季節柄、新入社員の頃の事をよく考えるようになりました。
私が社会人10周年ということもあるかもしれません。
思えば、新卒で会社に入ったときはかなり無知でした。
そんなわけで、新入社員または学生のうちに学んでおくべきだったことをつらつらと。
労働基準法と労災法
まずはこれですね。
ブラック企業という名称が出てきて久しいですので、最近の若者は学んでいるのでしょうか。
私の場合、業務中の交通事故に巻き込まれたにも関わらず、会社が労災の書類になかなか印鑑を押さなかったため、破産しかけたことがあります。
何とかむち打ち症(もう8年経っても残ってますが)程度で済んでますが、
事故当時はレントゲンを撮影したり、MRI取ったり、鎮痛剤を飲んだりしてました。
これは本来、業務中なら労災保険、普段の生活なら健康保険が効くものです。
なので、窓口での支払いは労災ならゼロ、健康保険なら3割です。
ところが、業務上の事故かつ会社が労災を中々認めない場合、当面は10割負担を強いられることになります。
私の場合、むち打ちのリハビリや薬代、レントゲン代、転院時の紹介状などがかかり、
1か月10万円近い医療費がかかっていました。
当時の手取りは20万円くらいでしたから、半額医療費はかなりきつかったですね…
最終的には、会社を訴えるかどうなるかまで揉めて、全部取り返しました。
この時に、自分に落ち度がないように、労基法・労災法をかなり勉強しました。
ブラック企業から身を守るためにも、こうした知識は必須だと思います。
投資・資産運用について
これは金融機関に就職したので、むしろ学んでました。
と言いたいところですが、銀行員の投資知識=投資信託か保険の商品知識です。
株式の運用なども含めた、トータルの資産運用については何も分かりません。
今現在も我流で株・保険・投資信託・仮想通貨投資は続けています。
ただの預金にしておくよりはよっぽど儲かっていますが、投資の事もきちんと勉強した上で運用していれば良かったかなあと思います。
なお、今年に入ってからの仮想通貨の損失については、考えないようにしています。
ロジカルシンキングやディスカッションのスキル
いわゆる「考え方」について勉強しておけば良かったです。
最近もロジカルシンキング等はよく言われますね。
「ある課題」について考えるときも、結局はいくつかの論理のパターンにはめる事が解決への近道であることが多いです。
一度くらい、体系立てて、「思考術」を学んでおけば良かったですね。
ディスカッションもあまり学んだことがありませんでした。
ブレインストーミングも名前は知っていても、やったことありませんでしたし。
今でこそ、グループディスカッションのファシリテーター的なものをやることがありますが、まだまだ苦手です。
ビジネスマナーは二の次でいい
ビジネスマナーは二の次でもいいかなと思っています。
「マナー」というのは、気を遣うことが最大の要点であって、
細かい作法が体現できているかということよりも、気持ちがこもっているかどうかです。
いや、もちろん大事ですけどね。最初は「新人」を盾にできるのでいいかなと。
むしろ先輩や上司の中でも、社外・目上の人にはできていても、
社内・年下への敬意や尊重が足らず、マナーも何もできていない人は多いです。
まあそれはハズレの会社ですね、私のように。
謙虚さとリアクション
これは処世術に近い話ですね。
内心はさておき、特に新人のうちは謙虚さとリアクションが大事です。
謙虚さが大事と言う事は、特に説明も要らないでしょう。ただ、謙虚と卑屈は異なりますので要注意。
リアクションは過剰なくらいしておいた方がいいです。
私の場合、新人やインターンの学生の相手等をしますが、
緊張も相まって、何か説明した時に何の反応もない人が多い気がします。
まあ私も根が暗く、リアクションが薄いので気持ちは分かりますが…
例えば何か教わったときに「そうなんですか!勉強になります!」的な反応を大げさにした方が可愛がられますね。
私はやりませんでしたし、これからもやりませんけども…
まとめ
他にもあるかもしれませんが、ざっと思いつくのはこれくらいです。
これ以外にも、具体的な業務のことや、飲み会での立ち振る舞い、あいつにはかかわらない方がいいなど、会社によって異なる事情があるでしょう。
何はともあれ、これを読んでくださった方が良い社会人生活となりますように。