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【Switchゲーム紹介19】「剣と魔法と学園モノ。」感想。「世界樹の迷宮」の方が好きかなあ。

Switchゲーム紹介のコーナー。

今回は「剣と魔法と学園モノ。」です。略称は「ととモノ。」というらしい。

元々は2008年にPSPで発売されたものが、10年越しにリメイクされました。

 

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10年前からタイトルは知っていて、少し興味がありました。

このたび、Nintendoのeショップでセールになっていたので買ったのですが…

大枠は好きでも、何点かの理由で残念な感じになっているかなあ。

私は世界樹の迷宮に例えてますが、Wizってゲームに似てるらしいですね。

 

 

あらすじ

あらすじは、あってないようなものですが…

名前の通り、舞台は学校。校長先生のお話からスタートします。

 

世界のあちこちに地下道ができ、世の中が変わってしまって数十年。

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よく分かりませんが、その地下道を攻略する生徒を養成する学校だそうです。

築数年しか経っていない新米校です。

いいから探検に行ってこい、というのが本音のようです。

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キャラメイクは好き…なんだけど

 このゲームには、いわゆる主人公はいません。

キャラクターは自分の意思を持たず、作り出されるだけです。

ドラクエ3で言えば、勇者無しからスタートするようなものです。

 

まずは職員室を選択し、生徒を入学させる=キャラメイクします。

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名前、性別、種族、学科(≠ジョブ)を選択していきます。

特に種族はヒューマンやフェアリー、エルフ、ノームなどよく分からないのも含めて10種類近くあり、それによって能力なども異なります。

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性差は特に影響がないように見えます。種族・職業によって特性が異なります。

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また、作ったときにボーナスが割り振られ、自分の好きなパラメータに追加をすることができます。

…が、このボーナスは作ったときに数字が決まり、6~19の間でランダムに上下します。

当然、19(私が確認した中での最高値)のときに作るのが一番良いのですが、それまで延々と、数字を確認⇒キャンセル⇒作成ボタン⇒数字を確認…という無駄な作業を強いられます。

 

名前を決めるのも一苦労(これは私のせいですが)ですので、パーティの最大人数である6人を作るのに30分以上かかりました。

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というわけで、この6人のキャラクターで地下道を探検していきます。

 

戦闘とダンジョン

ダンジョンですが、3Dダンジョンとなっています。

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上で前進、下で後退、左右で向きを変えます。

そして厄介なのが、トラップも多く仕掛けられており、強制移動させられるマスや、回転させられるマスなどが、何のフラグもなしに設置されています。

ですので、地図がないと(あっても理不尽に思うこともあるけど)何が起きているのか分かりません。

 

そして戦闘。ターン制のコマンドバトルです。

前列・後列に分かれているのですが、後列は何と初期装備では何もできません。なぜなら攻撃が届かないから。

魔法で攻撃…したいのですが、魔法使い系でも最初は4回程度の単体魔法しか使えないので、すぐに力尽きます。

なので、半数の仲間は「ぼうぎょ」をするだけ。

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レベルが上がれば魔法の使用回数なども徐々に増えるのですが…

レベルアップはかなり効率が悪く、レベル2になるのも結構な回数、戦わなければなりません。

さらに敵の強さがイマイチ分かりづらく、同じような敵でも一撃で殺されることもあれば、ノーダメージで済む敵もいて、かなり覚えづらいです。

 

敵の種族もやたらとあるのですが、何が何やら最早分かりません。

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UI(ユーザーインターフェース)など細かい点が嫌…

戦闘中の各種表示や、アイテムの管理など、ことごとくユーザーインターフェースが不便に感じます。

やってみないと伝わらない部分がありますが例えば…

  • お金は6人が各自で個人所有
  • 道具の整理が極めてしづらい割に、種類ばかり多い
  • 道具枠が少ない割に、ドロップアイテムが全て未鑑定扱いなので、更に枠を圧迫
  • 拠点(学校)のBGMが選択の度にリセットされて冒頭から始まるので、同じ部分を何度も何度も聞かされる
  • ワナが強すぎてパーティ決壊
  • 全滅すると、金も何もなくなり、蘇生すら苦労する(リセットの方がマシかも

 

などなど。

もっとありますが、実際にやってみると、ここもっとちゃんとor分かりやすくできるだろう…と感じることが多々ありました。

 

子どもの悪ノリで作ったのか?

