※2018.7.11クリアしました※
「殺戮の天使」ですって。まあこわい。物騒なタイトルですね。
ジャンルで言えば、サイコホラーアドベンチャーだそうです。まあこわい。
この手のゲームをあまりやったことがありません。
といっても、怖いからやらないのではなく、たいていこういうのは後味が悪い&ゲーム性が乏しいのでやらずにいました。
まあ食わず嫌いも良くなかろうと、ものは試しに。
ちなみに、Switchだと1500円ですが、
スマホ(iPhone,Android)なら480円、PC版は無料らしいです。
先に言ってよ…
<目次>
- 制作会社はBaka?
- 謎の空間を探索開始
- デスゲームのはじまり
- まずはB6階へ
- このゲームのルールもちらほら
- 謎を解いて次のフロアへ
- 殺人鬼を振り切ってB5フロアへ
- 殺人鬼と少女の冒険
- ここまでの感想
- 追記:クリア後の感想(ネタバレあり)
- 公式ホームページ系へはこちらから
- 過去のSwitchゲーム紹介記事はこちら
なお、序盤のネタバレは含みます。
※追記:クリアしたので感想を追記しました。
制作会社はBaka?
起動したら、いきなりBakaと出てきました。
バカで読み間違ってたらごめんなさい。
※調べたら「バカー」という会社のようです。
そしてタイトル画面。血文字で書かれたかのような物騒なフォントと選択。
もちろん、New Gameでスタート。
謎の個室に、ひとりの金髪少女が座っているシーンから始まります。
少女も今目覚めたかのように、自分の状況が把握できていません。
病院の診察室に来ていた記憶はあるようですが…
ここでいきなりのカットイン。
主人公はレイ。本名、レイチェル・ガードナーちゃん13歳。
ずいぶん細い上に、さらに縞模様による錯覚で長く見せる、るろ剣で言う般若スタイル。
いきなり操作開始です。
上下左右移動と、調べるボタン、メニューボタンくらいです。
謎の空間を探索開始
部屋にいても仕方ないので、外に出ていきます。
基本的には、気になるものを調べる&道具を使うのみのようです。
壁の落書きには、意味深なことが書かれています。
ちなみに、レイの年齢は13歳だそうです。
デスゲームのはじまり
行く先はカギがかかっていて、進むことができません。
コンピューターを調べると、「プレイスタート用」というカードキーが貰えます。
自分でドアの前で、アイテム選択⇒カードキーを使うを選ばなくてはいけないらしい。
個人的には、必要なアイテムを持っていたら自動で使って欲しい…
先に進むと、いやーなことを言われます。
最下層にいるレイが、「いけにえとなりました」とのこと。
そして、「ここから先はプレイエリア」。
誰が「プレイ」しているのでしょうか?
まずはB6階へ
エレベーターは昇りのみ、そして一つ上がったら止まりました。
そしてたどり着いたのはFloor B6、地下6階。
建物の中のはずですが、路地が再現されています。
そして壁に貼られた新聞記事には、「連続殺人」の記事が…
新聞記事だけでなく、随所に赤黒い何かが飛び散っています。
探索を続けると、けがをした小鳥を助けることに。スナック菓子で釣る。
アイテムとして小鳥をゲット。
しかし、小鳥に導かれていくと、急に男が登場。
新聞記事に出ていた「殺人鬼」です。
哀れ、真っ二つにされる小鳥…
そしていきなりカウントダウンが始まり、3秒以内に逃げることに。
追いつかれると、あっさり殺害されて、
即、ゲームオーバー。なんてこったい。
そしてタイトルに戻されるので注意。
しかし、追っかけられる直前にセーブ画面が勝手に起動するので、セーブしておけばそこから再開できます。
また、セーブは会話・イベント中以外はいつでもできるようです。
ダッシュで逃げ切り、箱の中に隠れてやり過ごします。
真っ二つになった小鳥を拾い上げます。
優しい反面、普通は真っ二つの小鳥を拾えますかねえ。
アイテムとして獲得される小鳥。
さらに、埋める直前に縫い直してあげる優しさ。
優しさなんでしょうか?
