今回は、歴史・神話のお勉強です。と言っても数分で読み終わるでしょう。
宮崎県高千穂町にある、天岩戸に行ってきたので、そこで起こった事件について簡単にまとめました。
天岩戸事件と言ったり、天岩戸神話と言ったりするようです。
天岩戸事件(あまのいわとじけん)とは?
地上を治めていた太陽神・天照大神(アマテラス)。
そのお宅である高天原(たかまがはら)に訪ねてきた弟のスサノオ。
スサノオは武装していたため、「こいつは戦争に来たのか?」と疑ったアマテラス。
兄弟げんかが始まりましたが、スサノオにそんなつもりはありません。
その後儀式によって疑いは晴れたにも関わらず、スサノオは機嫌を損ねたのか大変暴れまわり、高天原を荒らしました。
そんな弟に失望した姉・アマテラスは、天岩戸と呼ばれる岩室に引きこもりました。
太陽神であるアマテラスがいなくなると、地上は闇に包まれました。
暗い暗い世界では、不吉なことばかりが起きました。
何とか他の神々が説得しても、アマテラスは一向に出てきません。
困った八百万の神々。天安河原(あまのやすかわら)という洞窟でミーティングを行ったところ、一番の知恵者と呼ばれる「オモイカネ」が良いアイディアを思いつきました。
その作戦とは、天岩戸の前でお祭りを開くこと。
楽しそうな雰囲気につられて、きっとアマテラスが出てくることでしょう。
「パリピのあたしがいないのに、何を盛り上がっているのかしら」
予想通り、外が騒がしいので、気になって少し戸を開けたアマテラス。
その隙に、怪力自慢の天手力男(アマノタジカラオ)が、天岩戸を塞いでいた岩をつかみ取り、ぶん投げました。
そうしてぶん投げた岩戸が、今では長野県にある戸隠山になったとかならないとか。
そうして、ようやく出てきたアマテラスによって、地上は再び太陽を取り戻しましたとさ。
めでたしめでたし。
ちなみにスサノオは高天原から追放処分となりました。
補足と感想
宮崎県にある天岩戸神社に再訪したので、先に神話について説明させてもらいました。
注意事項としてはダイジェストなので、かなりざっくりした説明になっています。
例えば、お祭りを開いてアマテラスを呼び出したシーンでは、最初はニワトリを集めて鳴かせていたそうですが、後にアマノウズメという女神がストリップにより、場を盛り上げたそうですが、お子様向けにするためにカットしました。
神様もそういうので盛り上がるんですね、昭和の社員旅行みたい(偏見)。
アマテラスが出てきた時にも、小芝居があります。
アマテラスがほんの少しだけ戸を開けたときに「あなたよりも綺麗な神が居ます」と鏡をスッと見せられました。
もっとよく見ようと、さらに戸を開いた隙に、アマノタジカラオが戸をグッとつかんだわけです。
かなりの自信家だったのでしょうね。
アマノタジカラオは、岩を長野県まで投げたそうですが、直線距離でも700kmくらいありそうですので、相当な遠投力ですね。
古事記に書かれた伝承は6世紀くらいの事だと思いますが、そのころから戸隠山と天岩戸の位置関係については把握されていたのでしょうか?
古事記って歴史書として読むかは別として、読めばそれなりに面白いんですよね。
後日書ければ書きたいですが、「天孫降臨」の場所なんてのも、古事記を知ってから訪れると、心に響くものがあります。
補足(ステマ)
今回のイラストは、全て過去のLINEスタンプ作品から抜粋したものです。
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(いつもより自然な流れのステマができた気がする)