そして決定的にやる気を失った点が2つ。

まずは、戦闘システムに合体攻撃というのがあるのですが…

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まさか今更(元は10年前のソフトとはいえ)、Gガンダムのパロディを見せられるとは思いませんでした。

同人ゲームレベルであっても嫌ですが、仮にもプロが作っているゲームでつまらんパロディを見せつけられると、かなり萎えます。

(偏見かもしれませんが)私がラノベを嫌いな理由のひとつですね。

ジョジョ、ガンダム辺りのパロディは寒気がします。

 

もう1つはダンジョンのマップ構成について。

分かりづらいのですが、オレンジの部分が通路、白が扉です。

簡単に言うと、扉が15~20個近く並んでおり、そのうち1個だけ当たり。

それ以外は、初期位置にワープするという仕掛けがいくつも並んでいる様子です。

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これを作った人は、これで面白いと思ったのでしょうか?

ドアを開ける⇒ハズレ⇒戻される⇒戦いながらまたドアを開ける⇒ハズレという運試しを、延々と繰り返されます。

私も1列目で嫌になったのですが、また同じような構造が出てきたのでここでゲームを止めました。

私の年齢のせいもあるかもしれませんが、あまりに無意味な苦労過ぎて(ゲームをやっていること自体が無意味では、という批判は受け付けませんけど)。

それ以外にも、ダンジョンのマップは、ただ遠回りさせるだけじゃない?というような、子どもが初めて作った手書き迷路をやらされているような気分です。

多少のトラップや迷路要素はいいのですが、ここまで来るとうんざり。

 

この手のゲームは好きなのに、非常にもったいない

「世界樹の迷宮」というDSで始まったRPGシリーズがありますが、昔よくやっていました。

こちらも、職業ごとにキャラメイクをして、罠やモンスターを突破しながら3Dダンジョンを進んでいくゲームでした。

時々理不尽に強い敵が出てきたり、トラップでパーティが壊滅したりと苦労もありましたが、結構面白かった記憶があります。

それはやはり、細かい点のUIやシステム、世界観の作り方などが丁寧だったのでしょう。

 

この「剣と魔法と学園モノ。」もシステム等はぱっと見で世界樹の迷宮と似ていて面白そうだなと思った反面、上に書いたような部分が続々と噴出してきて、ひとつひとつは細かくても、徐々に嫌になってきました。

 

一応、かろうじてまだやる気は残っていますが、先に挙げたマグレ当たりを待つダンジョンでやる気が激減したところなので、クリアまでたどりつける自信はありません。

 

 

ところでSwitch版は、正確には「Anniversary Edition」となっています。

CGギャラリーなどが付いていましたので、せっかくなので水着でも置いておきますね。

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星5が満点とすると、星2つくらいですかね…何かと惜しいゲームだなあ。

 

世界樹の迷宮がSwitchで出ないかなあ、タッチペン要素があるから難しいのかなあ。

 

(追記)キャラクターがやられてしまったので、復活させようとしたところ、2回「失敗」となり、「灰になって消滅した」ということでキャラが消えました。

せっかく育てて愛着が湧いていたのに、運だけでキャラクターが抹消される仕組みに驚くとともに、更にやる気をなくしました。

こうなってくると、理不尽&ストーリー性ほぼ皆無で、さらに育成ゲームとしてもキャラが消えるリスクもあるのでは(事前にセーブしとけばいいかもしれませんが)、もはや苦労してやる価値がないかなあ。

攻略情報も探したんですが、大した情報は出てこないんですよね…うーん、セールで買ってたのがまだ救い。

 

他にこんなゲームもレビューしました

そろそろSwitchゲーム以外も紹介できるようにしたいなあ。

 

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