このゲームのルールもちらほら
落書きを調べると、このゲーム全体のルールが示唆されています。
ここから推察するに、
- 選ばれた「いけにえ」は一番下の階層からスタート
- 1階ごとに、殺人鬼的なサイコキャラが居座っている
- そいつをかわして(逆に殺すもあり?)上に上がっていけばOK
- 殺人鬼側にもルールがあり、それは原則守られる
こんな感じのルール設定がされているように思われます。
謎を解いて次のフロアへ
殺人鬼から逃げる以外は、特に時間制限等もないため、のんびりやっていれば問題ありません。
謎解きと書きましたが、謎と言えるほどのものも今のところありません。
ただ、鍵を見つけたあとのドアが無いじゃんとしばらく探しました。
この目の前のがドアとは思いませんでした。
調べられるものと、単なるオブジェクトの区別はつきにくいです。
最後の最後に殺人鬼再び。
またダッシュで逃げますが、かなり余裕でした。
殺人鬼を振り切ってB5フロアへ
エレベーターは1つしか上がらず、B5フロアに進みます。
また打って変わって違った雰囲気の中。どうやら病院のようです。
今度はすぐに人が出てきました。
どうやら、レイのかかりつけのダニー先生のようです。
また、レイが診察を受けていた理由は、「人が死ぬところを目の前でみた」ことだそうです。
また、ダニー先生は暢気に「ゲームみたい」などと話しています。
しかし、ちょいちょいサイコっぷりを発揮するダニー先生。
また、このゲームのルールも知っているようです。
さらに分かりやすいフラグを立てていきます。
あぁ絶対に目を奪おうとしてくるわ…
きっと患者さんの悲痛な叫びも無視されてきたのでしょう。
徐々に核心に迫ってくるダニー先生。
来たか…
と思うと、また普通に戻るダニー先生。
(もう分かり切ってるので、そろそろ襲ってくれませんかね)
義眼を取ってきてくれという先生。
謎解きっぽいことも言われますが、全く必要ありませんでした。
3択で、赤・緑・青の義眼が置かれていました。
しかもアレキサンドライト=緑だ!と思って緑を持っていったら不正解。
しかも3つ持って行っても自分がカギを持っているというオチ。
これはひどい。
義眼を持ってこいってのもよく分かりませんが、義眼をコレクションしているのもよく分かりませんね。
何となく卑猥なイメージもありますが、義眼を着けるところは見せたくないようです。
お隣で待機。さっさと逃げたいところですが…
鍵がかかっていたので、たまたま拾ったバールで開けていきます。
しかし、ダニー先生に後ろを取られてしまいました。
ここで歪んだ望みを吐露する先生。
分かりやすくサイコっぷりを出してきました。
お気に入りの義眼は、眼球がなぜか2個入りだそうで。
手術台に捉えられるレイ。
両親との再会を願うレイ。
しかし予想通り…
お亡くなりのようですね…
そして、精神が乱れてしまったレイ。
画面も乱れておりました。
しかし、突如、B6にいた殺人鬼「ザック」が乱入。
ダニーに斬りかかりました。
しかし、心が壊れてしまったレイには興味を持たないザック。
ザックはルールを破って上階に上がってきたので、「裏切り者」になります。
殺人鬼と少女の冒険
精神崩壊気味なレイは、このデスゲームからの脱出を狙うザックに「殺して」と頼みます。
しかし、ザックは死んだ目をしたレイを殺したがりません。
逆に、一緒に脱出できたら殺してやると約束します。
ここで、奇妙な連携ができあがり、パーティにザックが加わります。
本名はアイザック・フォスターさん。20歳前後とのこと。
上半身は火傷により、包帯グルグル。志々雄真実的な。
B4に上がり、二人の冒険は続く…
ここまでの感想
謎解きというよりは、ストーリーを楽しむものですね。
ネタバレではなく推測ですが、たぶんレイは人を殺していますね。
そして、それが自分の両親なのかもしれません。
というように次々と死に、やたらと血が流れるゲームなのでしょう。
ホラーというよりサイコなので、残虐ではあっても恐怖はないのかな。
