最近、ブログのネタ探しを含めて写真(データ)を見返しているのですが、
スカイダイビングをした時の写真が1枚だけ出てきました。
今思えば、なぜあんな行動力があったのだろう…
右の方に写っているのが私です。
飛ぼうと思ったきっかけ
数年前の当時、周囲ではダイビング(海)が流行っていました。
どいつもこいつもダイビング。
私は子供のころに軽度のアトピーがあったこともあり、
海水=めちゃくちゃ傷にしみるということで、
千葉県に住んでいながら海の経験があまりありません。
ならば飛ぼう。スカイダイビングだ。
というよりは、単に暇つぶしの一環で、
何か珍しいことをしようという気分だったのが一番の理由です。
埼玉県で飛べる
調べてみると、関東では埼玉県で飛べることが分かりました。
名前は紛らわしいですが「東京スカイダイビング」。
【公式】
飛ぶまでの過ごし方
ネットで予約し、後は現地に向かうのみ。
もちろん初心者なので、後ろにインストラクターと合体した状態=タンデムで飛びます。
現地では「何かあっても自己責任」的な誓約書を書かされます。
その後、マンツーマンで簡単なレクチャーを受けます。
ここでは、実際に飛ぶ時の装備も身に着けて行います。
上昇中の飛行機ではこのようにしてください、
飛んでいる間はしっかり肩ひもを掴むこと、
着地の際は、ヒザを伸ばして足を上げてインストラクターに任せてください。
実際は、私のインストラクターが外国人で、
英語のできない私には大半が分かりませんでした。
彼の言葉で「チャクチ!」だけは分かりましたけど。
プロペラ機に乗る
そして小型のプロペラ機に、20人くらいがぎっちり乗り込みます。
ベテランは単独、我々素人組は合体した状態で座ります。
ちょっと驚いたのは、トビラを開けたまま飛ぶんですよね。
なので風はビュービュー入ってくるし、景色はどんどん小さくなります。
怖い人にはたまらない怖さでしょうね、自己責任ですけど。
飛ぶ
そして4000mくらいまで到達すると、続々とトビラから出ていきます。
まずはベテラン組が、個々に、あるいは一緒にハイテンションで落ちていきます。
既に素人組の中にはげっそりしている人も見受けられましたが、もはや飛ぶしかありません。
私は素人組の中で一番手でした。
後ろの外国人インストラクターもなかなかハイテンション。
私は高い所はけっこう平気なので、割とリラックスしていました。
そして、トビラまでにじり寄り、吸い込まれるように落ちていきました。
飛んでいる最中に見える景色
雲の中に突っ込んでいく。真っ白な視界。
顔に当たる空気が痛いくらいの速度で、落ちているかもわからない。
後で調べたら(説明してたみたいだけど)落下速度は200km/hくらいだそうです。
生身でその速さは、もちろん初めて(そしてもうないでしょう)。
ゴーグルをしているので目を見開いてましたが、しばらくはただ白い。
雲を抜けると、緑色の大地が見え始めました。
そこでパラシュートが開き、一気に速度が落ちてふわっとします。
それからあとは、のんびり空中散歩。
インストラクターが右へ左へハンドリングしてくれます。
ゆっくりなので、景色も十分楽しむことができます。
徐々に近づいていく大地を眺めながら、遠くの景色を眺めながら。
上を見れば、後から飛んできた人たちも降下中。
パラシュートが何体も舞っている景色もまた良し。
そして習った「チャクチ」を決めて終わり。
ちなみに別料金(8000円!)でインストラクターがカメラで動画を撮ってくれます。
その映像を切り抜いたのが冒頭の写真です。
一度はおすすめ!
表現力不足ではありますが、独特の魅力があります。
やはり4000mから生身で飛ぶことは、普段できませんからね。
ただし、値段は高いです。撮影料込で40,000円くらい。
それでも、一度試してみる価値は十分あると思います。
飛んでいる時は怖くありませんでしたが、
飛んだ一週間後くらいに同じ場所で事故があって、亡くなった方がいたようです。
ご冥福をお祈りしましたが、一歩間違えばそうなりますので自己責任で。