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【就活】銀行に就職するのはやめた方がいい

就活はちょうど10年前くらいのことでした、GOです。

2018年は、3月1日から就活解禁のようですね。

たまたま海浜幕張に行ったら、幕張メッセでリクナビ合同説明会があったらしく、

リクルートスーツの集団が大量発生しておりました。

がんばれ若者。でも改札前で固まってだべってるのは迷惑だぞ。

 

さて、就職人気業界の1位から銀行が落ちたそうですね。

元銀行員としては、これからの銀行に就職はやめた方がいいと言いたいです。

先日、たまたま銀行に仕事で行って改めて思いました。

その理由を少し。

 

 

企業文化・組織が悪い意味での縦社会

先日、某銀行の本社に打ち合わせで行きました。

すると、入り口に40歳前後のおじさんが3人くらい立っています。

お客さんが来ても「いらっしゃいませ」すら言わず、ただそわそわしてる感じ。

 

数十分して打ち合わせが終わり帰ろうとすると、出入り口におじさん達がまだ立っている。

「あの人たちはずっと何してるんですか?」と聞いてみたら、

「頭取がもうすぐお帰りになるので待ってるんです」とのこと。

 

まさか、トップが帰ってくるからといって、玄関まで何人もお出迎えが必要だとは。

どうせ車には運転手とお付きの秘書(カバン持ち)がいるでしょうに、まだ足りないみたいです。

 

これが普通の感覚を持った今どきのトップなら、「自分を待っている暇があるなら仕事しろ」と怒って然るべきだと思いますが、銀行ではそうではないようです。

さらに言えば、お客さんが(私たち)居ても挨拶もしないことも問題だと思います。

まあ銀行に居た頃からそう感じていましたが、顧客よりも頭取に媚びねば!という意識なんでしょうね。

 

会社への成果ではなく上司の評価が全て

出世するには、会社への成果ではなく正確には「上司の評価」が全てです。

例え成績が良かろうとも、上司に反論でもしようものならまず出世はできません。

最近は銀行もダイバーシティ経営を掲げており、表向きは多様な人材を集めています。

 

が、実際に欲しいのは「多様な立場の人材を雇ってますアピールができる人材」であって、多様な意見を経営に活かしたいのではありません。

平たく言えば、YESマン以外は不要な文化です。

だからこそ体育会系の上から言われたことに忠実な人材で固めます。

最近の若い方なら、そんな人材で固められた組織がどうなるかは想像に難くないと思います。

会社のためを思って上司の間違いやコンプライアンス違反を指摘しようものなら、(このご時世でも)基本的には出世はなくなります。

 

業界として先があるのか?

これは就活中の方々の方が分かっているかもしれませんね。

メガバンクは相次いで人材削減を発表しています。

ちょっとニュースをみても、AIに仕事を奪われるとか、マイナス金利の影響がとか、現金がいらなくなるとか、いくらでも悪いニュースが出てきます。

 

今のところ、銀行は危機感をあおっていますが、削れる部分は非常に多くあります。

まず、今の50歳前後~65歳くらいの大半は、バイト並みしか仕事をしていません。

それでも、それなりの人員と給料を割いているので、かなりの無駄が生じています。

 

また、これまでの殿様商売のおかげか、コスト意識のある人が非常に少なかったです。

例えば、私が体験したケースでこんな感じでした。

プリンターでカラー印刷をすると、1枚あたり12円くらいかかります(契約にもよりますが)。

100ページ×30人分を印刷して、ちょっとミスがあれば全部捨てます。

これだけで、36,000円+トナー代等々を無駄にしたことになるのですが、

そんなことを気にする人はまずいませんでした。

特に、役員に提出する資料に1文字でも誤字があったり、印刷不鮮明があれば即やり直しは当たり前です。

 

1文字かすれていたら、なぞっときゃいいだろと思いますが、何万円かけても何時間かけてもやり直します。

銀行の営業活動により、1億円融資をできたとしても、諸々の諸費用を考えれば、月当たりの利益は数十万円程度でしょう。

そのうちの1割くらいは簡単に捨て去っている計算になります。

 

こんな感じの無駄がいくらでもありながら、冒頭に書いた体育会系特有の縦社会もあいまって、指摘したところで改善されることはあまりありませんでした。

 

逆を言えば…?

悪いことばかり書いてしまいました。逆に言えば、まだまだ伸びしろはあるということです。

伸びしろというよりは、削りしろかもしれませんが…無駄な人材、無駄な文化を削る余地がいくらでもあるので、そういう改革意識を持った人がトップに立てば、少なくとも数年単位で経営が危ぶまれることはあり得ないでしょう。

 

ただ頭取・役員・上司を過剰に持ち上げる

⇒媚びるほど出世する

⇒そうやって出世した人は、自分に媚びてくる人を登用する

⇒エンドレス という負のスパイラルが続く限りは難しいですけどね。

少しは改善されているようにも思いますが、時々銀行マンと仕事をすると、まだまだ上司・役員第一主義、顧客は二の次というのは変わってないですね。

 

いずれにせよ、夢や希望を持って就職活動に臨む皆さんには、唯一のメリットであった「安定した経営」が揺るぎ始めた今、銀行には就職しない方が良いと思います。

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