最近(2017年11月現在)、作者の方がニュースで話題ですね。悪い意味で。
その少し前には、続編スタートと聞いてコミカライズを楽しみにしていたのですが…
改めて連載期間を見ると、1994年~1999年。
1985年生まれの私には、まさに少年としてバッチリの世代でした。
そんな好きだった「るろ剣」の思い出を少し。
程よい位置のバトルマンガ
バトル漫画には、2種類あると思います。
1つは、ドラゴンボールや聖闘士星矢など完全に人間離れしたもの。
ジョジョやハンター×ハンターなどの能力モノもたいがいに入ります。
まあジョジョは身体能力は基本的に人間なので、ちょっと違うかもしれませんが。
もう一つは現実的なバトル漫画。
これは、人間の範疇におさまっているもの。
例えば、はじめの一歩(ちゃんと読んだことがないので推測ですが)。
スポーツ漫画で言えばスラムダンクなども人間の可能な範囲内(フンフンディフェンス以外)が、テニスの王子様は能力バトル漫画ですね。
刃牙は一応こっち側かな。銃で死ぬし。
るろうに剣心は、現実的+αくらいの立ち位置だったと思います。
もちろん、現実にはとうてい無理なのですが、
当時、クラスの誰もが二重の極みを何となく練習したように、
「少年心には手の届きそうな気がする」ラインだったと思います。
キャラクターや時代の魅力
主人公が人殺しで贖罪の旅をしているという設定は、当時斬新でした。
今にして思えば、少年漫画では少し重い設定ですね。
左之助や安慈など、現実の歴史的な背景と結びついたキャラも良かったです。
当時はあまり赤報隊や廃仏毀釈など、あまり知りませんでしたが…
味方の中で一番好きだったのは、斎藤一ですね。
ダークヒーロー的な雰囲気が当時好きでした。
なお弥彦はイマイチ好きではありませんでした。
イキった少年キャラは総じて嫌いなのですが、そういう意味では剣心が28歳という設定も良かったのかもしれません。
明治時代という日本の歴史の大転換点が舞台だったことも良かったです。
前時代と新時代の価値観が、反発しあったり混ざり合ったり。
所詮漫画、と言ってしまえばそうですが、
何となくそんな時代の変わり目の雰囲気を描いた日常パートも好きでした。
牛鍋とかね。
アニメ化・ゲーム化
マンガと同時に、アニメもかなり流行っていました。
エンディング曲のTHE YELLOW MONKEY「TACTICS」は、
なぜか妙に気に入って、私の初めて買ったCDとなりました。
その後、イエモン好きは現在まで続いてるので、今考えると、アニメの影響は大きかったのでしょう。
プレステの「十勇士陰謀編」みたいなタイトルのゲームもやったような気がします。
オリジナルキャラが主人公で、剣心をはじめ、原作キャラを仲間にしていくRPGだったと記憶しています。
結構面白かったんですが、意外と剣心が強くなかった気が…
たぶんまだ実家にあると思います。
思い入れのある漫画の終わりの虚しさ
今回報道にあった事実は、簡単には許されないことです。
ただ、好きだった漫画にこういう形でケチがつくのは、何とも虚しい。
世紀末リーダー伝タケシは読んだことないのでどうでも良かったけど。
北海道編、期待していたのになあ…
また流れるでござるか。
追記:北海道編も割とすぐに復活してましたね。ただ、読むかどうかは保留中。