まさに受験シーズン真っただ中。
昨今の受験動向はもはや分かりませんが、聞くところによると、公立高校入試の一次試験は終わって、もうじき二次試験です。
そんな折、新聞に高校入試の問題が載っていたので、なつかしさも込めて解いてみました。科目は「社会」です。
(いまどき国語にもリスニング問題があることに驚きました)
いきなり点数発表
まずは最終的に点数がいくつだったかというと…
79点でした。
高校受験をしたのは、もはや20年近く前。
鎌倉幕府も1185年など(これすら違うと聞いたことがあるけど)、指導要領も変わったことでしょう。
例年、前期入試の社会の平均点は、50~55点前後のようです。
それも踏まえると、悪くない方なんじゃないでしょうかね。
常識問題として取れる部分しか、なかなか解けませんでしたが…
簡単な問題=読解力の問題
簡単な問題は、もはや社会の知識を問う問題ではなく国語の問題です。
グラフを見て、その説明に合っているものを選ぶ問題は、ほぼ何の知識もいりません。
例えば、何年かごとのゴミの排出量・リサイクル率とそれぞれの1人当たりの量の内訳が示されたグラフを見て、それについて正しい記述を選ぶというもの(下参照)。
グラフ以上に日本語の文章が正確に読み取れれば、正解できるでしょう。
子ども達は、こういう読解力が大したことないから問題って言っている方もいらっしゃいますけどね。
分からなかった問題
逆に近現代史は、ほとんど覚えてませんでした。
以下の問題は、1858年~1894年に起きたできごとを選べというもの。
正解の「ウ:樺太をロシア領、千島列島の全てを日本領として両国の国境を画定した」は、1875年のこと。
最近、また北方領土問題が注目されていますし、知っておくべきだったなあ。
思想系も弱いですね。社会の中では「公民」になるのでしょうか。
「〇〇人権宣言」なんて、全部綺麗なことを言っているようで区別してませんでした。
何となく嬉しいとき
たまたま地形図(地図)の問題をみたら、何となく知っている地図でした。
大変見づらい画像ですが、山口県の萩の様子です。
半年ほど前、ちょうど行った辺りなので、懐かしさを覚えました。
正解できるかは別だけどね。
高校入試と学校教育
冒頭で「常識問題しか解けなかった」と言いましたが、そもそも常識と(少なくとも私が)判断しているというのは、こうして皆が学習したという前提からなるもの。
昨今、学校教育が否定されている論旨も見聞きしますが、社会で一定の知識が共有されているということは大事ですよね。(もちろんいじめ等の問題は全く別の話)
20年前はそれなりに勉強していましたが、やはり日々の勉強がないと忘れることも多いです。
たまにこうして脳に刺激を与えることも必要なんでしょうね。
次は数学でも解いてみようかしら。