7月7日は七夕。
(他には、浴衣の日、冷やし中華の日、ドリカムの日などだそうです)
街を歩けば、いろんなところで笹の葉がさらさらしていますね。
さておき、七夕について改めて思うこと。
<目次>
七夕とは(諸説あります)
七夕と言えば、織姫と彦星が年に1回、天の川を越えて逢える日として有名ですが、そのルーツは中国。
織姫は機織り職人、彦星は農業の象徴です。
語源は「棚機=たなばた(織機のこと)」だそうで、その後に7月7日を「七夕」と表現するようになったとか。
機織りの名人である織姫にあやかって、機織りが上手くなることを願ったのが、現在の短冊に願い事を込めることにつながったようです。
日本に伝わったのは平安時代で、その頃は宮中行事としてであって、一般には普及せず。
広く普及したのは江戸時代に入ってからのようです。
星に願いを
「星に願いを」というフレーズは古来から伝われてますし、J-POPでも頻出単語ですね。
↑で七夕の由来で紹介したように、元々は女子の習い事の上達を祈ることがメインでした。
そのため、「お金持ちになりたい」などの夢というよりは、「〇〇が上達したい」という方が(健全なうえに、)主旨に合うのかもしれませんね。
七夕を若者含めて盛り上げるには?
ここからは完全に主観です。
七夕祭りと言っても、相当盛大なものはさておき、あまりお金を生み出すものは少ないと思います。
願い事を書いて吊るそう、みたいな。
また、基本的には家族向けのイベントという認識も根強いと思います。
すなわち、若者が入ってくる余地が乏しいのではないでしょうか?
若者にウケる(「金を使わせる」は言い過ぎか)イベントの多くは、「色恋沙汰」が一番で、二番目に「食べ物があること」だと思います。
バレンタインデーしかり、クリスマスしかり。
では、こういった視点で七夕を見てみましょう。
食べ物がない!
七夕の問題点の一つは、七夕らしい食べ物がないこと。
七夕の日はこれを食べよう、みたいなのがありましたっけ?
笹食うわけにもいかないですしね。
一部では「そうめん」を食べることが七夕らしい食事とされているようですが、そうめんって外で食べる機会も少ないですよね。
恋愛が遠距離恋愛であること
そして恋愛要素があるものの、遠距離恋愛というのも一つのハードルな気がします。
そもそも、遠距離恋愛ってどれくらいの遠さ?何割くらいが経験してるの?と思って調べたら、(弱いソースですが)出てきました。
中を見ると、10~60歳代1,500人弱のうち、77%の人が遠距離恋愛を経験済みだそうです。
60代の遠距離恋愛は、高速道路や飛行機網が発達した現代より、近そうなイメージがありますが…
いずれにしても、思った以上の遠距離恋愛の経験率でした。
ただ、遠距離恋愛関係を維持するのは難しいようですね。
こうしたことが、結局は、「年に一度だけ恋人同士が会える日」という、一見ロマンチックながらもあまり興味を惹かない理由のひとつになっているのではないでしょうか。
バレンタインやクリスマスなどのダイレクトに相手に気持ちを伝えるイベントもある中では、やはり地味になりがち。
もっと言えば、7月7日は梅雨明けしていないケースもあって、織姫&彦星もちゃんと会えてないんですよね。
天の川なんて、人生で数えるほどしか見たことないしなあ。
私が願うこと
いまさら上達したい技術もないので、お金持ちになれますように。
そして、こんなことを願う駄目な大人が、これ以上増えませんように。