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【映画】「名探偵ピカチュウ」感想。実写版ピカチュウの可愛らしさと、ミュウツーのカリスマ性が印象深い。

2019年5月3日から公開開始の「名探偵ピカチュウ」。

早速観てきましたので、感想などを書いていきます。ちなみに字幕版です。

結論から言えば、ポケモン好きなら観に行ってください。

 

オチまでのネタバレは無いように気をつけますが、最後の最後に少しヒントになるようなことがあるので、そこだけご注意。

 

 

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あらすじ

舞台は近未来の架空の街。

主人公は、恐らく20代前半のティム・グッドマン。保険会社で働いている。

 

ある時「父親のハリー・グッドマンが、パートナーのポケモンと共に事故死した」との連絡を受け、父親のアパートを訪れた。

父親は、人間とポケモンが共生する新しい街・ライムシティに住んでいた。

ライムシティは、ガンに伏せっていた資産家のハワード氏が、ポケモンとのパートナーシップにより病気が治ったしたとして、そのライフスタイルを広めるために造ったニュータウンである。

そこでは、ポケモンバトルやトレーナーという立場は禁止され、あくまでパートナーとしてポケモンが存在している。

 

父親とは長く疎遠であったが、父親の部屋を訪れて数々の思い出がよみがえる。

ふとアパートで物音に気が付いたティムが声をかけると、そこには帽子をかぶったピカチュウがいた。

ピカチュウはハリーのパートナーだったが、それ以外に一切の記憶を失っていた。

そのピカチュウは、他のポケモンと異なり、ティムとだけは会話することができた。

 

一方、父親の部屋から出てきた試験管をいじっていると、中から紫色のガスが噴出した。

そのガスを吸い込んだエイパムの群れに襲われ、何とか逃げ切ったティムとピカチュウ。

そのガスは「R」と呼ばれ、ポケモンの理性を狂わせる成分があるらしい。

 

「R」が父親の部屋から出てきたことは、何か関連があるのではないか?

そしてハリーの相棒であったピカチュウが生きているということは、ハリーもまだ生きているのではないか?

その希望を胸に、新米記者のルーシーの協力を得ながら、ティムとピカチュウは父であり相棒であるハリーを探すことにした。

 

登場人物まとめ

フルネームは忘れちゃった人もいますので、ご了承ください。

  • ティム・グッドマン:主人公
  • ハリー・グッドマン:ティムの父。死亡?行方不明?
  • ルーシー:巨大メディアCNMの新人記者。Rを探っている。
  • ハワード:ライムシティの創設者。病を治したが、車いす生活。
  • ロジャー:ハワードの息子。父の病に伴い、多くのグループ会社の社長を兼任。
  • ミュウツー:遺伝子操作によって生み出されたポケモン。
  • ピカチュウ:ハリーのパートナーのポケモン。記憶を失った状態でティムの前に現れた。
  • コダック:ルーシーのパートナー。頭痛がひどくなると念力発動する。
  • ベロリンガ:ただ気持ち悪さだけを出し、去っていったポケモン。ゲーム内では愛らしくぺろぺろしているが、映画では、急に舐めつけてきて粘液を垂れ流すだけの存在。

 

他に見せ場が少しでもあって、私が覚えているのは以下のポケモン達。

ゼニガメ、フシギダネ、リザードン、メタモン、バリヤード、ゲッコウガ、ルンパッパ、プリン、ネマシュ、ドゴーム、コイキング、ギャラドス、ピジョン、ブルー、ファイアロー(違うかも)、エイパム、ゲンガー、カメックス。

背景には、ヒトカゲやらニューラ、タブンネ、ケッキングなども見られました。

 

感想①:ストーリーについて

まずはストーリーとしての感想から。

私の数少ない映画視聴経験からしても、アメリカ映画のイメージって「家族を探す」テーマが多いですよね。

今回の映画も御多聞に漏れず、まさにその王道ストーリーです。

 

ストーリーは転回&転回もあったので、それなりに楽しめました。

そんなに深い話ではないので、まあストーリーよりは映像を楽しむ作品ですかね。

オチはきっと、誰もが予想できる範疇かなと思います。

 

