~前回までのあらすじ~
星野リゾート青森屋に泊まって、ねぷたで目、三味線で耳を楽しむ。
前回の記事では、屋内施設について書きましたが、今回は屋外施設(公園)を中心に書きます。
というのも、星野リゾート青森屋はかなり広大な敷地を持っており、歩き回るだけで小一時間かかってしまうからです。
看板を直撮りなので分かりにくいですが、池の大きさが伝わるでしょうか。
「西大門」から出発
フロントから外に出て1分ほど歩くと、「西大門」という大きな門がそびえ立っています。
ここを抜けると大きな池があり、その周りを散策することができます。
反時計回りに進むとすぐに「あおもり藍テラス」というくつろぎスペースがあります。
青森の藍染め技術を用いた垂れ幕がかかり、爽やかなスペースです。
カップル向きですね。
池と竜神と古代壁画
池はけっこう大きいため、一周歩くのに15分は軽くかかります。
池の向こうにぼんやり見えるのが、「浮見堂」という施設。
後で近づいた写真が出てきます。
謎の竜神像。竜「神」なのかもわかりません。
鐘撞堂という、鐘がつける施設も。迷惑なのでやりませんでしたが。
池に浮かぶ岩にも、謎のイラストが彫られています。
何かメッセージがあるのだろうか…いや、ないだろう。
焼物とねぷた再び
さらに進んでいくと、「津軽金山焼回廊」という通路があります。
ネットで調べた範囲では「津軽金山焼」は、1985年に生み出された新しい焼き物。
奇しくも私の生まれた年と同じでした。
そんな新時代の焼き物が、提灯的な明かりを生み出しておりました。
続いて夜に浮かぶ金魚ねぷた。
屋内だけでなく、屋外にも並んでいました。
鉄でできた風鈴が下に連なっており、風が吹けば目でねぷた、耳で風鈴が楽しめます。
一つ一つの大きさは、サッカーボールくらいでした。
闇夜に浮かぶ金魚。
謎の浮見堂
浮見堂は雰囲気はありますが、何なのかよく分からない建物でした。
堂の前にはオープンスペースがあり、数百人程度は頑張れば入りそうな広さでした。
設立は平成30年5月と書いてある。
つまり、今年(2018年)の5月にできたもののようです。
結局、何の施設だったんでしょうね?
ポニー
ポニー。ただそれだけ。草食べる。
渋沢栄一との出会い
あの渋沢栄一ですよ、栄一。
石垣の間を通り抜けていくと(ちなみにまだ池の周りを歩いています)、
先ほどの西大門並みの「渋沢大門」という、これまた立派な門がそびえ立ちます。
あまりピンとこず、奥へと進んでみると、何やら銅像が。
これが渋沢栄一氏の像だそうです。
さて、渋沢栄一ですが、皆さんはご存知ですか?
私は正直なところ、何をした人か分かりませんでした。
というわけでWikipediaをみると、近代資本主義の父と呼ばれた方だとか。
最初の国立銀行や、東京証券取引所などの立ち上げにも寄与した人物。
そして江戸時代末期に生まれ、昭和になるまで生きたというだけでも、
漠然とそのすごさが伝わります。
埼玉出身の彼が、星野リゾート青森屋と何の関連があるのかというと、旧・渋沢邸があるからです。
残念ながら入ることはできませんでしたが、西洋建築の中に和風が(あるいは逆)の和洋折衷感が見受けられました。立派じゃのう。
渋沢栄一だけでなく、カエルにも出会った
池の周りを歩いていると、昼夜を問わずカエルの鳴き声と思しき声が聞こえてきます。
周囲を注意深く探してみると、一匹のカエルを発見しました。
道のど真ん中にいましたので、端っこまで逃がしておきました。
夜と朝の様子
敷地内公園は、夕方から夜にかけても散策可能です。
逆に言えば、23~翌5時までは西大門が封鎖されていますのでご注意を。
日が沈み、夜へと変わる瞬間の起こり。
そして夜に。満月はかなり綺麗でございました。
しかし、夜になるとほとんど何も見えません。特に足元にカエルがいても、なかなか気づけないでしょう。
こちらは朝の霧がかった池と浮見堂。ちょっと厳かな感じ?
足湯スペースからも霧を眺める。幻想的といえばそうかもしれない。
公園を回るときの注意点
1.下駄等は履かずに、動きやすい服装を。
結構歩くので大変。特に夜は、足元も暗くて見えないので、履きなれた靴が良さそう。
2.混む時間帯に注意する
混む時間帯があるかも。フロントで尋ねてみるといいかもかも。
人が多いと、せっかくの静かな空間が阻害されます(人がいた方が良いという意見もあろうかと思いますが)
また、朝5時以前と夜23時以降は通行禁止となっています。
3.夜は光源が必須
夜の公園はかなり暗いです。照明もほとんどあってないようなものです。
自分の身を守るだけでなく、人にけがさせないためにも、光源は持ちましょう。 スマホの背面にあるフラッシュ機能でもいいですが、地下のじゃわめぐ広場にて、提灯などが借りられます。
そんな注意点を気にしつつ、是非とも泊まって周ってみてはどうでしょうか。