大分県竹田市にある、岡城址(城跡ともいう)に行ってきました。
竹田市って「たけだ」じゃなくて「たけた」なんですね。
竹田市にあると、天空の城として有名な竹田城址とも被ってしまいますが、「竹田市にある岡城址」です。
岡城址の場所とアクセス
岡城址のある大分県竹田市は、大分県でも内陸部にあり、熊本県のすぐ近くです。
熊本・阿蘇からは車で1時間ちょいかかりました。
山城であるため、少し登りになっています。
駐車場は100台くらいは停められそう。けっこう広いですね。
日本最強の城?城ランキング1位?
NHK「日本最強の城スペシャル3」にて、岡城がトップになったそうです。
「最強の城」っていうのが馬鹿っぽいタイトルですが…
選定理由は、そのまま転記すると…
・石垣の魅力
・城内から眺める阿蘇山やくじゅう連山の眺望
・あんな山城に藩主や家臣が住んでいたという歴史的事実
・岡城に惹かれ移住者が出るほどの魅力…等
もうひとつ、トリップアドバイザー2018の「旅好きが選ぶ!日本の城ランキング」城址部門では第1位、総合部門で第5位だそうです。
大雨にてストップ
私が訪れた時は、大雨洪水警報が発令中。
訪れた瞬間だけは雨がやんでいたのですが、受付の方に聞いたところ、「雨は止んでいるが、城内を見て回れるかは調査中ですので、30分ほど待ってください。調査隊が見てきた情報で、その判断をします」とのこと。
まあ雨だから仕方ない。
30分、駐車場で何もすることがなく待っていました。
結果として、ちゃんと入れたので良かったですけどね。
城までは5分ほど歩く
「城」までは少しだけ歩きます。
道中は、竹細工のお店などがありました。
ただ、上に書いたような危機的状況だったせいか、日曜日だというのに他に観光客は数名程度、全くにぎわっておりませんでした。
ペンションもありましたが、やっていたのか…?
ダイナミックな石壁もありました。ここは人為的に削ったのか、天然なのか。いずれにしても迫力がありました。
石垣は立派じゃのう
そのまま歩くと、岡城址という石看板が見えてきました。
ここからは坂になっています。雨のせいで、かなり滑って危険でしたが、一応舗装はsれていました。
挫けずに登っていくと石垣部分が見えてきます。
写真でどれだけ伝わるか分かりませんが、山城らしく傾斜&石垣というなかなか良い風景です。
この角度は結構お気に入り。何となく、西洋の城にも見えてきました。
更に登ると、ようやく平坦な高台にたどり着きます。そこは大手門跡。
ここが大手門だったのですね。つまりは正門。西暦1600年頃に造られたそうです。
大手門からの眺め。車でも登ってきてますので、それなりの標高です。
ただ、天気が悪くてよくわからんかったです。
荒城を散策する
それでは、城の跡地を散策していきます。ここからはおおむね平坦、ところどころ階段がある程度でした。
全体を見ると、結構広いんですよね。歩くと20分はかかります。
この空間には屋敷があったそうです。今では何もない原っぱで、トンボが飛んでおりました。
ハイキングコースとしてもいいかもしれません。明らかに未就学児くらいの子もはしゃいでおりました。
奥まで行くと、崖の上に建っているということがよく分かる景色がありました。
よくもまあ、こんな高い崖に造ったもんだ。
お子様は落っこちないように注意してください。
ここなんかは、最も城っぽい風体を残していますね。
突然のけろ隊。ジムがあったので置いてきました。
まあ天気が悪い悪いと言いながら、それなりの眺めは楽しめました。
三の丸址。まあ城の跡地としては、かなり崩壊しつくしています。
しかし、石垣が好きな方は、目の前に高い高い石垣があるのでご満悦できることでしょう。
この石段の感じも何となくいいですね。先日、尾道市に行ってきましたが、坂や階段というのは少し世界が変わる瞬間だなと思います。
標高は300m強だそうですが、周りはそんなに高くありません。
そのため、遠くの山々もよく見渡せます。
すぐ下には道路が通っていますが、崖状になっているため、距離は大したことなくても高低差が大きく感じます。
最後に、一番奥にあった岡城天満神社に参拝して終わりです。
祭神は菅原道真公。やけに新しいなあと思ったら、城と共に朽ちていたのが何べんも補修され、最新版は2016年にできたばかりということでした。
ちなみに、そこから休憩所もすぐ近くです。
イスや自販機もありますので、疲れたらここで一服。
天気が良ければ、ここでしばらく眺めていたかったのですが…ベンチも湿ってましたしね。
荒城の月と滝廉太郎
この岡城址ですが、滝廉太郎(通称:タキレン)が、あの有名な「荒城の月」のモデルにした場所としても有名です。
私が以前、筆で描いた滝廉太郎(タキレン)も貼っておきますね。
城の奥には、タキレンの像も置かれていました。
何だかスタイリッシュですね、タキレン。幼少の頃をこの竹田周辺で過ごし、この岡城址で荒城の月の着想を得たとかどうとか。
岡城を出て下った場所にも、荒城の月の楽譜が掘ってあったり、雑にピアノが置かれたりしていました。
車の中からしか見てないのですが、これはさすがに偽物ですよね。
おまけ。ペンション荒城の月にあった、「岡領(竹田)の有名No.10」だそうです。
君はいくつ言えるかな!?
私は竹田のものと分かっていて言えるものはゼロでした。