それがSwitchのゲーム層と合っているのか分かりません。
「ゲーム性」を考えると、正直なところイマイチです。
分岐があるのかまだ分かりませんが、特に選択肢もなく、謎解きとは言えないような、調べて回る作業が中心。
また、途中でも書いたように、グラフィックがしょぼいので分かりづらい…
ドット絵は嫌いではないんですが、さすがに分かりにくいなあと思うものも。
人物も、いっそ萌え系でもいいからもう少し綺麗な方が良かったかなあ。
ゲームとしてより、ライトノベル・小説として認識した方がいいかもしれません。
ですので、ストーリーがどれだけ素晴らしいかが、作品の魅力につながるでしょう。(今のところは未知数)
ただサイコキャラを並べて残虐描写が続く、というだけの、薄っぺらいものでないことを期待しています。
なんとこの殺戮の天使は、英語・中国語・韓国語版も出ているそうで、その期待感もあって買ったということもあります。
とはいえ、何より無料ダウンロードできるものを買ってしまっているため、必ず最後までやり遂げようと思います。
追記:クリア後の感想(ネタバレあり)
その後、クリアいたしましたので感想を。
トータルタイムは5時間ちょうどくらい。一部、死に戻りがあったのですが、誤差の範囲だと思います。
さて、内容について。
まあ予想通り、レイちゃんが殺人鬼でしたね。
感想としては、良くも書こうと思えば書けるのですが、ゲーム=エンターテイメントという考えで率直に述べたいと思います。
ちょいプレイした時にも「ゲームというよりラノベ」と書きましたが、最後までその通りでした。
「神とは何か?人間とは何か?」というテーマにしたかったのか?
レイの生い立ちをふまえ、ストーリーを振り返ると…
- 生まれる
- 両親が不仲となり、父はアル中・母は精神病で、暴力が日常茶飯事
- 自分の思い通りになる存在がないため、小動物を殺すことで「自分のもの」にする
- 自分のものにするため、死体を糸と針で縫って整える
- そんなレイが原因で両親の喧嘩がエスカレートし、父が母を殺す場面を見てしまう
- 自分にも襲い来る父を、母が隠し持っていた拳銃で殺す
- 父と母の死体を縫い合わせ、理想の優しい家族像を物理的に作り出す
- ここで施設に入れられ、ダニー先生に惚れこまれる
- 以後、殺人鬼としてビルの中で殺人を繰り返す
- 聖書に出会うことで、自分が穢れた存在だと知り、神にすがるように
- 自分を殺してくれると神に誓ったザックを「私の神」とする
- ザックがただの人間と知ったが、それでも殺される約束をしなおす
- 神と人間ではなく、人間と人間の約束を交わし、神の支配から逃れる
- 外に出たところで、自分は更生施設へ、ザックはつかまり死刑へ
- 脱獄して更生施設に迎えにきたザックに「私を殺して」と頼んでEND
ざっとこんな感じですかね。
ゲームのスタート時点は、10と11の間くらいでしょうか。
敢えて学びを得たとするならば、
「人間はあいまいで矛盾して狂気ともなるが、それでも人は人でしかない」ということですかね。
気づけば登場人物が殺人者しかほぼいないので、感情移入とは程遠いかなあ。
グラフィックがドット絵過ぎてモノが判別しづらいのと、
攻撃などの演出が「赤く画面が光る」となっており、かつそれが攻撃したのか、攻撃未遂なのかもよく分からないというのがちょっとストレス。
音量もいきなり大きくなる場面も多かったですしね。
つまらないとまではいいませんが、元々フリーゲームだったことを考えると、
フリーでやればもう少し満足度も高かったかなというのが率直な感想です。
公式ホームページ系へはこちらから
殺戮の天使の公式サイトはこちら。
ダウンロードもこちらからできます。
また、アニメについても公式リンクを貼っておきます。
先ほど書いたように、ゲームというよりノベル的要素が強そうなので、ゲームでやるよりアニメで見た方がいいのかもしれません。
絵も綺麗になってますしね。私も第1話は観てみようかな。
過去のSwitchゲーム紹介記事はこちら
こちらも見てね。