2019年7月に配信開始となったばかりの、AmazonPrimeオリジナルドラマ「ザ・ボーイズ」。
シーズン1は8話しかないということもありますが、さささっと観てそれなりに面白かったのでご紹介です。
(ちなみに私が観たのは吹き替え版です)
あらすじ
舞台は現代のアメリカ。
そこは、当たり前のようにヒーローが存在し、治安維持や人命救助に活躍していた。
ヒーローたちは人気を集め、それ以外にも広告・メディアにも引っ張りだこ。
200人を超えるヒーローのマネジメントを行う「ヴォート・インターナショナル」には、その中でも選りすぐりの7人のスーパーヒーロー「セブン」がいた。
主人公のヒューイは、普通の青年で電器店に勤めていた。
ある日、恋人のロビンと手を繋いでいたところ、超高速で走っていたセブンの一人、「Aトレイン(エイトレイン)」がたまたまぶつかり、その体当たりによって目の前で恋人をバラバラにされてしまう。
ヴォート社は謝罪に訪れたものの、弁護士を通じてお金を払うだけで、本人からは謝罪がない。
そんなとき、ヒューイの前にビリー・ブッチャーという謎の男が現れる。
彼は、ヒューイに対してヒーローの俗にまみれた堕落した真実の姿を見せる。
例えばAトレインは、酒の席でロビンの死を心の底から嘲笑していた。
ヒーローたちに復讐しようと持ち掛けるブッチャー。
戸惑いながらも、ヒューイはヒーロー達に戦いを挑むことになった。
主な登場人物紹介
【味方=ボーイズのメンバー】
- ヒューイ:普通の電器屋。電器屋としては有能で、ハッキングもできる。
- ブッチャー:ヒーロー達=能力者に恐ろしい敵意を持つ男。
- フレンチー:ブッチャーの昔の仲間。化学にも通じている。
- マザーズミルク:ブッチャーの昔の仲間。少年厚生施設で働いていた。
【ヒーロー達】
ヒーロー達は対外的には文字通りヒーローであり、模範的な人物とされている。
以下はセブンのメンバー。
- ホームランダー:セブンのリーダー。圧倒的な強さとカリスマ性を持つが、傍若無人である。眼からビームが出て、人を切り裂き蒸発させる。
- ディープ:水中呼吸、魚との会話ができる海の支配者。新人で入ってきたスターライトに強姦紛いのことをするなど、人間性はゲス。
- ブラックノワール:忍者のような暗器使い。極めて無口で、シーズン1の間はほぼ出番がなかった。
- Aトレイン:世界最速の男であり、力も強い。しかし、その速さと強さを維持するには秘密があった。
- クイーン・メイブ:ホームランダーとは旧知の仲らしい。能力は圧倒的な身体能力だが、あまり作中ではその素振りを見せない。
- トランスルーセント:透明になれる能力と、どんな攻撃も効かない皮膚を持つ。その能力を悪用し、女子トイレなどにも現れる。
- スターライト:セブンの新人。アニーという若い女性であり、ヒューイとも親密になる。セブンやヴォートのやり方には違和感を覚えている。能力は電気、怪力。
ダークコメディというらしい
R指定が入っているのでエロもグロも出てきますし、最近の映像技術はすごいなあと思うところもあります。
ヒューイの彼女・ロビンがバラバラになるシーンはちゃんとバラバラになります。
ジャンルとしては、ダークコメディと書かれていますが、それほどコメディ感はありません。
ヒーロー達はほとんど傲慢で欲望に忠実。
しかし、一般人を圧倒的に凌駕する能力を持っています。
それに加えて、彼らを束ねるヴォート社は能力者ではないものの経営者として超一流で、ヒーロー達を上手くコントロールしています。
アメリカンといえばヒーロー物というイメージがありますが、それに対するアンチ・ヒーロー物と言えるでしょう。
ホームランダーは、見た目からして「ザ・ヒーロー」というようないで立ち。全身青のピッチリしたスーツに、背中には星条旗のマント。
ダークヒーロー物はありますが、ヒーローそのものと敵対する作品はそれほどないんじゃないでしょうか。
しかし、それほど頭を使わず観ることができるのはいいですね。
1話あたり約60分×8話ですが、意外とサッと観終えることができました。
先ほど書いたように、CGやアクションもそれなりに楽しいです。
ストーリーを大枠で捉えると「ん?」というところもなくはないですが、それぞれの人間模様なども楽しめます。
シーズン2の配信も決まっている
この「ザ・ボーイズ」は最初からシーズン2の配信も決まっていました。
そのためか、シーズン1は衝撃的なラストで終わっていますので、続編が楽しみです。
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