今回はショート記事です。
当社にダイバーシティ・働き方改革に関する投稿ポストという、目安箱のような改善提案システムができていました。
中を覗いてみると、子育て中と思しき社員から、こんな提案ばっかり。
- 時短と言いながら、前後1時間の短縮では足りない。もっとフレキシブルに。
- 時短者の営業目標はもっと下げるべき。むしろ失くしてほしい。
- 夏休みや冬休みは子供が長く家にいるんだから、もっと時短に。
- 育児休業は2年ではなく3年にすべき。
- 子どもの看護休暇が足りない。
- 3人目が生まれたら、会社からも100万円くらいのお祝い金を。
etc.etc...
うーん、個人のご都合を踏まえた提案もいいのですが、少しは業務の効率化や分散、削減も提案すべきではないでしょうかね。
逆に私個人の都合で言えば、こうした提案の全てにおいて私の負担が増えるのみで、(あくまで今現在ですが)何のメリットもありません。
育休が伸び、時短が増え、100万円が手渡されたら、誰にその分の業務が降りかかり、誰の給料がお祝い金に使われることやら。
今のご時世、言い方には気をつけなければいけませんが、独身には厳しい世の中ですね。
負担と給料を公平にするならば、時給制もアリかと一瞬考えましたが、業務内容がそこまで単純じゃあないからなあ。
弊社だけだと思いますが、時短勤務で頑張っている人がいる一方で、そうでない人もいるんですよね。
それなりの立場でも、どうせ時間が短いから重たい仕事は一切しないとか、もっとひどいとあからさまにやる気なし。
そういう人が目立つと、まだまだ少なく運用実績が乏しい時短勤務者が、全員色眼鏡で見られることになるという自覚はあるのでしょうか?
もう一つついでに愚痴。
弊社は「子育てをする父親を応援した結果、男性の育児休業取得100%です!」と言ってましたが、確か平均取得日数が5~6日なんですよね。
しかも「休まないとこれまで拠出していた出産祝い金は出しません」というオマケ付き。
多少の強制をするのは仕方ないですし、効果がゼロとは言いませんが、5~6日で「育児のために会社休みました」と言ってて恥ずかしくないのだろうか?
いずれにしても、ダイバーシティは多様性という意味だと思っていましたが、「子育て中」が最上位にあって、その下に「介護中」があり、最下層に私のような単身者がいるという構造です。
まあ何が言いたいかというと、私くらいやる気がなくてもやることはやって負担を受け入れているんだから、時短勤務者がやる気を出さないのは許しがたい、ということです。後はたまにはこっちも休ませろと。
子どもがいなかろうが、家族がいなかろうが、楽がしたいという私のような多様な意見も取り入れてもらいたいですね。
一方で、経営に余裕があれば、提案内容を受け入れることも問題ありません。
その分給料が増えるならやる気が出る独身者もいるでしょうし、もしくは人というか業務量に余裕があれば、時短勤務者ばかりだろうが育休だらけだろうが問題なし。
やはり会社には余裕がないと駄目になるでしょうね。
1年前も同じような愚痴を吐いてました。