今回は、初めてオーダーでスーツを作ったお話です。
もっと高いイメージがありましたが、総計35000円くらい。
これから新社会人になる方もいると思いますが、これくらいならば手が届きやすいのではないでしょうか。
ピンキリのキリの方ですが、今時はスーツ需要の低下のせいか、どんどん安くなっていってますね。
ZOZOのオーダースーツは駄目だった
なぜオンワード樫山にたどり着いたかは、約3か月前にさかのぼります。
そのころ、ようやく届いたZOZOSUITにて計測をしてみました。
もちろんカッコいいデジタルのSUITではなく水玉ドットで、失敗した草間彌生みたいな全身タイツの方です。
やや数値のズレっぽいものに不安はありましたが、2万円ちょいでスーツが作れるとのことでしたので、さっそく頼んでみました。
しかし、7月発注で納期が10月とのこと。
長いなあと思いつつもそれを待っていたのですが、10月も半ばになったころに
「やっぱ12月になるわ。ごめんごめん。キャンセルしたければメールくれ」というメールが。
当初のハイテク計測スーツが水玉スーツになったのも含め、これは当てにならないなと思ったので即キャンセル。
しかし、オーダースーツへの興味はまだ尽きていませんでした。
というわけで、今度は信頼できるメーカーにお願いしようと探し求めた結果、「オンワード樫山」にたどり着きました。
私でも名前を知っているブランドならば、相当有名なんだろうと決定。
ネットで予約して店舗に行く
まずはネットで測量を予約して、実店舗に行って測ってもらうという流れです。
(一応、自宅に呼ぶという選択肢もあるようですが…)
ネット予約では、場所(店舗)と時間を決めます。
東京、大阪など大都市には店舗がありますが、千葉県にはありませんでした。
そこで、最も近い秋葉原の店舗に行くことにしました。
秋葉原駅から徒歩5分程度、雑居ビルの9階にテナント入居していました。
外観からはよく分からないですね。
しかしちゃんと「KASHIYAMA the Smart Tailor」の看板を見つけました。
ちなみに秋葉原店は予約専用のため、普段は人がおらず、店舗として機能していないとのこと。
スーツのいろいろを決めてみる
体型を測るイメージはありましたが、それ以外には何をするのか知らなかったオーダースーツの世界。
店員さんとマンツーマンになった後の大雑把な流れは、
1.生地を決める(=基本の値段が決まる)
2.形やオプションを決める(=有料もあり)
3.測る(=少し脱ぐ)
4.調整する(形をとる)
5.お支払い
というステップで、全部で40分くらいでした。
1.生地を決める
これは予算や好みと相談ですね。
安いものだとポリエステル繊維などが使われますが、少し良くなってくるとウール100%などになっていきます(詳しいことは知らぬ)。
ストライプや色合い(黒~グレー等)を決めていきます。
生地の見本を触りながら、手触りや色合い、柄などで決めていきます。
ただ、生地でベースとなる値段に3~7万円くらいの開きが出ますので、そこは気をつけましょう。
2.形やオプションを決める
形・オプションについては、決めることが思ったよりたくさんありました。
ジャケットでは、ボタンの数(1~3個)や、横のポケットの角度(水平または斜めにする)、
襟をとがらせる、背中は真ん中or左右に切れ目を入れるなど、様々な箇所を細かく指定できます。
良いボタンにすると+2,000円など、有料オプションもあります。
パンツは、裾をシングル・ダブルのどちらにするとか、ポケットの角度などを指定していきます。ちなみに私はダブル派。
3.測る
ここからが、肝心の「測る」部分になります。テーラーっぽい!
肩幅、バスト、ウエスト、股下などをメジャーで測ってもらいます。
自分のスリーサイズを知るきっかけにもなりますね。
4.調整する
測ったサイズに応じて、既製品のスーツの中で一番近いサイズのものを試着しながら、少しずつ理想に向けて調整していきます。
例えば、私はやや巨乳(B90cm、W70cm、H91cmくらい)であるため、肩~胸のサイズに合わせると、腹がゆるゆるになります。
なので、通常のスーツよりも、腹部分を1cmほど詰めてもらいます。
同様に、その割には腕が細いため、袖やヒジの辺りも、1cmずつくらい細くしてもらいます。
ズボンについては、通常の裾上げで長さ調整をしたほか、
太ももが太い割に、ひざから下が細いため、ひざ周辺を1cmきつくしてもらいます。
といったように、普段意識しない部分もだいぶ調整してもらいました。
5.お支払い
測量が終わって調整が済めばお支払いです。
初めてということもあったので、一番安い30,000円の生地にしました。
それに「ズボンの線が消えにくい加工オプション」代金の2,000円が乗っかります。
税込み35,000円程度でオーダーのスーツが作れるのはいいですね。
納期は10日間程度
今回は、生地の在庫があるということで、最短の一週間。
ただ、「ズボンの線が消えにくい加工オプション」があるため、全部で10日間の納期となりました。
普通の紳士服屋でスーツを作っても、裾上げ等に一週間くらいかかるので、それほど長いということもありませんね。
もうじき届くので楽しみ楽しみ。
ステマっぽくなったので、良くなかったところ
というわけで、良くなかったところもちゃんと書きたいと思います。
まず、ネット上でも生地を選べるというものですが、ホームページ上では、ほぼ同じ色・模様にしか見えません。
実際に見ると違いが分かるのですが、ネットで決定するのは怖い。
他にも悪かったのが…と思ったのですが、初めてということもあって結構楽しかったので、そんなに不満はありません。
あとは、スーツの出来栄え次第で、リピートするか酷評するかが決まりますね。
ZOZOのオーダースーツのレビュー記事を見ると、やはり買わなくて良かったなぁと思ってしまいましたから。
【後日、オーダースーツが届いた話】
【さらに後日、ネットで頼んでみた話】
うん、けっこう気に入ってますね。