久しぶりに「AmazonPrime」で観られる海外ドラマのご紹介。
今回は、「ELEMENTARY Holmes&Watson in NY」です。
「エレメンタリーホームズアンドワトソンインニューヨーク」。
うーん、長いタイトルですこと。
まだシーズン2を見終えた程度ですが、結構面白いのでご紹介。
余談ですが、DVDボックスがシーズン1全て入って2,500円という破格でした。
そして24話しかないのに12枚組という枚数の多さ。
- 世界一有名な探偵・シャーロックホームズ
- シャーロックホームズが現代のニューヨークで生まれ変わる
- 登場人物紹介
- 一話完結型
- 無双するかと思いきや、二転三転も
- 弱さを抱えた面も
- メンタリストに非常によく似ている
世界一有名な探偵・シャーロックホームズ
コナン・ドイルのシャーロックホームズシリーズは、19世紀のロンドンが舞台。
名探偵のシャーロックホームズと、助手のワトソン君が数々の難事件を解決していく小説は、読んだ・聞いたことのある人も多いでしょう。
私も「そして誰もいなくなった」読んだなあと思ったら、それはアガサ・クリスティーでした。
たぶん「シャーロックホームズの冒険」くらいは読んだはずなのですが、かなり記憶が曖昧です。
シャーロックホームズが現代のニューヨークで生まれ変わる
「エレメンタリー」では、タイトル通り、舞台は現代のニューヨークです。
シャーロックホームズはスマホを使い、ネットの情報を駆使しています。
しかし、原作同様の設定も数多く残っています。
例えば、以下のような設定は、完全に一致しなくても、かなり近いものがあります。
- ホームズがコカインやヘロインに手を出しており、ワトソンがやめさせたこと
- 徹底した現場観察と、過去の事件と関連付ける推理手法
- ワトソンがホームズの事件簿を小説化しようとしている
- 「オレンジの種5つ」「唇のねじれた男」など短編と同じドラマタイトル
※多くの情報をWikipediaから得ております。
登場人物も、兄のマイクロフト・ホームズや、ライバルのモリアーティ、レストレード警部などのキャラクターも登場し、原作ファンならその設定も楽しめるでしょう。
登場人物紹介
主要な人物は、シーズン1~2では4人です。
シャーロック・ホームズ
主人公。元・麻薬中毒患者で現在も依存症と戦っており、イギリスからニューヨークにやってきた。
あらゆる分野を研究・精通しており、自宅で爆破実験などをして事件解決を図ったことも。また、非常に鼻が利くため、香りで犯行のヒントを得ることも多い。
ニューヨーク市警の顧問を務めているが、警察からは無報酬であり、難事件を解決することにやりがいと楽しみを感じている。
特技はバイオリン、ボクシング、棒術、ピッキングなど。趣味は養蜂。
ジョーン・ワトソン
もう一人の主人公。原作とは異なり、女性。元外科医であるが、医療ミスを犯したことで医者を引退。
麻薬依存症患者の付き人を務めており、シャーロックホームズの父親の依頼で、彼と同居して見守ることとなった。
ホームズに付き添って事件現場や推理をみているうち、ホームズに探偵として弟子入りする。その後は、持ち前の才能を生かし、対等なパートナーとして成長していく。
グレッグソン警部
ニューヨーク市警の警部。ロンドン時代から、ホームズを顧問として迎えていた。
物腰は柔らかく丁寧で、警部になっても現場に出張ることも多い。
ホームズをよく理解しており、顧問だけでなく友人であるともいえる。
結婚はしているものの、夫婦関係はあまりうまくいっていない。
ベル刑事
グレッグソン警部の部下。まだ若手であるが、何かと文句の多いホームズにも認められている。彼も破天荒なホームズを毛嫌いしていたが、その推理力を目の当たりにして徐々に認めていく。
現場仕事が大好きであり、少し生意気に見えても正義感が非常に強い熱血漢。
一話完結型
ストーリーは一話完結(だいたい40分強)です。
大きなストーリーとしては、ホームズの麻薬依存症との闘いや、ワトソンの人生設計などがありますが、それらは少しずつ進み、一つの事件で一話が原則です。
中にはずいぶん凝った仕掛け・トリックだなあと思う話もありますが、それでも一話で終わってしまいます。
無双するかと思いきや、二転三転も
基本的にホームズが超人であるため、警察がお手上げ状態から解決までグッと持っていきます。
ただ、事件はそこまで単純なものは少なく、一度たどり着いた推理が覆されることもしばしば。
だいたい最初の容疑者は死体で見つかりますしね。
ある意味、ワンパターンと言えなくもないですが、それでもその論理と演出でワクワクして面白いと感じます。
弱さを抱えた面も
ホームズは能力とともに自尊心も非常に高いですが、精神的な脆さも兼ね備えています。
それにより薬物依存に陥ったこともあれば、ワトソンへの依存度もかなり高い描写がみられます。
ワトソン側は、そこまでホームズへの依存は見られず、第3シーズンでは恋人も作っています。
その関係性も今後の展開が気になりますが、単なる恋愛ドラマにならないことを期待したいと思います。
メンタリストに非常によく似ている
今回のホームズと、別ドラマ「メンタリスト」に出てくるパトリック・ジェーンは非常によく似ています。
まず、ホームズは警察の顧問、ジェーンは警察のコンサルタントと立場はほぼ同じ。
どちらも相手や物事の観察眼がずば抜けていますし、心理学にも明るい。
過去に愛する人を失ったという点も一緒。ピッキングが得意である点も共通。
ドラマ自体ほとんど観ませんが、頭の良い人が活躍するドラマは面白いですね。
アメリカでは第6シーズンが制作・放映されることになっており、AmazonPrimeでも第5シーズンまで配信されています。
続きが気になりますが、まだ半分も観終えていないと思うと楽しみは長そうです。