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【ひとり旅】山口県・元乃隅稲荷神社。景色の映える素敵な鳥居に3Pシュート。

元乃隅稲成神社。

読み方は、「もとのすみいなりじんじゃ」です。

名前や場所は知らなくても、こんな写真を見たことがある人は多いのではないでしょうか。

 

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山口県に行くからには、ここは訪れたいと願っておりました。

 

 

元乃隅稲成神社への行き方

元乃隅稲成神社は、山口県の日本海側にある長門市に位置しています。

原則、車が無いと訪問が難しい場所です。

私は萩市からレンタカーで向かいましたが、概ね1時間程度かかりました。

 

距離的なこともさることながら、直前の道はけっこう細い&カーブのきつい山道です。

幸いにして対向車はありませんでしたが、すれ違えと言われたら厳しいですね。

そのため、大型バスなどは入ることすらできないでしょう。

運転に自信がなければ、長門古市駅などからタクシー(約20分)等を使うのもやむを得ないでしょう。

 

元乃隅稲成神社は1955年築の築浅神社

神社の手前には、この神社の歴史が書かれています。

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要約すると、以下の通り。

このエリアに景観に憧れた、別の神社から関係者が移り住んできた。

その際、夢枕に白狐が現れ「われをこの地に鎮斎せよ」とお告げを出したとか。

 

というと、昔話のように聞こえますが、創建は1955年です。

50年以上の歴史はあるのですが、観光スポットでもある神社にしては、歴史は短め。

とはいえこんなハートマークを身に着けていたかは分かりませんが、

日本海を見渡せるこの場所をお稲荷様も気に入ったのでしょうね。

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なぜ最近、注目されるようになったのか?

元乃隅稲成神社はなぜ最近注目されるようになったのでしょうか?

それは、日本発というよりも、アメリカ発でした。

アメリカの放送局CNNが、2015年「日本の最も美しい場所31選」を選定し、

その中のひとつに元乃隅稲成神社が選ばれたからです。

もちろん、元々ご存知の方もいて、また魅力となる素地はあったのですが。

 

ちなみに、こちらに31選が掲載されています。

白谷雲水峡(鹿児島・屋久島)や那智の滝(和歌山)は比較的最近行ったのですが、

両方とも天候が最悪で、きちんと景色見られなかったんだよなあ…

www.cnn.co.jp

 

(正式名称は「元乃隅神社」なのか?)

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鳥居が123基。伏見稲荷大社とは違った魅力。

元乃隅稲成神社には、斜面上に鳥居が123基並んでいます。

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連なる鳥居といえば京都の伏見稲荷大社が有名ですが、あそこはそもそも山なので、大きさが全く異なります。

元乃隅稲成神社は、斜面というより崖に立っているためアップダウンは多少ありますが、敷地としてはかなりコンパクト。

全部回るだけなら、15~20分もあれば十分です。

 

こうして振り返ってみると、高さがあるのがお分かりいただけるかと思います。

写真の左上に見切れている大きめの鳥居が、後で紹介するバスケットゴールです。

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これは鳥居群を抜けた先から振り返った景色。
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賽銭投げを決めろ!

元乃隅稲成神社の特徴のひとつに、「賽銭箱」があります。

その賽銭箱の位置ですが、こちらの鳥居の上に設置されています。

(この男性は私ではありません)

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鳥居の高さは6m、賽銭箱の高さは5m。

日本一入れにくい賽銭箱と言われているそうです。

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賽銭は(災害地の寺社仏閣等を除いて)基本的に入れない私ですが、これは流石に挑戦しました。

しかし私は「バスケがしたくないです…」と言えるくらいバスケが苦手なので、

恥ずかしながら20投くらい投げて、ようやくシュートイン。

 

コツはバスケットボールと同様です。

バスケの場合、ゴールのバックボードに書かれた黒い四角=サポートエリアを狙うとシュートが入れやすいといいます(知らんけど)。

ここでも同様に、黒い部分がゴムになっているようなので、そこに当てれば勢いが殺され、ポトリと賽銭箱に落とすことができます。

他人が投げるのを観察してこのことに気づいてからは、3投目で決められました。

 

ちなみに、長門市のホームページをみると、2016年11月に難易度が上がったそうです。

元々は鳥居&賽銭箱が道路沿いにあり、賽銭を入れ損ねた参拝客が、道路に賽銭を拾いに行くのが危険という判断があったそうです。

日本一入れにくい賽銭箱がさらにパワーアップ - 長門市ホームページ

 

鳥居群を抜けると崖と日本海

鳥居群を抜けると、岩と崖が広がった広大なパノラマが見られます。

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日本海と崖。遠くには風力発電。

この日は天気も良く、海も穏やかでした。

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ちょっとした岩場を登る場面もあります。

高齢者、チビッ子たちにはきついかもしれませんね。 

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しかし、基本的には平らな部分が多いので、せっかくだから行ってみてください。

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崖のギリギリまで行くこともできます(自己責任)。

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月並みな感想ですが、二時間ドラマっぽさがありますね。

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岩場はかなりカラフル。岩の種類が違うのか、色んな自然現象でこうなったのか?

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千葉県民としては、太平洋は見ても日本海側を訪れることが少ないので、たまにはいいものです。

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お前、チーバくんじゃ…?

お土産屋を覗いてみると、千葉県民的には見覚えがある生き物が…?

それがこのトリィネコ。

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この真っ赤なボディ。横に広がった耳。これは…?

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まあ感覚の問題ですし、許可云々言うほどは似てないですかね。

 

他のお土産としては、こんなものも。

政治的な発言は避けたいので、画像のみのご紹介です。

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近隣の千畳敷も立ち寄ってみた

元乃隅稲成神社から車で10分ほどの距離に、「千畳敷」という景勝地がありましたので立ち寄ってみました。 

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海と島々がけっこういい感じの景色。青海島、今岬という岬もあるようです。

景観上は、ここの風力発電は邪魔かなあ。遠くにあるのはいいのですけどね。

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奥には、宮地嶽社という社がありました。「地獄=HELL」かと思いきや、「みやじだけじんじゃ」で、福岡に総本社がある由緒ある神社だそうです。

草ボーボーの中に突如あるので、気づかれなさそうでしたけどね。

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営業時間外でしたが、cafeもありました。

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カフェの上には展望台が。変わったベンチも置かれています。

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まとめ

アメリカで取り上げられたとか、SNSで話題とかはどうでもいいのですが、

元乃隅稲成神社は、実際に訪れて良かったと思える景観が在りました。

気軽には行きづらい場所にあるからこそ、価値あるものになってるかもしれませんね。

鳥居の赤、木々の緑、海と空の異なるブルー…

訪問する方々が好天に恵まれますように。

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海を見守るお地蔵さん。

 

 

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