Nintendo Switchゲーム紹介のコーナー。
今回は「THE GARDENS BETWEEN」(ガーデンズビトウィーン)です。
これまでやったことのない新発想のゲームで、なかなか楽しかったです。
一応クリア済みでネタバレありっちゃアリですが、ストーリーはあってないようなものなので気にしなくていいと思います。
あらすじと操作方法
物語は、隣り合った家に住む少女と少年が、秘密基地のような小屋で会っているところからスタート。
後ろにはマンションが立ち並び、電車も走っていて現代社会のようです。
といってもそこから急に場面は変わり、不思議な島へと流れ着きます。
少女はランプを持ち、少年と共に進んでいきます。
操作は至って単純で、右と左、そして決定ボタンしか使いません。
その左右の操作も、キャラクターの移動の為ではありません。
右を押せば時間が進み、左を押せば時間が戻ります。
なので右を押していても左に進むこともあれば、ハシゴを登ったり、ジャンプしたりも時間を進めるだけで自動的に行われます。
ステージクリアの方法は、女の子が持っているランプに光を入れた状態で、そのステージの頂上に掲げることです。
ランプの光は、様々な方法で手に入ったり、敢えて手放したりする必要があります。
下の画像で言えば、ランプを運んでくれるキャラクターがいるので、彼に頼るような場面も多々あります。
百聞は一見に如かず
言葉で説明するよりも、動画を観ていただいた方が伝わるかと思いますので、適当にSwitchで録画してきました。
基本は全てのモノが時間と共に動きますが、それに影響されないものや、スイッチを操作しているときだけ動くもの、時間を止めた中でも動けるものなど、様々な仕掛けがあります。
仕掛けの例
例えば、巨大なプリンターがステージ上にあります。
このプリンターの手前のスイッチを押すことで、プリンターから出てくる印刷物が変わり、その結果としてステージに大きな変化が起きるものです。
何度も時間を動かしたり戻したりしてみて、また仕掛けをいじってみてクリアできるというのが、なかなか楽しいです。
もちろん、仕掛け自体が面白い発想でできているので、たとえ単純なものでも面白かったです。
こんな大掛かりな仕掛けもあります。
「THE GARDENS BETWEEN」エンディングと感想まとめ
1つのステージをクリアすると、思い出が手に入り、それが2~3個揃うと、少女と少年のそれらにまつわる思い出のシーンが映写されます。
おもちゃ箱やパソコン、滑り台、ゲームなど様々です。
そして全体では7ワールド、約20ステージをクリアするとエンディングです。
だいたい1ステージは早ければ1~2分、仕掛けに悩んでしまうと7~8分くらいかかるかもしれません。
なので、それほど大ボリュームというわけでもありません。
全ての思い出が揃うと、現代に戻ります。
これが最後の思い出のシーン…ということでしょうか。
そして現実に戻ってきました。少女と少年が抱き合っているシーンから…
少年が家を引き払い、去っていくシーンへと移っていきます。
二人の思い出を振り返ってきたのですね。
しかし、現実の別れからは、時間を止めることも、ましてや戻すことはもうできません。
さようなら。
そしてスタッフロールが流れて終わりです。
インディーズゲームにしてはスタッフが多く、また「追悼」に3~4人は名前が挙がっていたのが気になりました。
それほど長期プロジェクトだったのでしょうか?それとも…?
さて、感想のまとめですが、これはかなり面白かったですね。
パズルゲームも久しぶりですが、アクション要素はないのでゆったりとプレイできますし、繰り返しになりますが仕掛けの発想力は非常に楽しめました。
敢えて不満(という程でもないけど)を言えば、少しテンポが遅すぎるなあと感じるところがあったのと、全体のボリュームがもう数ステージくらい欲しかったなあというところでしょうか。
でも、このゲームは買って良かったです。
あぁ時間が操作できたらなあ。