実に21年ぶりのリメイクとなった「ミュウツーの逆襲」。
正確には「EVOLUTION」が付いています。
それなりにポケモン好きな私ですが、この映画はおろかアニメ版はほとんど観たことがありません。
しかし、今回は暇を持て余していたこともあって、観てみることにしました。
ストーリーのダイジェストつきのお得なブログとなっています。
つまりネタバレアリです。
ミュウツーの逆襲のダイジェスト(ネタバレ)
幻のポケモン、ミュウの化石から人工的に造られた世界最強のポケモン、ミュウツー。
造られた生命であり、アイデンティティを持っていません。
ロケット団のサカキと組んだこともありましたが、次第に人間も、それと共生するポケモンにも嫌気がさしてきました。
そして、なぜ自分が作り出されたのか。
悩み続けたミュウツーは、人間への逆襲を決意しました。
そこで強いトレーナーを集めては倒し、そのポケモンのクローンを作りだすことに。
そして最強のポケモンでありながら最強のポケモントレーナーになるミュウツー。
世界を支配する(?)目的を阻むため、立ち上がったサトシ達。
コピーポケモンで応戦するミュウツー。戦闘能力はコピーの方が上で、危機に追い込まれるサトシ達。
そこへ幻のポケモン、ふなっちょミュウが現れる。
オリジナルを倒すことを存在証明だと感じるミュウツー。
ミュウVSミュウツーの激しいバトルも始まった。
他のポケモン達も、オリジナル、コピーとも消耗し衰弱していく。
果たしてこの戦いは何のために…(けろは関係ありません)
サトシの死(生き返ったけど)をきっかけに、闘いの無益さに気が付いたミュウツー。
自分たちは既に生まれて、ここに存在している。それだけでいい。
それを悟ったミュウツーはコピーポケモン達とともに、どこかへ去っていく。
全ての人間・ポケモン達の記憶も消し去ったが、世界のどこかで生きていくのだろう。ハナダの洞窟かな。
※どれがどのポケモンかわかるかな?
感想
ストーリー展開はさておき、テーマとしては定番ながら王道で良いと感じました。
21年前にうっすらとストーリーを知ったことはありましたが、「なぜ生きるのか?」という思考や、「作られた生命、生命倫理」という掘り下げも(やや無理やりですが)可能だと思います。
「私はなぜここにいるのか?」
「私はなぜ生まれたのか?」
「誰が産んでくれと願った?」
世の中、こうやって考えている人もいるのではないでしょうか。反抗期のキッズとかね。
それに対して、「生きていて、存在していることを受け入れる」という一つの答えは、果たして子どもたちに伝わるのでしょうか。
3DCGでリメイクされた映像と、その他どうでもいい雑感
キャラクターについて。
やはりミュウツーは他のポケモンに比べて、カリスマ性がありますね。
見た目がドラゴンボールのフリーザに似てますし、手をかざしただけで人やポケモンを空中に持ち上げて投げ飛ばすのは、クリリンを爆破させたシーンにそっくりです。
ピカチュウは、鳴き声だけで演技する声優さんは凄いと思いますが、しょせんはねずみポケモンなので、あまり好きではありません。
後はタケシとカスミくらいは知っていますが、タケシがイワークではなくロコンを出していたのが違和感ありあり。
次にCGについて。
元の作品をあまりちゃんと観ていないので比較しづらいですが…
今回は、3DCGでリメイクされたのが売りとなっています。
「名探偵ピカチュウ」は実写のような質感でしたが、こちらはきちんとアニメに忠実。
キャラクターは多少綺麗になったくらいですが、荒れ狂う海の描写がリアルでした。
何と言っても一番きれいだったのが、「ギャロップ」の炎ですね。別にメインでも何でもないので、終始たまーに映る程度でしたが。
人間キャラのCG化は、まあギリギリ許容範囲というところ。
最近のディズニーアニメの表情豊かさが、若干苦手で受け付けないのですが、そこまで過剰ではありませんでした。
ちなみに、観に行ったらポケモンカードを貰いました。ゲーセンで使えるカートリッジ?みたいなものも。
どちらもやってないので、どうしようかなあ。
君たちは、ポリゴンのことを忘れていないか
さて、ミュウツーは人工的に作られたポケモンという設定ですが、こちらのポケモンを忘れてはいないでしょうか?
そう、バーチャルポケモンのポリゴンです。
人工的に作られた上、原作のポケットモンスター赤緑では、カジノの景品として扱われています。
ジョウト地方では、アップデートされてポリゴン2に進化。
人工知能を有し、「新しい仕草や感情をひとりで覚えていく」ポケモンになっています。むしろロボット?
そして最終進化系がポリゴンZ。
「追加したプログラムがまずかった。おかしな挙動が目立つので実験失敗なのかもしれない。」とポケモンGOの図鑑には書かれています。
となると、ミュウツーよりも危険なのはこのポリゴンでは?
例の「ポケモンショック事件」の罪も押し付けられていますし、人間への不満は相当高まっていることでしょう。
恐らく、そのうちポリゴンの逆襲が映画化されるでしょう。バーチャルの世界を支配する云々という設定にすれば、現代のストーリーとしても受け入れられます。
おまけ①
ポケモンGOでは、アーマード・ミュウツーが出現しています。
力が抑えられているため、通常のミュウツーよりはかなり弱め。
けろ隊により、無事に制圧されました。
まあ映画等で、他のポケモンに対して圧倒的な格上感を魅せちゃってるけど、ゲームでは最強とまではいかないですね。
初代では、こおりづけにならない限りはほぼ最強でしたが…(というよりエスパーが最強)
おまけ②
映画を記念して、ふなっちょ版ミュウツー。カリスマ性がありますね。
うちの壁に設置してある、ホワイトボードに描かれていました。
おまけ③
池袋サンシャインにある、ポケモンセンターにて。
メガミュウツーはイマイチ好きじゃないですね。
ポケモンセンターで、ニョロトノのぬいぐるみを購入。これはいい出来だ。
買っちまった。しかし良いね😗🐸#ニョロトノ #ポケモン pic.twitter.com/nHc9a92x9u
— GO@ブログ・読書・日常・ひとり旅 (@GK_GK21) 2019年7月13日