七夕の日、THE YELLOW MONKEYの2019年ライブツアー「Grateful Spoonful」に行ってきました。
会場は、さいたまスーパーアリーナ。中に入るのは初めてでした。
実は4月のライブチケットも当選していたのですが、会場のアクセスがちょっと難しかったので行けず…
今回は16時開演という、早めのスタートで助かりました。翌日は仕事ですしね。
ライブの内容
ツアータイトルの「Grateful」は、素晴らしいもの。「Spoonful」は、スプーン1杯。
今回は、アルバム「9999」(フォーナイン)が4月に発売されてからのライブツアー。
ライブ冒頭、「皆さんのスプーン1杯の何かを差し出して、9999が10000になればいい」と言っていました。まあ、意味は分かるような分からないような、考えるな感じろ。
概ね、「9999」の収録曲を演奏する感じです。イコール、再結成後のシングルはだいたいやっていました。
スタートは「天道虫」から。イントロのギターが、一気に盛り上げます。
その後は、ALRIGHTと続き、新旧(どちらかというと新よりですが)入り混じった演目でした。
やはり一番一体感があったのは「悲しきAsian boy」のイエッサーですかね。
いつもの「THE YELLOW MONKEY」と書かれたネオンサインと爆炎もありました。
全体的な感想
だいたい、毎回同じような感想になるので短めに。
楽園、バラ色の日々、パール、SO YOUNG、追憶のマーメイド等の往年の名曲もあり。LOVE SAUCEは初めてライブで聞いた気がします。20年以上前の曲もありますが、今も褪せないですね。
これも毎回言っているかもしれませんが、50代でこんなに動けてはしゃげてという人はそうそういないと思います。スタイルが良いのもありますが、やはり格好いい。ロックスターでした。
また、今回は映像(CG)などにも凝っていたように感じました。さいたまスーパーアリーナは、演出面でも設備がいいですね。座席も他の会場に比べればゆとりがあって、やや遠い席ながらも全体を見渡すことができて良かったです。
国際フォーラムも良かったけど、ここもいいなあ。問題は少し遠い事ですが。
7月7日の嘘(ネタバレ)
ファンの方以外には何を言っているのか分からないかもしれませんが…
そして聞きたくない人もいるかもしれませんので、
吉井和哉のライブMC中のコメント(懺悔)より。
2013年の7月7日、イギリスにて吉井和哉がローリングストーンズの結成50周年のライブを見て、「バンドはやはり素晴らしい!」となり、メンバー3人に「また僕とバンドをやってください」とメールしたという再結成の経緯。
再結成後、ずっと印象的なエピソードとして語られており、あまりメディアを見ない私もそれは聞き及んでいました。
ただ、ライブがあったのが7月13日だったそうで…
はっきりと、「こういう業界にはよくある、ついていいウソ」(本人談)だったそうです。
ライブの迫力とストレス
最近は不眠続きで自覚・無自覚を問わず、かなりストレスフルなのだろうと思っていましたが、そのせいもあったのでしょう。
ライブの2時間半弱の間に数回、感涙することがありました。
アルバム自体は何百回と聞いていますが、やはり生の迫力なのでしょうか。
私の受け止め方と、少し歳をとってきたせいもありますが。
愛を歌った曲などを聴くと、私も恋でもしようかしらと思っちゃうくらいですね。
流石に朝起きたら冷めてましたけど。
そんな中でも、特に私に響いたのが「この恋のかけら」の一節。
さあダメ元で やってみよう
泣いても笑っても
残された時間は 長くはないぜ
私ももう長くはないんだろうなあ。
まだ30代前半だろうと言われますが、空虚に生きていると、”普通”の人よりも体感としては短いのではないか?と思っています。
しかし、ライブのMCでこんな事も言っていました(要約)。
「もう全員50代になっているが、海外、日本には60代・70代でも活躍する人はたくさんいる。これからも成長と言っていいのか分からないが、新しい自分たちを見せていきたい」
成長したいとは思いませんが、せめて取り残されないようにはしたいものです。
それが駄目ならスーサイドさ。
最後の カウントダウンは?
ライブの最後の最後、メンバーも撤収したあと。
会場のビジョンには、「30」という数字と、「2,596,872」秒(秒数はうろ覚え)という謎のカウントダウンが。
約260万秒後=43,333分後=722時間後=30日後。
今年は結成30周年なので(解散期間も含むけど)、30日後に30周年の何かがあるのでしょうね。
8月6日に当たるのかな、そのころが楽しみです。5日だったら私の誕生日だったのに。