どうも。
中学校の頃、唯一「3」を取ったのが美術のGOです。
芸術は爆発だ!という言葉は岡本太郎さんの発言ですが、
イマイチ「芸術」というものが理解できません。
現代アートって言ったもん勝ちだろと思わなくもない。
そんな芸術について少し考えてみました。
美術の凄さは行列で知る
最近の例で言えば、昨年「上野の森美術館」で行われた「怖い絵」展。
メディアでも書店でも話題にもなり、大行列ができていました。
確かに迫力があり、そして上手いなあと思う絵もありました。
特に広告でも用いられたジェーン・グレイの絵は綺麗だなと思いました。
が、私の絵の良し悪しの判断基準が「これだけ人が並ぶんだからすごいのだろう」というのが一つの基準になってしまっていたように思います。
他に例えるなら「なんでも鑑定団」で1000万円の水墨画ですとか、「サザビーズ」でムンクの「叫び」が約96億円で落札されたとか、どこぞのお金持ちが付けた価格で凄さを測ってしまっています。
古代の美術
2016~2017年、同じ上野の科学博物館で「ラスコー展」も開催されました。
クロマニョン人の文化に関する展示だったのですが、そこで目を引いたのが「洞窟壁画」です。
今から2万年前の文字も無い時代に、クロマニョン人たちは暗い洞窟の中で、絵を描き続けていました。
(科学博物館HP:ラスコー展より画像を借りました)
暗い洞窟になぜわざわざ絵を描き始めたのか?
この間「夜の経済」について調べていた時に、
「暗闇=夜」は外界の情報が遮断されるため、自分の内面と向き合うことができる。そうした中で文化は成長する。
…というようなことを仰る方がいました。
つまり洞窟の暗闇が想像・創造を掻き立て、芸術を生み出すきっかけとなったのではないでしょうか。
芸術は爆発だ!
岡本太郎さんのことは、このセリフと太陽の塔くらいしかよく知りません。
そんな私がこの言葉を考えてみると…
芸術とは、自己表現の一つであって、芸術作品には自分の情熱・感覚が乗り移ります。
その情熱・感覚が最大限に高められた時、作品はビッグバンのように無限に広がりを持つというのが、「芸術は爆発だ!」の意味するところではないでしょうか。
それっぽいことを言ってみましたが、勘で言ってるのでよく分かりません。
岡本太郎さんの本でも読めば何か書いてあるかもしれませんね。
好きな美術家・作品について
今まで美術について人に語ったことがないのですが、もう大人なので好きなアーティストくらい言えた方がいいかなと思っています。
正直に答えると、
①ルネ・マグリット
シュールレアリスムで有名ですね。
②ミュシャ
女性絵が美しい。本人は髭のおじさんだけど。
③鳥獣戯画
言わずと知れた日本の名作(?)。
カエルかわいい。
これが「好きな美術家・作品は?」と聞かれたときに正しい答え方なのか分かりません。
ただ美術は論理的に説明できなくても「好きで何が悪い!」という評価でいいのかなと思います。
おまけ
そんなわけで私の情熱を爆発させたのがこちら。
これが客観的に駄作なのはわかっているけど、自分としてはやや好きですし、描いてる間は楽しかったのでそれで良し。
寝室に飾ろうと思います。