今日は南房総市にふらっと旅に出ていました。
千葉県の最南端です。
そこで魚を食べた(だけ)の話。
<目次>
漁協直営の「おさかな倶楽部」へ
水に囲まれた千葉県の中でも、やはり魚が美味しいのは漁港周辺。
岩井富浦漁業組合が直営する、「おさかな倶楽部」という食事処へ行ってきました。
場所は、高速道路の行き止まり「富浦IC」から車で5分ほど。
電車では「富浦駅」が最寄ですが、徒歩では30分くらいかかります。
また、奥まった場所にあるため、看板はあるもののナビ等がないと難しいかもしれません。
平日の昼間、漁港に隣接している所にも関わらず、結構な台数の車が停まっていました(写真だと少ないけど)。
知らないおさかな
早速店内に入ってみると、知らない魚の紹介文が。
エンザラ?
「黒むつ」は聞いたことがありましたが、非常にお高いそうですね。
メニューが豊富!限定1食ものも。
メニューはすべてブラックボードに書かれています。
その日の水揚げによって、変わってくるそうです。
黄色い札が貼られているのは、既に「売り切れ」になったもの。
中には限定1食のものも。4つのうち2つは残っていましたが、
×:真鯛の姿煮定食
〇:ワニゴチ唐揚げ定食(ワニゴチ?)
×:カサゴ唐揚げ定食
〇:テンス姿煮定食(テンス?)
ワニゴチとテンスがよく分からなかったので避けてみました。
まんぷく定食のまんぷくっぷり
周りの声を聞いてみると、
「まんぷく定食4つですね!」
「まんぷく定食お待たせしました!」
という声が多く聞かれたので、頼んでみることにしました。
で、来たのがこの量です(画像が縦ですみませぬ)。
名前に偽りなしの量でした。
刺身・フライ・煮つけが乗って1,500円(税抜)。
あくまで気のせいだと思いますが、確かに来店客の多くがやや太めな気がしました。
(さらに余談ですが、先日のコストコでも同じ印象を受けました)
特に刺身がかなーり美味しかったです。
相当新鮮なんだろうなという味の濃さ。
ワサビは通常、生臭さを消すためのものですが、新鮮なせいかワサビが無い方が美味しく感じられました。
厚さも1cm近くのカンパチなどは、これまで食べた刺身でもトップクラスでした。
ちなみに11時~15時が営業時間ですが、売り切れ次第終了です。
また、休日はほぼ行列ができるほど混むということですので、早めに行った方がいいかもしれませんね。
道の駅とみうら枇杷倶楽部へ
まんぷくになって、どすこい感も出てきたところで、
道の駅とみうら枇杷倶楽部へ。
この道の駅は、かつて「全国道の駅グランプリ」で全国1位に選ばれた、その道では有名な道の駅です。
道の駅のフリーペーパー「ルートプレス21」でも度々取り上げられています。
ちなみに、そのときの審査委員長の言葉が、褒めてるのか褒めてないのかよく分からないので載せておきます。
まあ親しみやすさが最大の選考ポイントってことなんですかね。
行ってみると、駅はとても小さく、看板などはほとんどスタッフの手作りで小さくて、見えないということもあるほどなのですが、なぜ、ここが最優賞か。評価した点は3つある。
一つは「道の駅」とそうでない部分がはっきりしている。最近「道の駅」と物産センターが一緒になっていて何処までが公的施設なのかが良く分からない所が増えてきている。富浦の道の駅は、「道の駅」はここまでだが、民間の皆さんも一緒にやるならば周りに来てくださいというふうにして、いろいろな施設があるが、その違いをはっきりと明示しているという点が非常に良かった。
二つ目は、平成5年の第1回目の道の駅指定の駅で、小さくて古くて粗末。決して豪華な施設ではない。しかし、コーヒールームがあるが、リビングルームのように気安い。椅子も古いがやわらかく居心地がいい。そこに地域の織物やうちわのコーナーもあって、大変暖かく迎えてくれる。この暖かさと気安さを非常に評価した。
三つ目は、「とみうら」という駅は地域の捨石だということを明確に言っている。この「道の駅」が主役ではなく、その裏に富浦地区全体があり、地域の皆さんの産業や心構えが元気になってくれれば、儲かってくれれば「道の駅」は捨石でもいいという精神は、公的な施設として構えている以上大切だと思う。そのことを明確に打ち出されていたという点も評価できた。
房総の突端にあたる温暖な土地柄で、お花もたくさんあり、花に囲まれた小さくてやさしい「道の駅」。原点に返って、ひとつのモデルが生きている。そして「とみうら」は次々と新しいアイデアを出している。つまり「道の駅」はできたままの状態ではなく、日々進歩していくものだという精神がある。そこを評価の対象とした。
(審査評はコンテスト会場で速記したもので、文責は枇杷倶楽部にあります。)
※上記は、公式ホームページから引用させてもらいました。
びわグッズとけろグッズ
枇杷(びわ)はどれくらいメジャーな食べ物なんでしょうか?
我々千葉県民としては身近な果物ですが、それでも高いものは高いので、食べたことのない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私もそんなに食べる機会はありません。
枇杷倶楽部という名の通り、ものすごい種類のびわ関連商品が売られています。
ゼリーやジャム、またはびわの実そのものなど、食べ物が中心ですが、びわの香りの石鹸や消臭スプレーなども売られていました。
ちなみにびわの実は、高いものでは1個500円は軽く超えてくるので、なかなか手が出せません。
特に南房総のびわは、皇室献上用にも使われるほどなので、見た目も含めて品質が高いとされています。
加工品なら、比較的安く買えるんですけどね。
そして、なぜかカエルグッズがかなり充実していました。
カエル好きとしては、何体か買って帰れたのが良かったのですが、南房総市の道の駅で果たして買うべきものだったのかは分かりません。
枇杷倶楽部その他
その他、枇杷倶楽部について。
びわソフトクリームとびわジュースで迷ったのですが、喉が渇いていたのでジュースをゴクリ。
花で有名な地域ということもあって、花壇もきちんと手入れされていました。
道の駅の裏側には小川が流れており、オープンテラスでのんびりすることもできます。
どちらも小さいとはいえ、山と川が見られる景色&青空というのはいいですね。
なお、道の駅によくある「野菜」等があまり売られていませんが、すぐ隣に「お百姓市場」という店がありました。
ただ、電気がついておらず、店員さんと客らしき人影もあるものの、正直入りづらい雰囲気でした。
道の駅とみうら枇杷倶楽部は、富浦ICから5分程度で行けます。
JR富浦駅からは歩いて10分ほどなので、歩くこともできます。
また、高速バスが充実していました。
千葉方面、東京駅方面、新宿方面、横浜方面と、都心に一本で行けるバスも一日に何便も出ています。
みなさんも千葉県にお越しの際は行ってみてくださいね。