3月22日午後、上野恩賜公園の桜は4分咲き程度でした。
天気も回復して気温も上がったので、土日にはほぼ満開かもしれませんね。
そんな昼下がり、科学博物館の「人体~神秘への挑戦」を観てきました。
「最も身近で、最も奥深い秘境」という言葉が心に残りました。
チケットは事前に買った方がいい
春休みに入ったせいか、平日の午後にも関わらず結構混んでました。
チケット購入の列だけでも、5分くらい。
オンラインチケット、コンビニでも買えますし、JR上野駅の改札内などでも買うことができますので、事前に買った方がすんなり行けるでしょう。
人体研究の歴史
人体研究の歴史に関する展示からスタートしました。
古代ギリシアのアポロン神殿には「汝自身を知れ」と記されていたそうです。
現代ならば内面的な意味で捉えられる言葉ですが、人体の未知の領域が今より大きい古代ならば、もっと医学的・科学的意味もあるのかもしれませんね。
人体の研究には「解剖」が欠かせませんが、宗教的あるいはもっと根本の人道的な配慮から、時期や地域によっては完全に禁止されていました。
解剖するにも遺体の鮮度を保つのも難しいですし、解剖しても観察(顕微鏡など)力も今より劣る。
そうした中で、レオナルドダヴィンチを始め、古代から科学者が人体を研究してきたというのはロマンを感じました。
人体のパーツごとの展示
以降は、人体のパーツごとの紹介でした。
- 循環器系・泌尿器系
- 神経系
- 消化器系・呼吸器系
- 運動器系
- 人体の発生と成長
それぞれ「人体から摘出した実物」も展示されています。
そのせいか、前半部分は一切写真撮影禁止です。
最も身近で、最も奥深い秘境=人体
こんなフレーズが一番記憶に残りました。
人体にはまだまだ未知の部分が多く、
37兆の細胞が奇跡的にうまく作用して私が生きていると考えると、
なかなか壮大な気分になってきました。
逆に37兆個がかりでこんなもんかと思わなくもないけど。
その他心に残ったこと
アインシュタインの脳
天才と呼ばれたアインシュタイン。
彼の脳は、彼の死後に分解され、さまざまな研究がされたそうです。
脳の中央部、脳の結合部分(名前忘れた)が常人より太かったとか。
人体の高度なネットワーク
人体を宇宙っぽく芸術的に表現した展示がありました。
最近の研究によると、血液を介して内臓同士が情報交換をしているそうです。
それを視覚的にネットワークとして表現した展示が面白いなあと。
また、自分の体内でこんなことが起きているというのも、やはり人体はよくできてるなあと感じました。
やっぱり運動が大事
運動することが記憶にもいいというのが最近の研究で報告されたそうです。
何となく聞いたことはありましたが、改めて聞くと運動は大事だなと。
他にも、若さを保ったり、気持ちを落ち着かせたりするのに運動は効果があるそうです。
やり過ぎは駄目としても、適度な運動は大事ですし、勉強時も立ってやる、歩きながらやる等も良さそうですね。
お土産について
心臓のぬいぐるみを初めて見ました。
かわいい…のか?
また、人気のキャラクター作家のカナヘイさんとのコラボ商品も並んでいました。
まあ私のようなおっさんには興味が無いのですが…
人体すごい
人体研究はまだまだ未知の部分が多く、これからも色んな人が色んな研究を続けてくれることでしょう。
繰り返しになりますが、人体が成り立っているのは進化の過程において奇跡的なバランスで出来ていると実感し、感銘を受けました。
小学校で習ったことも多かったですが、大人になると改めてそう思います。
もしくは、私が小学生並みの感性なのかもしれません。
そりゃあ、それだけ繊細なものなら、時々風邪を引いたり、花粉症で過敏に反応したりと不具合も出ますわな。
以下、どうでもいい話。
NHKの番組の「人体シリーズ」が放映されており、その映像もふんだんに使われていたようです。
私はテレビを持っていないので、基本的には見ていないのですが…
その番組で使われたものも展示されていました。
その番組でNHKが作った、タモリ型の内臓までレゴで作った模型だそうです。
まあ作るのも大変だったでしょうが、さすがNHK。
お金が余っているんでしょうね。