まずはこちらのムービーをご覧ください。
本日(2018年8月17日)公開開始の映画「ペンギン・ハイウェイ」を観てきました。
原作:森見登美彦
ペンギン・ハイウェイとは、「ペンギンが地上に上がった際にいつも辿る同じルート」を意味するそうです。
あらすじ
主人公の「ぼく」ことアオヤマ君は、非常に研究熱心な小学4年生。
素晴らしい大人になるために、日々の研究をノートに記載し続けている。
「ぼく」は日本一ノートを書く小学生を自負し、大人にも知識や研究心で負けないと思っている。
・・・・とここまで書いて思い出しました。
あらすじは過去記事をご覧ください
前に「読書感想」として「ペンギン・ハイウェイ」について内容も含めて書いております。
そちらを参照いただければと思います。読んでけろ。
映画としての感想:原作より映画の方がいいかも
映画としての感想を述べます。
そもそも、原作はアオヤマ君の一人称視点で綴られています。
そのため、アニメになると一人称視点が動きで表現できるため、
ボリュームはグッと減らすことができます。
今回、映画は1時間59分でした。
原作にあった、アオヤマ君がプールで脱がされるシーンや、探査船ペンギン2号などはダイジェストまたはカットされていました。
そのためストーリーが分かりにくい…かと思いきや、そんなこともなく。
たぶん初めて原作を読むよりも、むしろコンパクトにまとまっていて良かったのではないかなと思いました。
また、原作では想像に過ぎなかった、ジャバウォックがどんな見た目かとか、最後のラッシュのような超常現象も、映像化されていると、「あぁなるほどね」とイメージが湧きました。
(ジャバウォックは不思議の国のアリスに出てくるらしいので、知ってる人は知ってるのかも?)
原作は面白かったですが、正直なところイメージが付いていけない部分が多々ありましたので、そこが補完できたのでよかったです。
というわけで、原作を読んだ人も「答え合わせ」しに観に行くのもありかもしれません。
と言っても、原作好きでないと観ても分からないし、そもそも興味が湧かないかも知れませんね。
なお、ちょびっとだけラストの演出も変わってました。
ただの文句
スズキ君の声だけ音量が大きく感じ、やや耳障り。
あとは、アオヤマ君のお父さんが少し棒読みっぽかったなあ。
あと、レイトショーだったので100席中10人くらいしかいませんでしたが、
なぜかおっさんが大量のポップコーンを持って隣の席に座ってきたのが嫌でしたね。
思わず勝手に席移動しました。
おまけ
原作同様、アオヤマ君はおっぱい好きでした。
小4ってそんな歳でしたっけ?
まあ彼は早熟だから、おっぱいの研究に熱心でもおかしくないのかな。
あと、表紙は文庫で出た当時の方が好きだなあ。