社会人になると、「この人は信用できるのか?この人と仕事ができるのか?」と、
人を判断することも多くなると思います。
身だしなみ、目の動き、声のトーン、話す速さ、知識、態度、実績、スキル…
いくつも判断基準はあると思います。
そんな、人を判断する基準について思うこと。
<目次>
小さなお願い事・約束をしてみる
相手が信頼できるかどうか、誠実な人かどうかを判断するのは、
「小さなお願い事・約束をしてみる」ことが一番分かりやすいと思っています。
大したことではないことであっても、
「こちらのために動いてくれるのか?」
「こっちの言ったことを守ってくれるのか?」
といったことで、相手の信頼や、ひいては人間性が分かります。
お願い事は、相手の過度な負担にならないものでなくてはなりません。
さらに、内容についてもコツがあり、その場では完了できないものがいいでしょう。
- 「この資料、明日でいいので、メールでデータ送ってください」
- 「戻られたら御社の〇〇さんにも、この話は伝えておいてください」
- 「来週の〇〇の件、後で結果だけでも教えてください」
そして最後に必ず、「わかりました」と約束を取り付ける必要があります。
本当に簡単なお願いでも、やってくれる人とやってくれない人がいます。
メールで一文打つ、一言電話するだけであっても。
結局は、ささいなことであっても、相手(この場合は私)のことを
「そこまでする相手ではない」もしくは「大した事でもないので忘れた」ということなんでしょうね。
一度聞き入れられなかったといって、「この人は駄目だ」とは判断しませんが、
積み重なっていくにつれて、徐々に信頼は崩れていきますね。
「人を試す」のは良くないと言われるかもしれませんが、こっちはお金がかかってますから仕方ない部分もあります。
身だしなみで人を判断しづらい時代
身だしなみは、基本と言えば基本ですが、あまり判断になりません。
サラリーマン=スーツというのが定番ですが、今時はカジュアルも増えています。
あくまで服装のみが与えるレベルでは、
・スーツ=真面目そう・でも固そう
・カジュアル=チャラそう・でも柔軟そう
というように、どちらも良し悪しがあります。
私は固い職場で、役所の人等も相手にすることが多いですが、最近はお役所の人もポロシャツやチノパンが多いですね。
一昔前だったら、スーツにネクタイ、革靴以外の選択肢は乏しかったでしょう。
今では、別に業種によってTシャツ&ジーパンという人も多数いらっしゃいます。
うちの職場の連中は、そういう相手は警戒するみたいですけどね。
ただ、私自身も古い考えかもしれませんが、シャツで第二ボタン以下が開いていると、ややリラックスし過ぎかなあとも思います。
やたら金アクセサリーがじゃらじゃらしてるのとかもね。
私の身だしなみは「相手に良く思われたい」とは思っておらず、「私、けっこう適当な人間ですよ」ということを正しく相手に伝えたいので、
スーツがピッチリというわけでもないですし、毎日靴を磨くわけでもありません。
詐欺師ほどきっちりとした服装してるともいいますしね。
だから銀行員はきちんとスーツを着てるのかな。
ただし見た目で判断も大事
銀行の窓口にいた頃。
金髪、金アクセじゃらじゃら、あごひげ、サングラスで、やたら開いたシャツの胸元からは入れ墨っぽいものが見えている。
そんな来店者が窓口に向かってきたところ、次長より「GO、お前が行け」と最前線に送り込まれました。
まあ偏見は持ってはいけないので、通常通り対応。
GO「いらっしゃいませ。どういうご用件ですか?」
金髪「オレ、会社やってるんだけどさ。金借りたいのよ」
GO「分かりました。申し遅れましたが、〇〇銀行のGOと申します」
と、名刺を差し出したところ、
金髪「フーン、どうでもいいから貸してよ」と名刺を捨てられました。
今では社会人10年くらいになりますが、名刺を捨てられたのはこの時だけですね。
その後は細かい会話は覚えていませんが、
「お前に貸す金はねーから、さっさと帰れ」を丁寧語で伝えてお引き取り願いました。
まあ見た目通りな客でしたね。
というわけで、最近タトゥーをめぐるいろんなご意見も飛び交っておりますが、だいたい評判を下げるのは当事者です。
見た目で判断が100%正しいとは言いませんが、
特にビジネスの場では、個人の価値観よりも「世間の目」への忖度が必要でしょうね。