千葉県にある長南町(ちょうなんまち)。
30年以上の千葉県民ですが、大人になるまで町名すら知りませんでした。
訪れてみると、面白いお寺が2つ「笠森観音」と「長福寿寺」がありました。
最近は圏央道の茂原長南インターもでき、車でも行きやすくなりました。
お近くに行く際は是非寄ってほしいと思います。
(ここだけを目的に行くには弱い気もします)
以下、紹介です。
<目次>
長南町について
長南町は、千葉県の中東部あたり、人口1万人以下の小さな町です。
東京からは車で1時間強で行くことができます。
アクアライン~圏央道も繋がっているので、神奈川方面からも近め。
一方で、町の中に鉄道は通っていませんので、公共交通機関を使う場合には、JR茂原駅または上総一ノ宮駅からバスで行くことになります。
ラーメン好きな方なら「アリランラーメン」をご存知かもしれません。
私もテレビなどで見たことはありますが、長南町にあるとは知りませんでした。
他には、ゴルフ場が多いため、会社員の方なら言ったことがあるかも。
ただ、隣の茂原市の方が大きく有名なため、様々な施設に「茂原」の名称が付いています。
お寺その1・千葉県の清水寺:笠森観音
まず一つ目は、「笠森観音」です。
この寺は、「千葉県の清水寺」とも呼ばれています。
その特徴は、日本唯一の「四方懸造」と呼ばれる特殊な建築方法です。
私は建築に疎いのですが、その道の人には非常に貴重なものだそうで、国の重要文化財にも指定されています。
素人目にも、岩山の上に木を組んだ建築が、何とも不安定ながら面白い造りです。
この階段を上っていくと観音堂があるのですが、撮影禁止ぽかったので写真はありません。
ちなみに、笠森観音のお土産としては、まねき猫が有名だそうです。
お店の方が、延々とご利益を語ってくれた話を聞くに、猫パワーで宝くじが当たり、お礼に来る人が多いとのこと。
ご利益の真偽はさておき、可愛らしいので一体買っておきました。
右手を上げているのは金運、左手は人との出会いを呼び寄せるそうです。
もちろん、右手上げ猫を買いました。
さらにちなみに、鐘も自由につくことができます。けっこう響き渡りますので、要注意。
まあ周りに住宅もほとんどないので、たぶん大丈夫でしょう。
猫を買って鐘をついて帰りましょう。
笠森観音 日本唯一の四方懸造り 坂東三十三観音札所 第三十一番札所
お寺その2:象の寺・長福寿寺
続いては、長福寿寺を紹介します。
以前、長南町に住んでいる方に話を聞いたとき、「あの寺は迷走してる感がある」と仰っていました。
よろしければ、↑の公式HPもご覧ください。
ご覧の通り、かなりのゾウ推しです。
両サイドにゾウの像が置かれています。
「吉ゾウくん」というのが430年前(室町時代)から伝わる、願いの叶うゾウだそうです。
インドのガネーシャか何かに由来するのでしょうか。
本堂の裏手には、100円を投げ込むフリースローがあります。
100円以外はダメとか、決められた場所から投げるとか、
厳しいルールがいくつか書かれています。
失敗しても何度でも100円を投げていいという優しいルールも。
いやらしいことに、投げる場所から反対側に傾く形で、
吉ゾウくんが籠を背負っているので、相当難しいでしょうね。
長南町のその他の紹介
2大観光地(?)の紹介はいかがでしたでしょうか。
シーズン的には、6月のべに花の見ごろの時期が良いようです。
他にも長南町は、最近「ミハラシテラス」という展望のいいカフェもでき、
圏央道が通ったことで施設やお店も増えてきそうです。
繰り返しになりますが、お近くに行った際には、
ぜひ立ち寄ってみてください。