今度、和歌山に行く予定の私です。
なぜ和歌山県に行きたいかと言えば、47都道府県を全部踏破する計画のうち、和歌山・山口・島根が残ったため。
山口と島根はセットで行くとして、和歌山は単独で行ってみることにしました。
計画のための消化という意味ではなく、行ったことがない場所にはとりあえず行ってみたいですしね。
しかしそうは言っても、和歌山と言えば「陸の孤島」とも揶揄される場所。
我々、千葉県民にとって、京都・大阪・奈良は修学旅行の定番ですが、半島である和歌山県に訪れる機会はあまりないので、よく知りません。
私が知っている和歌山の観光地といえば、熊野古道、白浜、パンダのいるアドベンチャーワールド?
昔、桃鉄では「新宮」が目的地だったような?
食べ物やご当地グルメは何かあったっけ?
和歌山県PRキャラクターの「きいちゃん」はどのくらい浸透しているの?(私は知らない)
そんな程度の和歌山知識です。
しかし、千葉県と和歌山には歴史的なつながりがあるのは知っておりました。
今回の旅では、その辺りも自分の目で確かめられたらなあと思っています。
和歌山と千葉、あまりピンとこないかもしれませんが、意外なつながりがありますので紹介していきます。
<目次>
千葉の醤油づくりは紀州・和歌山から伝播
千葉県の有名な産業に「醤油産業」があります。ソイソースですね。
千葉県の一番東の端っこである銚子市には「ヤマサ醤油」「ヒゲタ醤油」があり、北西の端っこの野田市には「キッコーマン」があります。
野田の駅に降り立つと、本当に醤油の匂いがするんですよね。
この醤油づくりは、実は江戸時代に紀州・和歌山の人から伝わったものです。
元々、醤油作りは紀州・和歌山で生まれたものでした。
太平洋を日本に沿って流れる海流「黒潮」に乗り、はしゃいで千葉にやってきた紀州の人たち。
銚子にたどり着いたとき、「ここで醤油を作れば、利根川を使って江戸にも運べる」ということで、漁業と共に醤油作りの拠点づくりが出来上がりました。
常に吹いていた潮風と、暖流である黒潮の温暖な気候が醤油作りにも良かったのでしょう。
それ以前に銚子に住んでいた人々は、どちらかというと農業が中心だったそうです。
実際に、「JR銚子駅」が銚子市の中央辺りに位置していますが、そこより西側は農業地域ばかりです。
紀州人たちによって漁業と醤油製造業がもたらされた結果、2017年まで「7年連続漁獲量日本一」となっています。
ありがとう、和歌山人。千葉県民的にはお礼を言いたい。
実際に銚子のヤマサ醤油の工場見学などをすると、この辺りの歴史も教えてくれます。
ちなみに銚子電鉄の仲ノ町駅からすぐのところにヤマサ醤油工場があります。
他にもある和歌山とのつながり
他にも、和歌山県と千葉県のつながりを示すのが「地名」です。
例えば、「勝浦」という地名が、千葉県勝浦市と和歌山県那智勝浦町にあります。
他にも、旧・白浜町(現在は南房総市)と、和歌山県の白浜町。
こんな風に、元々は紀州の「勝浦」や「白浜」に住んでいた人々が、千葉県に訪れて、集落を形成する際に、自分たちの地元の名前を使ったとされています。
ちなみに、徳島県と千葉県のつながりもあり、徳島県には勝浦町がありますし、阿波踊りの「阿波(あわ)」と、千葉県の「安房(あわ)」という地名もリンクしています。
「千葉県勝浦市」では、今年の市制60周年記念事業で、「和歌山那智勝浦町」と「徳島県勝浦町」の特産品販売をする予定で、仲も良いようです。
<公式HP>
余談ですが、「鴨川」と言われると千葉県鴨川市が先に浮かびますが、全国ニュース等では「京都の鴨川」のことを指すことがほとんどで、たまに勘違いをします。
あぁいつか川床にも行きたいな(京都の方)。
それで結局、和歌山には何があるの?
和歌山県と千葉県の歴史について簡単に書いてきましたが、今の和歌山県には何があるのでしょうか?
上野動物公園で大ブーム中のパンダを見に「アドベンチャーランド」に行くというのもありですが、大人1枚4500円もするそうです。
上野動物園が600円というのに比べると、けっこう高い。
そこまでしてパンダに興味はないしなあ…
もちろん他のアトラクションもありますが主にファミリー向けで、ひとり旅には関係のないものであります。
和歌山観光は、自然・景勝がメインになりそうですね。
上で話題にした、白浜や勝浦にはぜひ行ってみたいですが、
海岸線の千畳敷やら絶壁やらを見ればいいのかな。
和歌山県のHPだと「水の国、わかやま。」というキャッチフレーズのようです。
<県のHP>
他には、和歌山の食べ物は何が有名なんでしょうか?
県のHPやその他ネットで調べてみても、いまいちピンとくるものがありません。
「紀州梅」は有名ですが、梅じゃあメインの食べ物って感じじゃないしなあ…
サポートメンバーとしては、非常に強力なんですけどね。
やはり和歌山県は陸の孤島か?
そしてやはり交通アクセスは時間がかかります。陸の孤島と言われるだけのことはあります。
新幹線でも、新大阪辺りまでは出ないといけませんし、そこから南下するので時間もお値段もそこそこ。
時間はどうしようもないとして、今回はお金を節約しようと「関西国際空港」から南下する作戦に出ました。
LCCだと成田~関空で5,000円からあるので、高速バスと同程度の値段で行けます。
しかし、関空から「和歌山市」はすぐ近くですが、和歌山県南部の「白浜町」は、関空から電車で3~5時間かかる模様。
地図上で「関空なんてほぼ和歌山県だろ」と思ってきちんと調べなかった私も悪いんですが、これはなかなかの悪アクセスっぷり…
おとなしく「南紀白浜空港」を使えばいいのかもしれませんが、便数がそんなに多いわけでもなく、お金も倍近くかかってしまう…
千葉県も同じですが、「半島」というのは非常に厄介ですね。
私も仕事で関わるまで知りませんでしたが、国土交通省が「半島振興法」という法律を制定しているくらい、半島は移動の面で不利です。
(半島は基本的に通り道にならず、目的地にならない限り、人が訪れないため)
そして和歌山県はけっこう広いですね。
高野山は奈良県とセットにした方がいいとか、那智勝浦町は三重県とセットにした方がいいとか、他県との抱き合わせが良いような気もしています。
とりあえず楽しみにしてみよう
ちょっとマイナス気味に書いてしまいましたが、知らないところに行くのは楽しみです。
結果としてそんなに大したこともなく、食事がチェーン店で済まされたとしても。
滞在時間は1日半くらいでさほど長くもないですが、回れるだけ回ってみて、
和歌山情報を仕入れてきたいと思います。
もちろん、オススメ情報は引き続きお待ちしております。
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GWは節約に徹することにして、別日に初の和歌山県を旅行することにしました。
— GO@ひとり旅・読書・ブログ (@GK_GK21) 2018年5月3日
とりあえず高野山と白浜辺りは行けるかな。その辺でお勧めスポットかご当地グルメがあれば教えてください😗#ひとり旅 #和歌山
(後日追記)実際の和歌山旅行記
実際の和歌山旅行記を何本か書きました。
日本三大居酒屋、素敵な夕日と砂浜、エビとカニ、豪雨、コンタクトレンズ事件など、トラブルもありましたが良い旅になったと思っています。