G-log 日々思うこと

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読書感想/デザイン思考が世界を変える

『デザイン思考が世界を変える』 ティム・ブラウン著

(副題:イノベーションを導く新しい考え方)

 文庫サイズで、値段も756円と安い割に充実した内容でした。

 

前にもちょろっとブログに書きましたが、

デザイン思考を学んでおります。

gk-gk21.hatenablog.com

今回、ようやく本を一冊読み終えたので、軽く感想めいたものを。

ちゃんと理解しようと思ってノートにメモしながらでしたので、

けっこう時間がかかってしまいました。

 

 

ためになる考え方

芸術・アートに疎い私からすると、

「デザイナー」というのはかなり遠い存在に思います。

思わず手に取りたくなるパッケージやキャッチフレーズを作る人。

あるいは、流体力学や物理学を利用した効率的なフォルムを作る人。

 

しかし、デザイン思考はデザイナーだけに必要な視点ではありません。

イノベーティブなことを考えるとき、

徹底した「観察から着想を得る」という視点は、

ともすると安易に統計データに頼ってしまう私にとっては、

けっこう重要な指摘となりました。

 

動詞をデザインするという視点

本書の言葉で最も心に残ったのは、

「デザイナーは名詞をデザインするのではなく、動詞をデザインする」ということです。

例えば、「電話」をデザインするのではなくて、

「電話をかける」ことをデザインします。

これを解釈すると、電話単独を設計するのではなく、

家庭内で電話がどのように、どんな時に使われるかを観察し、

その電話をかけるという「体験」をより良いものにしよう!という視点で

商品を検討していくということです。

さらに言えば、商品の外見・デザインにとどまらず、

キャンペーン手法やアフターサービスなど一連のサイクルのデザインを考えるべきだということです。

 

改めて、デザイン思考とは

前にブログで書いた時の私なりのデザイン思考の定義を

改めて引っ張ってきたのが以下です。

自分なりに解釈してみると、

「あるもの(課題や商品)を、それに相対する人間との関係性を重視して、

受け入れられるようにするための思考方法」でしょうか。

課題ならば、解決にあたる人がどのようにすればいいかという視点で考える。

商品ならば、どうすれば消費者のニーズに答えられるかという視点で考える。

 

 

本書を読んだうえでも当たってるような、当たってないような。

まあ明確な定義はあまり必要ないかもしれません。

 ■いろいろな視点を持った人を巻き込む

 ■観察から着想を得る

 ■試作⇒実践⇒改良を繰り返す

…など、色々なポイントがあります。

一番重要なのは、発想を妨げないことにあると思います。

 

会社で実践したいと思いましたが、

今の保守・閉鎖的な会社では難しそうなので、

日常生活で思考を楽しみたいと思います。

 

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