初めて日比谷公園に行ったのはいつの事だったか忘れてしまいましたが、東京のど真ん中にありながら広大な敷地を持つ公園というのに心惹かれたものです。
さらに、その中にたたずむレストラン「松本楼」と言えば、「大人になったらこういうところで食べてみたいもんだ」と思ったものです。
ただ、よくよく思い出してみると、初めて日比谷公園に行ったのは25歳くらいなので、別に行けたし、割といい大人だったんですよね。そんなこんなで8年が過ぎていました。
松本楼について
さて松本楼ですが、創業は明治36年=1903年。つまり100年は軽く超えています。
ハイカラ好きなモボやモガのあいだでは「松本楼でカレーを食べてコーヒーを飲む」ことが大流行しました。
(松本楼HP)より
モダンボーイやモダンガールが通ったのですね。
場所は、東京駅の丸の内口から徒歩10分くらい、日比谷公園内にあります。
地下鉄なら、もちろん日比谷駅ですが、有楽町も近いです。
ランチも開店前から並んでいる
先に言っておきますが、レストランは2種類あります。
1.洋食 グリル&ガーデンテラス
2.仏蘭西料理 ボア・ド・ブローニュ
今回行ったのは、もちろん1の洋食屋さん部分。
2のフランス料理は、もはやお値段が怖くて近づくことができません。
ランチ営業は11時から。
開店15分前くらいに行ったのですが既に10人くらいが並んでいました。
きちんとサンプルも並んでいますので、開店を待ちながらメニューを選択できます。
提供が早い!デミグラスが美味い!
そして開店と共になだれ込みました。中は広く、テラス席もあります。
私以外にも数組のおひとり様がいらっしゃったのが心強い。
サラダプレートを頼んだところ、わずか2~3分で提供されました。
ランチタイム、そしてオフィス街にあるということで、スピードには気を使っているのでしょうか。
そしてオムライスも注文。両方頼んだときに、「オムライスにもサラダが付きます」の一言は欲しかったですが、まあ仕方ありません。
さてオムライスですが、これは非常に美味しかったです。
トロトロ感もやりすぎではなく、程よく固まっていました。
そして何といってもデミグラスソースが美味しかったですね。
表現力がありませんので、コクがどうとかは分かりませんが美味いのです。
そこまで格調高くなく
ものすごくハードルが高いんじゃないかなと勝手に思っていました。
ナイキのスニーカーとチノパンで行っていいのか分かりませんでしたが、その程度なら許される感じ。
とはいえ、周りはビジネス系やそれなりのフォーマル感を出しているファッションばかりでしたので、サンダルにダメージジーンズで行くような店ではないでしょうね。
日比谷公園自体は、今となっては好きでも嫌いでもないのですが、それでも都心にこの広さ・規模・緑と水のある公園は貴重です。
また東京に行く機会も多くあるでしょうから、次は違うメニューを頼んでみたいですね。
フレンチの方は、少なくとも誰か一緒に行く人がいないと厳しいだろうなあ。