこともありましたけどね。

f:id:GK_GK21:20180528201359j:image

しょっぱい漬物も提供されました。

けっこう汗もかいていたので、塩分も欲しかったです。

江戸時代当時も、もしかしたらこのままのセットだったのかもね。

 

ここで栄養を吸収できたので何とかまた進む気力が湧いてきました。

この先はまた次回に続きます。

 

ここまでお読みいただきありがとうございました。

 

〝こんな記事もあります〞