姫路に行ってきました。
姫路のグルメを調べたとき、姫路おでんやアナゴ料理と共に出てきたのが、「姫路駅の駅そばは日本一」との情報。
その真相を探るべく、侵入してきました。
まねき食品株式会社とえきそばの歴史
姫路駅の駅そばは、「えきそば」とひらがな表示のようですので、以後は「えきそば」と書きます。
製造・販売している会社は「まねき食品株式会社」です。
その歴史を見ると…
- 戦後間もない頃、うどんの販売を始める
- しかし、うどんは日持ちせず、諦める
- 試行錯誤の末、中華麺にたどり着く
だそうです。
和風だしに中華麺
「かんすい」をご存知ですか?
「かんすい」は小麦粉に混ぜると柔らかさや弾力が加わるもので、中華麺に主に使われるものだそうで。
その「かんすい」をそばの麺に使ったことが「えきそば」の大きな特徴なようです。
かんすい、かんすい言われてもよく分かりませんでした。
Wikipediaに依れば、アルカリ剤と呼ばれるもので、
そもそも中華麺の定義が「小麦粉にかんすいを混ぜた麺」ということだそうです。
お店の場所
お店は新幹線の改札を出たところにありました。
「ホームにある」という記事も何個か見ましたが、どうやらホーム内には(少なくとも今は)ありませんでした。
駅弁やあなご丼なども売っていました。
もちろん、「えきそば」を頼みましたけどね。
食べてみた
というわけで食べてみました。
手前がきつねそば、奥がてんぷらそばです。
麺は普通のそばよりも、ツルっとしてる感じで、そばの香りはしないものでした。
正直に言えば「美味しいけど、日本一なの?」でした。
和風だしなのに、そばの風味がなく中華麺というのは不思議な感じ。
それはそれで美味しいんですが、そばなのかはよく分かりません。
かと言ってラーメン風かというとそういうわけでもありません。
そばでもラーメンでもないものを食べているようでした。
まあ、そもそも「不味いそば」に当たったことがほとんどありません。
確か、錦糸町の駅地下の「メトロ庵(?)」は不味かったかな…それくらいですね。
ちなみに「ゆで太郎」よりは「富士そば」派です。
謎は謎のまま
歴史的背景があり、特徴的な味ということも分かりましたが、
どこの誰が日本一と言っているのかまでは分かりませんでした。
ですが、お店の人の接客態度も良かったですし、安い・早い・美味いの駅そばの基本は完璧だったので満足です。
しかし、何が日本一なんだろう。
カップ麺化や駅外に支店もあったようですので、
姫路駅に行かなくても食べる機会はあるかと思います。
誰か、謎が分かったら教えてください。