八重山諸島・由布島。何度か読み方を間違えましたが、「ゆぶじま」が正しいようです。
ただ、「ゆぶじま」で変換しても「油夫島」しか出てこず、「ゆふじま」だと「由布島」が出てくるんですよね。
観光のHPなどをみると、やはり「ゆぶじま」のようですが…
さておき、西表島から水牛に乗ってたどり着くのですが、これもさらなる離島と言えるのか?
由布島について。
由布島は、西表島の東部から、500mほど離れた場所に位置する小さな島です。
大きさは0.15㎢、周囲も2kmしかありません。
0.15㎢=15万㎡=東京ドーム(46,755㎡)3個分くらいですかね。
周囲で2kmしかないので、規模間で言えば「■■町〇丁目」くらいの大きさでしょうか。(だいぶ差がある例えですが)
さて、西表島からの500mということで簡単に目視できる距離なのですが、一応、間には海があります。
一応と書いたのは、かなり浅い海だからです。
満潮になっても、大人の腰の高さくらいまで(80㎝くらい?)。
晴れた日の干潮時はくるぶしくらいまでしか深さがないため、泳ぐどころか歩いても渡ることができます。
島の人口は16人とされていますが、いわゆる民家はないように見えました。
(届け出上の住所?)
一方で、牛は数十頭いますので、人口よりも牛の方が多い島でもあります。
由布島へは水牛車で行こう
先ほどは歩いても渡れると言いましたが、水牛車で行くのをオススメします。
この水牛の像、向かって左側から見ると一つ目に見えます。
こんな妖怪がいたような気がする。
こちらの「旅人の駅」で牛車のチケットが買えます。
また、後で書きますが由布島は実質植物園のみなので、そのチケットもここで買います。
往復で1,720円。
券売機からはチケットではなく、小箱がガコンと出てきました。
開けると、リストバンドが入ってますので、これをつけて行きましょう。
水牛車は、15~30分に1本くらい出ています。また、台数も少なくとも10台以上は往復しているので、乗りっぱぐれることはまずないでしょう。
旅人の駅から見えるこの看板尾先に浜があり、そこで水牛車がたくさん止まっています。
なぜ牛車に乗って行くべきかというと…
まず濡れたくないというのがあります。
低いときは足首までですが、裸足かビーチサンダルなどで行かねばなりませんし。
そして何より、牛車が頻繁に通るため、牛糞がものすごく落ちてるんですよね…
水自体は透明度も高いのですが、さすがに直で牛糞混じりの海水には歩きたくないかなあ。ということで牛車で行きましょう。
島全体が亜熱帯植物園。案内にやや不満なり。
牛の機嫌次第でもありますが、おおよそ10分くらいで横断することができます。
由布島ですが、島を巡るというよりも、亜熱帯植物園という一つの観光地となっています。
ちなみに牛車に乗らず来た場合には、入園料が600円がかかります。
少し残念なのは、着いた瞬間にガイドらしき人が来て、私含む数人を強制的に連れて行ったこと。
着いたらまず建物があり、そこで飲食物やお土産、ウェルカムドリンクなどがあるのに、そこを全て無視して進めと言う指示を受けました。
ウェルカムじゃなくなっちゃうじゃないか。
そのまま自分のペースで歩けず、牛車並みに遅いペースで進まされ、最終的には5分歩いた先にある、有料の水牛との記念写真撮影所に案内されて終わりでした。
「写真は結構です」といってさっさと先に行きましたが、かなり予定を狂わされた気分。
改めて、亜熱帯植物園
というわけで、少し気分を害しての亜熱帯植物園へ。
最初の看板で現在地を見ることもロクにできなかったので、ルートがよく分かりません。
というわけで、適当にふらふらすることにしました。
水牛の記念碑。水牛がいなければ、この島の観光は成り立たないでしょうからね。
こちらが「マンタの浜」と呼ばれる場所。
マンタ要素はよく分かりませんでした…
海水がほとんどなかったけど、これが普段通りの姿なのでしょうか?
あまり綺麗な景色とは思えませんでしたが…
一応、マンタの像はありました。歯まで見せなくても良かったんじゃないかな。
続いて、マングローブ林ゾーン。
シオマネキのようなカニが大量にいました。
でかいガジュマルの樹がやたらと生えてましたね。
ここにはかつて、小中学校があったそうです。
今では16人しかいないのに、どれくらいの児童がいたのでしょう。
ウツボカズラ。植物園ですからね。
メインスポットのひとつである「ちょうちょうえん」。
蝶々園というくらいですから、もちろん蝶がメインなのですが…
個人的には、こちらの金色のサナギの方が気になりました。コクーン。
由布島の感想
由布島全体の感想としては、少しずつの不満があるなあというのが正直なところ。
植物園という割には、そこまで植物にフィーチャーされていませんでした。
最初のガイドはさておき、園内の案内看板がかなり分かりにくく、自分がどこを歩いているのかよく分かりませんでした。
水牛の出る時間は決まっているので、結局滞在時間は1時間もいませんでした。
そんな小さな足りなさで1,720円の価値はないかなあ。
まあ、水牛自体は頑張っていたので嫌いじゃないですけどね。
彼らは鼻先でしか汗をかけないというのに、この亜熱帯で車を引いているわけですから。
西表島で「観光地」というのはそこまで多くありませんので、まあ一度行ってみるのもいいかもしれませんね。