最近は、「透明ドリンク」が増えてますね。
元祖は、サントリーの贅沢ミルクティーでしたっけ?
私としては、存在価値がやや懐疑的な透明シリーズ。
まずは飲んでみましょう。
今回は、
①コカ・コーラクリア(透明コーラ)
②プレミアムモーニングティー白桃(透明紅茶)
③オールフリー オールタイム(透明ノンアルビール)
の3本でお送りします。
<目次>
①コカ・コーラクリア
まずはコカ・コーラクリアから。
スーパーで100円くらいで売っていました。右側のやつ。
栄養成分表示をみると、カロリー、たんぱく質、脂質、炭水化物、食塩相当量の全てがゼロ。
原材料は、レモン果汁/炭酸、香料、酸味料、甘味料、カフェインとなっています。
気になる透明コカ・コーラの味は?
気になる味ですが、普通のコーラを再現できているように思います。
ペットボトルで飲むコカ・コーラ自体が久々だったせいもありますが、
色を見ないで飲んでも、普通のコーラだと感じることでしょう。
②プレミアムモーニングティ―(白桃)
続いては、透明な紅茶です。左側のやつ。
コカ・コーラクリアと同じく、成分を紹介します。
エネルギー:21kcal
たんぱく質・脂質:0g
炭水化物:5.2g
食塩相当量:0.07g
カフェイン:13mg
(いずれも100mlあたり)
と、こちらはカロリーも全部で100kcal以上、炭水化物やカフェインなども含まれています。
原材料は、以下の通り。
ナチュラルミネラルウォーター、糖類、紅茶、もも果汁、食塩、ミントエキス
紅茶よりも、ミネラルウォーター部分が多いようです。
果汁が0.1%ということですが、果たして味を感じるのでしょうか?
気になる透明紅茶の味は?
次に味について。
まず、ペットボトルの蓋を開けると、桃の香りがけっこう強いです。
しかし、飲んでみると味は控えめで、香りもそこまで強くありません。
甘くない桃のジュースを飲んでいるような気分です。
飲む前は、甘すぎる桃の飲み物(ネクター系)が好きではないので貶すことになるかなと思っていましたが、案外美味しいです。
550mlはちょっと多いですけどね。
ちなみに、レモンとミルクも売られています。
③オールフリーオールタイム
最後はオールフリーオールタイム。
つまりはノンアルコールビールの透明版です。
今はコンビニ限定らしく、147円で売られていました。
陳列場所はコンビニによって異なり、酒と同じだったり、清涼飲料水と同じだったりするようです。
まず、品名は「炭酸飲料」となっています。
原材料名を羅列すると、麦芽/炭酸、香料、酸味料、酸化防止剤、苦味料、甘味料となっています。
成分は、コカ・コーラクリア同様にすべてゼロ。
ちなみにプリン体もゼロのようです。
気になる透明ビールの味は?
気になる味ですが、まずペットボトルを開けるとビールの匂いがします。
そこまではまだいいのですが、味は正直イマイチ…
匂いがものすごく強い割に味が薄いせいか、どれだけ飲んでも違和感があります。
私の貧乏舌と文章力で的確な表現は難しいですが、結論は「美味くない」です。
透明ドリンクについて思うこと
もともと、これら透明シリーズが生まれた背景には、「職場での飲みやすさ」ということがあるようです。
お茶、水、コーヒー以外を職場で飲むと白い目で見られる場合があるとか。
まあ怖い。
コーヒーがOKで紅茶が駄目という理由もよく分かりませんが、ずいぶん融通が利かない職場があったものです。
元・銀行員的には、そういう職場もあるだろうということは想像つきますが…
コカ・コーラについても、お客さんに相対する窓口・小売店以外であれば、全く問題ないと思いますけどね。
炭酸は脳を活性化するという説もありますし、糖分やカフェインで目を覚ます人もいるでしょう。
透明ビールについて思うこと
しかし、透明ビール。お前は違う気がする。
基本的に酒を飲まないですし、まず「ノンアルコールビール」自体の存在価値が分かりません。
雰囲気だけでもビールを飲みたいという欲求が、私には「理解」はできても「納得」できません。
まあビールの味が好きではないというのが大きいですが…
さらに輪をかけて、それを透明にしてまで飲みたいものでしょうか?
頭が固いと言われるかもしれませんが、感情的な話を。
例えば職場の同僚が仕事中に透明ビールを飲んでいたとしたら、相当引くと思います。
そうまでしてビール(っぽいもの)を飲みたいのか?と。
タバコ休憩が多い=欲求を抑えられない人と考えていますが、それと同程度にはひきますね。
公式HPの誕生秘話にある通り、いろいろなご苦労を乗り越えた点は敬意を払いますが。
「無糖炭酸水市場」を目指したとのことです。
その中で言えば、個人的にはウィルキンソン・ドライがベストな感じがします。
透明ドリンクは普及するのか?
というわけで、透明ドリンクをいくつか飲んでみました。
ネット記事を読むと、水と間違えて買う高齢者が多いとか。水だと思って開けたらビックリするでしょうね。
もっと問題なのは、水と間違えた結果、アレルギー成分(乳など)が含まれる場合があるとか。それも怖いですね。
あくまで個人の意見ですが、透明シリーズはいらなくない?という結論に至りました。
というか、元々そういう結論だろうと思っていましたが、安いのに飲まずに批判は良くないと思い、飲んでみて改めて実感。
色付きの方が、どうしても美味しい気がする。
今後は、むしろ「めちゃくちゃ毒々しいけど無害」シリーズを期待します。
そんなものが売られると、子どもが本物の毒と区別つかなくなるからやっぱ駄目かしら。
本物の毒って売ってたっけ?