皆さん、猫は好きですか?
私は嫌いではないのですが、致命的な猫アレルギーのため、それを耐え忍んでまで愛でる気にはなれません。
そんな、私にとっては苦しくてつらい存在である猫の話題です。
正確には、広島県尾道市にある「猫の細道」に行った話です。
「猫の細道」の場所
最近劣化したせいか、GoogleMapでは行き方がわかりませんでした。
場所は分かるのですが、道が分からず…結果として恐らく道が細過ぎ&入り組んでいるせいでGoogleMapですら網羅できなかったのでしょう。
さて、行き方ですが…
私は地元の方に道順を伺って事なきを得ましたが、後世に残しておきます。
起点は、ロープウェイ乗り場が分かりやすいと思います。
ロープウェイ乗り場の真横にある、この「艮神社」が最初の目印です。
※「良」かと思ったら、「艮」で「うしとら」と読むんですね…
ロープウェイ駅および艮神社を正面に見たとき、左方向に進みます。
道路がレンガというか扇型の模様になっているので、それに沿って進みます。
この模様に従って、次はすぐに右方向へ。
「古寺巡り左」の看板を無視して真っ直ぐ進みます。
つまり、艮神社(うしとらじんじゃ)を右手に見ながら進むイメージ。
ちなみに艮神社は、立派な椎の木が植わっています。
そのまま坂を登り、突き当れば、猫の細道に到着です。
猫グッズ屋と喫茶店だらけの通り
猫の細道は、その名の通り「猫」にまつわるお店がたくさん。
こちらは猫カフェ。
ここではないですが、一度行ったことはあります。
アレルギーにより、片目が腫れ上がって見えなくなった他、鼻水でくしゃくしゃになりました。
なので、これだけカフェ巡りをしておきながら猫カフェに行ったことがないのは、そういう理由です。
喫茶店は猫と直接関係ないと思いますが、狭いエリアに数多くの喫茶店が営業しておりました。
そして別記事で公開することなりますが、ここがたどり着けなかったカフェ「梟の館」の入り口だということに、このブログを書き直していて気が付きました…
次にご紹介するのはふらりと入った猫グッズ屋さん「Le Chat」(ルシャ)。
たぶんフランス語で「猫」の意味だと思います。
にゃ~
入るとすぐ、床に猫が転がっていました。危うく踏むところだった。
そして猫がいるということはアレルギー原因物質が舞っているわけで、これは長居はできないぞ。緊張が走る。
にゃ~
こちらでは、置物やポストカード、バッグ、ポチ袋などが売られていました。
店員さんはえらく若い(綺麗な)方のように見えましたが、経営者なんでしょうか?
せっかくなのでここでは、猫のブックマーク(栞)を購入しました。
その他、招き猫美術館などがありました。
もちろん私は入りませんでしたが…入場料300円で、写真撮影は駄目とのことです。
「福石猫」を探せ!
お店に限らず、このエリアは猫にまつわるオブジェが数多く置かれています。
こんな看板も置かれています。
排水管のフタ(?)まで猫と化しています。
長くいると、私も猫にされてしまうのでしょう。
そしてその中でも一番多く目にするのが「福石猫」です。
(「福猫石」という間違いがよく見受けられます)
丸い石に絵を描いただけ…と思いきや、HPを見ると結構手間暇かかっています。
広島県尾道市を拠点として活動するアーティスト、園山春二氏によって生み出される丸い石に描かれた猫です。日本海の荒波に長い年月もまれて丸く丸くなった石を約半年間 塩抜きをした後、特殊な絵具で上、下地を三度塗り重ねていきます。 その間 7、8 ヶ月。1つ 1つ丹念につくられていき、艮神社でお祓いをうけた後、晴れて福石猫になります。
ひとりのアーティストによる手作りなので、重さ、形、表情など様々。 身体をぐるりと巻く帯の模様には園山氏の遊び心が満載で、 ハート、鯉柄、招き猫、七福神などなど…… 恋愛成就、商売繁盛、家内安全と結びつけて、手にする人たちに喜ばれています。
福を呼ぶ置物としてお店や家の玄関に置いていただくのはもちろん、 一緒に旅する旅石猫として、旅と出逢いをより深いものにするお手伝いをしています。
(尾道イーハトーヴ.com「https://fukuishineko.ihatov.in/」より)
なんと7~8か月もかけて熟成されていたのですね。
さらに、この福石猫の里親募集ということも行われています。
1体2~3万円くらいで出ていますが、これが安いか高いかは分かりません。
この猫の細道には、108体の福石猫がいるそうです。
これが、「初代福石猫」。
ここは「小さな福石猫ミュージアム」と書かれています。ここだけで10体くらいいますが、これもカウントしていいのでしょうか?
その他、結構まとまっている場所も多いです。
探そう!と意気込まなくても、数十体は確実に目に入るでしょう。
猫の種類も決まっているみたいですね。こちらはアカ猫。
薬指でなでて無病息災を祈願するそうですが、相当撫でられたのでしょう。
おまけ。ここはちょっと興味がありつつ、入る勇気がありませんでした。
雑多。そんな雰囲気を楽しむ道。
猫の細道は全長200mくらいでしょうか?
しかし、猫が通り抜ける道というだけあって、かなり細く、そのうえ坂が入り組んでいるため構造が複雑です。
目の前にあるカフェの入り口が終始分からないまま終わりました。
どこからがお店で、どこからが道路なのか、境目もよく分からない場所も。
まあそういった雰囲気込みで、歩き回ってみるのも楽しいものです。
おっさん一人で回っているのは、私くらいでしたけどね。
猫好きな人は、もっと楽しいことでしょう。
注意点としては、まず生きている猫はほとんど出会いませんでした。
他の方のブログなんかをみると、けっこう出会っているみたいですけどね。
お店の飼い猫などは屋内にいましたが、外を歩いている猫とは1時間くらいの滞在中、一度も見かけませんでした。
観光客が増えて猫も通らなくなったとか。
まあアレルギー持ちとしては助かりました。
もう1つ。道が広くなく、坂・階段も多いので、動きやすく荷物の少ない格好がいいです。
間違ってもキャリーバックを転がしていくのはやめましょう。
また、日陰が多いとはいえ、真夏にうろつくのは大変でしょうね。
千光寺のアスレチックを楽しむならば余計に。
お土産の写真がありませんが、せっかく買ったモノは猫好きの知人に全て奪われてしまったので、撮影すらできず終わりました。
これだから猫好きはアレな感じがして、あまり好きではないんですよね。