何といっても印象深いのは、ミュウツーの便利っぷりですね。

ミュウツー以降の伝説ポケモンの中には、空間を操るとか時空を超えるとか、完全に人智を超えた神のような存在になっています。

 

一方、ミュウツーと言えば「ミュウ」の遺伝子で人工的に生み出されたポケモン。

もちろんエスパーとしての能力は持っており、世界最強と言われるポケモンですので、人智を超えていることは間違いないのですが、設定上、人間と関わりやすいポケモンです。

 

今回の映画でも、ピカチュウの次に活躍するのはミュウツー。

既に800種を超えるポケモンの中でも、上に書いたような設定的な理由にくわえて、カリスマ性があるように感じています。

ドラゴンボールで例えれば、最強の敵は魔人ブウだけど、人気はフリーザの方が高いというような。

 

感想②:ポケモン実写化、映像などについて

この映画で話題になったのは、「ポケモンの実写化」です。

実際はCGなんだから実写と言えるのか分かりませんが、出てくるポケモンがリアル化しています。

 

例えば、ピカチュウ。こんな感じの丸みを帯びたツルンとした体形ですが…

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映画版では、毛がふっさふさです。

※映画の映像は権利上、貼らない方がいいかと思いましたので、たまたま見つけたガチャポンの画像です。

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基本的には「リアルな動物」を出そうとしたのでしょうかね。

ピカチュウはかわいらしさを維持していると思うのですが、その他多くのポケモンは表情がかなり不気味です。

あとは各ポケモンの肌の質感の問題ですかね。

毛がふさっている分には、それほど気になりませんが…

ベロリンガのねっとりとしたベロの様子は、苦手な人もいるでしょう。

ゲンガー、バリヤードも、けっこう「やばい」顔と動きをしていました。

 

でもそれもそれとして、かなり楽しめましたね。

「あぁこんな生物がこんな大きさでいたら、そりゃ怖いな」と思いますし。

 

ポケモンの設定は暗いものも…

元々、ポケモンは愛らしいキャラクターで人気ですが、その反面、設定は結構ダークな部分もあります。

 

図鑑の説明だけでも、ベトベトン:「通った後に3年は草も生えない」ですし、

ゴースト:「命を吸って死に至る」、スリーパー:「催眠術をかけて子どもを連れ去ったことがある」などなど。

そしてミュウツーは遺伝子操作によって人工的に作られた生命ですから、これも深く考えると生命倫理などに関わる、かなり重たい話です。

 

そういう意味で、ポケモンが愛らしさを捨てて登場する今回の映画は、本当の意味で「リアル化」されて面白いと思いました。

 

映画全体の感想:ポケモン好きは必見

ストーリーは、練られているというより「ミュウツーってすげー」という話です。

しかし、映像作品としてみれば、「アニメ絵じゃないポケモンが走って、飛んで、戦って」というのは非常に楽しかったですね。

ポケモン好きであれば、観ているだけで楽しめる作品として十分だと思います。

ポケモンGOが始まったときも、「実世界とポケモンが融合」というイメージがありましたが、この映画も同じような楽しみができます。

 

恐らくポケモンGOから、映画に興味を持ったと思しき人達もたくさん観に来ていました。

50歳前後のおじさん数人グループ、同おばさん数人グループなんて、普通ならポケモン映画を観に来ないでしょうからね。

 

おまけ:ミュウツーの逆襲は7月12日公開ほか

ミュウツーの逆襲は、私が唯一観たポケモン映画ですが、今夏にリメイクされて再公開されます。

久しぶりですし、今回の映画も含めて、ポケモン&ミュウツー熱が少し高まったので観に行こうかな。

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おまけ2:うちで活躍するピカチュウ。口から尻まで貫かれて尚、笑顔を維持。

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おまけ3:ガチャポン一回やってみたら、ブルーでした。

ピカチュウかバリヤードが欲しかったので、気持ちもブ…おっと危ない。

1個300円はちょっと高いと思うの。200円ならもう一回やったのになあ。
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最後の最後のおまけ:ネタバレヒント

 

聞き間違いじゃなければ、最初に名乗る前に、エイパムに襲われた際にピカチュウが「ティム」って叫んでたような?

(字幕には書いてなかったけど)

この辺のリスニングに自信はありませんが、それが大きなヒントかもしれませんね。

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