これは長いようで短きにわたる、私がものづくりに挑戦した話である―
私のアイコンのキャラクターの誕生について
私のアイコンのキャラクターは、この子である。
正式な名前はまだない。
今から2年以上前、彼は私のペン先から誕生した。
彼が誕生したのは、ちょっとした偶然であった。
仕事中、暇と空腹を持て余した私は、同僚のところに食べ物の無心にいった。
(後の科捜研の女である)
一応、意味を確認したら「無心:あつかましく金や物をねだること」と辞書にある。
その通りであった。
彼女が私にくれたのが「ぷっちょ」であった。
(ぷっちょはグミなのか、アメなのか?)
そこに描かれていたのが、キャラクターの「ぷっちょ君」である。
ぷっちょの個包装の袋には、「ぷっちょ君」のプロフィールが(確か)クイズ形式で載っていた。
質問が書いてあり、袋をめくると答えが書いてあるものだった。
まあ、ゆるい小ネタが書いてあるだけのものだ。
しかしぷっちょ君を見た時の私には、「これは私もいける」という直感があった。
何に対して、何がいけるのか分からなかった。それは今でも分からない。
そこで私はペンを取ったのだった。彼の誕生した瞬間だ。
キャラクターの変遷
誕生当時の彼の様子を捉えた、唯一の画像である。
まだ今とは異なる姿をしていた。そして子どももいた。
その後、半年ほど経ったときの画像がこちらである。今の形にだいぶ近づいている。
ミッキーマウスだって、初期と現在では大きな違いがある。
ちなみに私は蒸気船ウィリーの頃の方が好きだ。
様々な紆余曲折や時代変化や狂喜乱舞を踏まえて、今の形に近づいていく。
2017年には、夏休みの日記に毎日登場するという活躍を見せるに至った。
【最近描いたえにっき】
CG化
ちょっとしたきっかけでillustratorを手に入れたことで、ついにCG化されることとなった。
この程度なら、オートシェイプでもいくらでも作れたのは分かっていたし、いまだにillustratorはこれ以上使いこなせていない。
それでも、その後はTwitterのアイコンなどにも採用された。
製品化に向けて、立体化に挑戦してみる
というわけで、キャラクター誕生から現在までをざっと振り返った。
生まれて現在の形に近づいてから、何らかの形にしたいと思っていた。
具体的には、販売するしないはさておき、グッズ化したいと考えた。
そこでまずはどのような可能性があるのか、粘土を用いて検討してみた。
できあがったのがこれである。
映っている針金は、手足の補強をしている。
イラストでは、棒状の手足であるため、その再現を試みた。
しかし立体物となった以上、ある程度の太さが必要となる。
かといって、丸々とした手足になってしまっては、本来の魅力が薄れてしまう。
結果として、自立が不可能なものが出来上がってしまった。
こうして、立体化の可能性は極めて低いと判断した。
ちなみにこの粘土製のモノは、邪神像と名付けられ、私の家の使っていない部屋に崇め奉られている。
(たぶん続く)