「イニシエーション・ラブ」乾くるみ 著
どうも。GOです。
本書は昔から本屋さんで見たことがあったような気がしました。
数年前の時点で、130万部売れたそうですね。映像化もされているようです。
以下、ネタバレを含みます。
あらすじ
舞台は1980年代の静岡市(合併前)。
この小説は「Side-A」と「Side-B」の2部構成になっています。
主人公の鈴木夕樹は、イマイチぱっとしない大学生。
友人から誘われた合コンで、後の彼女となる成岡繭子と出会う。
その後、順調に二人の関係は進展していく。
Side-Bでは、もう社会人となった鈴木。
静岡から東京に配属となり、繭子とは遠距離恋愛になる。
そんな中、美人で有名な同期の石丸美弥子からアプローチをかけられる。
繭子と美弥子の間で揺れる中、繭子からは妊娠を告げられる。
その時の鈴木の決断とは――
ミステリー?
いくつかの違和感を感じながら読み続け、最後はそういうことなのね、という合点がいく感じがありました。
私の好きなの一つでパターンで微妙なもやもやを一気に解消するやつです。
Side-Aが単なる若者の恋愛描写だけで終わった(様に見えた)ときはどうしたもんかと思いました。
超ネタバレタイム
ただ、いくつかの伏線を見落としていそうだったので探してみると、簡単にまとまったサイトを発見しました(無断で失礼します)。
けっこう気づいていないものもありましたね。
ある意味リアルな恋愛?
私がこれまで付き合った女性が二股をかけていたかは知る由もありません。
世間的には、正式に「付き合う」や二股という認識がなくても、
複数の異性を並べて比較することはあるのでしょうね。
幸か不幸か、私はそんな状況になったことがないのでよく分かりませんけど。
長く使う商品を買うのに比較検討しない人はほとんどいません。
結婚まで意識すれば、お買い物以上に慎重に検討すること自体は全く悪いことではないと思います。誰も傷つけなければ。
まあ、考えすぎて時期を逃した人がいるのも事実ですし、
私の様にそもそも考える余地もない人がいるのも事実ですよね。