~前回までのあらすじ~
東北であそぶ・たべる・とまる。ぶるる。
というわけで、中尊寺に行ってきました。
中尊寺と言えば、奥州藤原氏の栄華の証。世界遺産にも登録されています。
そして中尊寺といえば、寺そのものより中尊寺金色堂ですね。
せっかく青森まで行って南下していたので寄ってみました。
車で行くのが便利
中尊寺は岩手県平泉町にあります。
車ならば平泉前沢インターチェンジから5~10分程度でした。
JR平泉駅から歩いても25分程度で行けるようです。
なお、町の駐車場は有料ですが、すぐ近くに無料駐車場が隠れています。
町の駐車場の手前にある十字路を、駐車場とは反対側(川の方)に向かうと、無料駐車場があることを後から知りました。
中尊寺について
中尊寺は850年に比叡山延暦寺の慈覚大師円仁(じかくだいしえんにん)によって開かれました。
その後、奥州藤原氏の初代である藤原清衡によって、12世紀頃に大規模なてこ入れがなされました。
実際には、この奥州藤原氏の工事を持って開山という説もあるとか。
奥州藤原氏は、11世紀に続いた戦乱を憂いて中尊寺を建立したそうです。
また、極楽浄土の表現として、「中尊寺金色堂」を建設し、
奥州藤原氏の非戦の近いとともに極楽浄土信仰が極まったといえます。
まずは月見坂を上る
中尊寺に向かうには、月見坂という坂を上っていきます。
数百メートルの登り坂で、ちょっとだけ疲れるかもしれません。
途中の道は、立派な杉並木が並んでいます。
ここが一旦のゴール。
ここから先は、大きな上り坂はありません。
ずんだスムージー
「ずんだ」というと宮城・仙台の枝豆というイメージが強いですが、岩手もずんだ文化があるようです。
やる気の無い店員さんからずんだスムージーを購入。
元々、ずんだ餅自体が「普通」という私には「普通」に美味しい味でした。
中尊寺に向けて歩いて行く
さて、更に奥へと進んでいきます。
途中、見晴らしの良い場所も。北上川などが見渡せます。
また、複合的に様々な寺社が建てられているので、他のお願い事も可能です。
基本的には平坦なので、特に問題ないでしょう。
中尊寺
月見坂を上り終え、5~10分ほど歩くといよいよ中尊寺です。
門をくぐると、立派な松の木がお出迎え。
そしてこれがザ・中尊寺。ご立派です。
歴史があるけれども、正直なところ他の寺との見た目上の違いはよくわかりません。
目の神様とカエル
こちらは「目」の神様だそうです。
絵馬にも「め」と書かれていますし、旗にも大量の目が描かれています。
そしてここはカエルが有名なのでしょうか。
Google MAPでも、わざわざ「狛蛙」と書かれていました。
きっとこのカエルも目を心配してくれているに違いないけろ。
カエル像の隣には池がありました。カエルがいそうでしたが見つからず。
中尊寺金色堂へ入る
中尊寺金色堂に入るには、中尊寺から少し進んだこちらで入館料800円を払う必要があります。
中尊寺に関する資料等が飾られていますが、残念ながら写真撮影禁止でした。
そしていよいよ中尊寺金色堂。
知らなかったのですが、「覆い堂」と呼ばれるカバーとなる建物に囲まれています。
これが覆い堂の真下あたり。
中には何があるのか全く見えない作りになっています。
これは近年作り直したそうですが、別のところに「旧・覆い堂」が別途残されています。
ここから先は写真撮影禁止なので、感想などを。
基本的な全てが黄金色でできた建物で、大きさは横10mくらいでしょうか。
〇〇堂というから大きなイメージでしたが、実際は結構小さいです。
阿弥陀如来やら地蔵菩薩やら、仏教関連の「お偉いさん」が大量に並んでいます。
(適切な表現を使うのが難しくてすみません)
金だけではなく、夜行貝を使った螺鈿などの技術も使われ、極楽浄土の草花を表現しているようです。
中央には、初代奥州藤原氏の藤原清衡の遺体が安置されているとか。
こちらも撮影禁止ですが、一見の価値はあると思います。
白山能楽堂とおまけ
中尊寺から奥へと進んでいくと、白山神社という神社が見えてきます。
こちらは神社そのものよりも、能楽殿の方が有名なようで。
こちらがその能楽殿。
言われてみると、厳かな雰囲気が漂ってますね。
現役の能楽殿としても使われていて、地元のイベントなどに活用されているそうです。
立派じゃのう。
能楽堂の脇には、干支をそれぞれ祀るものが建てられていました。
子丑寅宇辰巳…
辰ってこんな感じでしたっけ?
これって辰の落とした子じゃないでしょうか?
おまけ:松尾芭蕉氏も来ていたそうです。
わんこそばに挑戦
中尊寺観光は1時間半ほどで終わったので、食事を探しておりました。
その中で駐車場に並ぶ店舗に、「わんこそば」が提供されている店がありましたので挑戦しました。
とりあえず12杯。なめこ、とろろ、ねぎ、わさびなど薬味が充実しています。
といっても、店員さんが勢いよく流し込んでくるのではなく、「手動」です。
実際に横からどんどん入れられても困りますしね。
味としては、まあ普通のそばですかね…
小分けにされているので、毎回違う味付けで食べられるというメリットはあるかも。
そんなわけで、東北三県をぐるっとした旅も終わりです。
お付き合いいただきありがとうございました。