ひとり旅、奈良・三重編。
京都へ新幹線で行った後、近鉄に乗り換えて「橿原神宮前」へ向かいました。
日本橋にある奈良のアンテナショップ「奈良まほろば館」で、橿原神宮のPVが流れていて気になったもので。
京都から奈良へ
奈良に行くには、名古屋or京都から行くのがいいのですが、名古屋からはちと遠いので、京都まで行き、そこから東へ戻る形で向かいました。
奈良駅に行くにはJRでも近鉄でもいいのですが、橿原神宮には近鉄の方が行きやすいことが分かりました。
近鉄に乗るのもずいぶん久しぶり(のはず)。
一時間ちょいで、橿原神宮前に到着します。
ホームに植木が無造作にあるのが印象的でした。
橿原神宮前という駅名ですから、まあ橿原神宮推しですよね。
それでは向かっていきます。
駅から歩いて10分弱
橿原神宮は駅から800mほど。
まあ歩いても10分弱ですから、のんびり行くことにしました。
ただ、この日は雨が降っていたのが少しつらかったですね…
参道っぽさは全くなく、普通の道を歩いていきます。
喫茶店やホテルはありましたが、コンビニすらなかった気がします。
灯篭がでかい
そしてこちらが橿原神宮の入り口です。
鳥居が立派ですが、それ以上に灯篭が立派です。
画像では見づらいですが、こちらが橿原神宮の全景。
なお、入り口である第一の鳥居から本殿までは10分ちょいかかります。
橿原神宮に潜入していく…前に寄り道
それでは鳥居をくぐって入っていきましょう。
表参道の砂利道をじゃりじゃりと進んでいきます。
こちらは手水舎。かなり立派ですね。
本殿に向かう前に、わき道にある深田池へ。
かなり広いのですが、雨模様で少し濁り気味。
わき道ついでに末社である長山稲荷社へ。
末社と書かれていますが、橿原神宮よりも前から地元では信仰されていたそうな。
橿原神宮へ
さて、軌道修正してこちらが橿原神宮です。横長で立派な建物ですね。
これが外拝殿と呼ばれる場所のようです。
右に巨大な絵馬があるのが気になります。
こちらが外拝殿から見た、内拝殿です。
結構距離があるので、細かい部分は見えません。
こういう雰囲気いいなあ。
神武天皇は2600年以上前の人物ですが、この橿原神宮は明治になって造られたものです。なので、2020年に創立130周年です。
いや、十分すごいんですが、イメージが先行していたせいで、「意外と130年って新しいな」と思ってしまいました。
ちなみに第一の鳥居は昨年修繕が終わったばかり。道理で綺麗だと思いました。
畝傍山(うねびやま)は登山ルートに注意
帰りは違う方向から出ようと思ったら、途中で「畝傍山登山口」とやらを見かけました。
まあせっかくなので、登ってみることに。今にしてみれば、行かなきゃよかったんですが。
登山口といいながら、それほど大した傾斜ではありません。
が、片手には傘を差しながら、ぬかるんだ道を進んでいくのは結構疲れます。
獣道ではありませんが、かといって舗装はされていないので、ドロドロぬるぬるです。
上の方からの眺め。
こちらが山頂です。ベンチはありますが、びっしょり。
山頂からみて右から登ってきたので、帰り道は左から降りることにしました。
が、これが大きな失敗でした。
距離ははるかに短いのですが、その分急な斜面でして。
ぬかるんだ急斜面を傘を片手に降りるというのはなかなかの疲労感でした。
ようやく降りたったころにはくたくたでした。
こちらの登山口から登るのは、あまりオススメできません。
大和三山のひとつ、畝傍山
さて、大和三山についてですが…
この畝傍山(うねびやま)と、耳成山(みみなしやま)、香具山(かぐやま)の3つです。
かつて都があった「藤原京」を取り囲むように3つの山が並んでいます。
三山のうち畝傍山が一番高いのですが、それでも標高は199m。
それでも奈良は盆地のため、高く感じられます。
古来から、この地方の神々が住まう山々として敬われていたそうな。
めでたしめでたし。
思わぬ登山の疲れ
全く登山なんかするつもりはなかったのに、低い山とはいえやってしまったのは後々の疲労感につながりました。
そして疲労感よりも、上は着替えがあっても下は着替えがなかったので「泥で転んだら終わり」というプレッシャーが凄かったです。
泥で尻もちでもついたら、飲食店に入るのも一苦労でしょう。
まあこういうのも旅の醍醐味と、無理やり前向きに解釈できなくもないですが…