G-log 日々思うこと

GOです。旅・ゲーム・その他なんでも。雑記ブログなので、散らかしています。仲良くしてね。お問い合わせはTwitterかコメントで。

年下を尊敬できない上司を尊敬する必要は無い

新社会人を駅でちらほら見かけました。

月曜からスタートとはちょっと可哀想ですね。

新生活は木曜日スタートくらいがちょうどいい気がします。

 

さておき。今回はタイトルの通りです。

全ての会社がこうではないと信じたいので、あくまで私の経験限定の世界です。

<目次>

 

年功序列と儒教

年功序列は儒教思想に通じるものがあるのでしょう。

かじった知識なのであやふやですが、孔子の教えである儒教では、

物事・人間関係には全て上下があるというタテの考えのようです。

ちなみにキリスト教は「神の下では人類平等」=ヨコの考え方です。

 

儒教を否定する気はさらさらありませんが(否定できるほど知りませんし)、

そもそも年功序列も儒教のこの考えが根底にあるのでしょうね。

年功序列の問題点は、若い時よりもむしろ今の方が感じるようになりました。

それは、能力的に追いついたところで、年齢が足りないだけで評価されないことです。

 

新人の頃は、能力的に負けているので評価が低いのは仕方ないと思ってました。

しかしある程度中堅になり、時代の変化に追いつけない中年達を抜き去った自負も結構ある今でも、

年齢が10~20歳も違うと、一生追いつくことはありません。

定年が伸びていることもあって、彼らも更に10~20年居座ることになります。

 

さらなる年功序列、年齢による評価の問題点

能力が評価されない事以上の問題は、「年齢が上=全てが上」という考えがあるように感じます。

イコール、年齢が上であることは、能力だけでなく、経験や人格までも上だという考え。

 

どうも世の中のアラフィフ辺りの世代は、そういう文化でしか育ってないもあって、

「年上の言うことは絶対」という体育会系的教えの信奉者が非常に多いです。

逆に言えば「年下の奴が言う事なんか大したことない、考慮に値しない」という偏った思考です。

※「世代」とまとめてしまうと、ちゃんとした方に失礼ですけど。

 

さらに厄介なのは「自分が苦労したことは年下の奴も苦労して当たり前」が重なってきた場合。

こうなると、これだけ生産性向上やら働き方改革やらコンプライアンスやら言われる昨今、会社にとっても害しかありません。

 

年少者を尊重できる器があるか?

新社会人の方は、(少なくとも会社員として)能力が低いのは当たり前です。

そうなると上司(先輩含む)が「指導」を行うことになります。

しかし、上司は仕事の能力が優れているだけであって、人格的に優れているとは限りません。

 

「指導する・される関係」にあっても、相手を尊重するかどうかは双方の問題です。

「質問や意見すること自体」を否定してくる上司がたまにいます。

「黙って言われたことをやれ」とか言っちゃうタイプですね。

これは確実に相手の事を見下しています。

※あまりに的外れな質問や意見は別ですよ。

 

こんな器の小さい人物が、果たしてまっとうな社会人と言えるでしょうか。

少なくとも私はそんな人は尊敬できないし、する必要もないと思います。

残念ながら、年功序列で上からの評価で人事が決まる企業では、

そういう残念な人が上にいるケースが多々あります。

とはいえ上司なのでこちらが軽視することも難しいでしょうから、

極力、関わらないで済むように振舞いましょう。

 

私は、そういった上司を飛び越えて、さらに上の上司を味方につけて報告・連絡・相談するようにしています。

こういった世渡りというか、社内政治というのも、やりたくはないですが、少しでもストレスを減らして働くには必要ですね。

 

年下の社長も増えてきたなあ

仕事柄、けっこう社長さんと直接話す機会が多いですが、

30歳を過ぎると、自分より若い社長もちらほら出てきました。

彼らの多くは一見おとなしいのに行動力と発想力が素晴らしく、時流にも上手く乗っているなあと感心しています。

 

が、私の上司と同伴すると、こちらの上司が相手をやや見下した発言をするのが非常に恥ずかしいです。

若い起業家の思考が理解できず、「そんなの大したビジネスじゃないだろ」的な思考が表れています。

後でこっそり謝っているのですが、なかなか大変なものです。

 

新社会人の方にもタイトルの事を心がけて欲しいですし、

中堅となりつつある自分への自戒の言葉としたいですね。

〝こんな記事もあります〞