G-log 日々思うこと

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【ひとり旅】足立美術館~庭園もまた一幅の絵画である~

島根県にある足立美術館。

「庭園日本一」を掲げる、その美術館に訪問してきました。

台風だったけどね。

 

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足立美術館とは

足立美術館は、島根県の東部、安来市(やすぎし)にある私営美術館です。

 

 

実業家である足立全康氏が、1970年に私財を投じて建設されました。

これが足立全康氏の銅像。謎のポーズ。

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所蔵品は横山大観や北大路魯山人など、私でも知っているような有名作家の美術品が数多く、展示も同様です。

 

<営業情報>

営業時間:4~9月は午前9時~午後5時

     10~3月は午前9時~午後5時30分

営業日 :年中無休

アクセス:JR安来駅から、無料シャトルバスあり。約30分に1本くらい運行。

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庭園日本一とは

足立美術館は、庭園日本一に、2003年から15年連続で選ばれているそうです。

www.adachi-museum.or.jp

 

アメリカに『The Journal of Japanese Gardening』という「日本の庭で最高にクールな奴を決めてやるぜ!」的な専門誌があるそうです。

そこのランキングで、日本一を15年連続受賞だとか。

まず、そんなマニアックな雑誌があることに驚きます。

 

ちなみに、2位~5位はこちら。

2017年日本庭園ランキング上位5位
1位 足立美術館(島根県)
2位 桂離宮(京都府)
3位 山本亭(東京都)
4位 京都平安ホテル(京都府)
5位 佳翠苑 皆美(島根県)

 

それでは豪雨の中、早く入らないと雨にやられるので入っていきましょう。
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富士を描いた横山大観

横山大観といえば、今年生誕150年を迎える、明治維新とともに生まれた日本画家です。

霊峰不二(富士山に並ぶものはないということで「不二」だそうです)など、富士山関連の絵画で有名ですね。

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そんな横山大観の絵画作品は、実に20種以上展示されていました。

私も今年のGWに、東京都近代美術館にて横山大観展を観ています。

www.gk-gk21.com

 

他にも陶芸家(他もろもろ)で、美食家としても有名な北大路魯山人の作品など。

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残念ながら、絵画や彫刻、陶芸作品などは、一切写真撮影禁止でした。

 

これが庭園日本一だ!

しかし、庭園は撮影し放題。

というわけで豪雨ではありますが、パシャパシャ撮ってきました。

夕方15時30分ころの訪問だったのと、出歩く奴はいないくらいに天候が悪化してきていたころだったので、中はガラガラでした。


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ガラス越しに見える庭園。

敷地の広さは50,000平方メートルということで、もはや想像がつきませんが…

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何枚か、まとめてご紹介。

ガラスも水滴が付いていたり、そもそも雨風が強かったりするので、正直適当に撮影していますが、それでも綺麗さは伝わるかと思います。

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こんもりと丸い木がいいですね。

 

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「枯山水(=水を使わず水を表現)」と書いてありますが、もはや水浸しでしたけどね。

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基本的には屋内ですが、渡り廊下を歩くこともあります。

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枯山水ばかりでなく、池もあります。

鯉たちは台風に何を思うのでしょうか?

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茶室・喫茶は全部で4軒

館内には、茶室・喫茶室が全部で4軒。

ご自慢の庭園を眺めながら、コーヒーや抹茶などが楽しめます。

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天候のせいで長居は危険な水準でしたので寄りませんでしたが、時間に余裕があれば寄りたかった。カフェ巡ラーとしては。

 

 

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コケ好きな方も満足されるのではないでしょうか。

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庭園もまた一幅の絵画である

この足立美術館のキャッチコピーのひとつは「庭園もまた一幅の絵画である」です。

四季折々に変化する庭園は、確かに作品と言えるのではないでしょうか。
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そんな展示手法がこちらです。

窓を額縁に見立て、庭園がのぞけるようになっています。

正に絵画のようで、生で見たらけっこう感動しました。

ここでは、毎日違う絵が飾られていることでしょう。
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ここのソファーも座ってみると…
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右側は絵画のような庭園。
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左奥には、衝立のデザインとしての庭園。

(暗くて見づらいですが)
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これもまた庭園。
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さらにこれも庭園。

額縁風にするだけで、庭園を切り取って絵画にしたかのような錯覚に陥らせるのは美味いなあと思いました。

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なお2010年には、開館40周年記念に新館が建てられました。

地下でつながるこの新館には、現代美術家の作品が展示されています。

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この時は、「画家がとらえた人の姿」という企画展が行われていました。

もちろん撮影は禁止だったので、これ以上何も出てきませんが…

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人物画が中心の企画展示でしたが、ミュシャのような綺麗な雰囲気の絵が多かったように感じました。

www.gk-gk21.com

 

生で見てこその「日本一の庭園」か

庭園に話を戻します。

庭園を楽しむのは視覚だけではなく、聴覚・嗅覚・触覚など様々な感覚で楽しむことができると思います。

私も、正直有名な施設というだけで行きましたが、庭園には少なからずグッとくるものがありました。

「写真には映らない美しさがあるから」というリンダリンダの歌詞の抜粋もありますが、行って体験した方が魅力が分かるかなと思いました。

 

今度は、雪が降るころに一度行ってみたいですね。

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