生きている不思議、死んでいく不思議。
ふふふっふふふふふふー。
これ以上の歌詞は知りません。そもそもちゃんと観てないけど、「川かよ!」とオチに違和感を覚えたような気がします。
というわけで、今回はジブリの売れに売れた作品「千と千尋の神隠し」のモデルと言われる(否定されてるけど)、「九份老街」(きゅうふんろうがい、ジォフェンラウジェ)に行ってきた話。
九份老街の読み方は何となく合ってると思いますが、自信はありません。
九份老街への行き方
台北駅からは少し離れており、電車でもバスでも1時間以上はかかります。
「行き方」と書いておいて何ですが、それは他の方がたくさん書いていますので私の行った方法だけ書きます。
私の場合は、松山駅発直行のバスで行ったのですが、渋滞無しでも1時間程度かかりました。
たまたまバス停に行ったら、ちょうど「九份」と書かれたバスが来てくれて良かったです。
Googleマップのナビが結構活躍し「1062番」のバスに乗ればいいとリサーチもしてくれたので確実に乗れました。
14時過ぎのバスはまだまだガラガラで、ゆったりと景色を眺めながら移動することができました。
九份老街に到着
そして15時過ぎに到着!
直通バスではないので停車ボタンを押さないと、その先の「金瓜ナントカ?」みたいな所に行ってしまいます。
ただ、到着時に運転手さんが「ジーフェン!!(九份)」と叫んでくれたので分かりやすかったです。
いきなり交通戦争真っただ中の所に降ろされます。
かなり道は狭いですが交通量は非常に多いため、チビッ子はかなり危険だと思います。
意外と事故は起きないものみたいですけどね。
ファミリーマートがあったので、カフェスペースで休憩。
中国感満載の建物なども。
高台からの眺め
九份は少し高台に位置しており、海と山を臨める場所です。
キリスト系?の教会もありました。
後で下まで行ったら、喫茶店になっていることが分かりましたが。
音楽ライブも行われておりました。日本の路上ミュージシャン的なことなんでしょうか。
観光地の真ん中でやっているのは珍しいです。
九份老街の迷路に入る
それでは雑踏の中に入っていきます。入り口は狭く、ごった返しています。
中は飲食店と土産物屋が中心です。
夜市とそんなに変わらないかもしれません。
しばらく写真中心、時々コメント付きでお送りいたします。
日本語表記もたまに見かけます「冷たい」と「温め」。
太った大きな犬。
ところどころ、展望スペースのように海と山が見渡せます。やはり高い。
こんな斜面に暮らすのも大変でしょうね。
日本の「秘境」と呼ばれる地域では、このように斜面に家が林立していることもありますが、これだけの密度ではなかなか見たことがありません。
金山としての発展があったのでしょう、軍艦島のようです。
こういう店に入る勇気がありませぬ。
金鉱山としての九份
もともと、九份エリアは鉱山・坑道でした。
こうして古いトンネルが残されています。
看板は全く読めませんが、5番坑道だったようです。
中を覗き込んでみると、深淵がこちらを覗いていました。
今回は行きませんでしたが、金に関する博物館もあります。
発掘作業員はこういうところに居たのでしょうか?
と産業遺跡かと思いきや、中でテレビを見ている人がいました。一般家庭なのか?
日本語も書かれていました。
「鉱石から金を提出するプロセスに図で表示します」と書かれています。
惜しい日本語。
目の前のところに行けないの
さて、九份老街自体はそれほど広いというわけでもなく、最初の入り口から歩くだけなら30分とかからないでしょう。
ただ、アップダウンが大きい上に、道が立体的に入り組んでいて、かなり移動は難しいです。
下のGoogleMapの距離を移動するのも、ハマってしまって結構大変でした。
こういった狭くて急な階段や…
うさん臭い、近道の表示など。
しかも直進できるような道はほぼありませんので、行きたいところに行くだけでもなかなか難しかったです。
その複雑性が魅力でもあるのでしょう。
時々、海を見たくなるのだ。
地図を見ても、立体性が分からないのでそれほど意味なかったなあ。
カフェのひとつでも寄れば良かったのですが、疲れてしもうた。
台北への帰り道
九份老街のメインは、やはり日暮れになってからのライトアップでしょう。
その混雑には恐らく耐えられんと判断し、17時頃のまだ明るい時間に、バスで台北方面に戻ることにしました。
この時間でもそれなりに混んでいます。バスは定刻より10分は遅れてきました。
また、高速道路区間を通る関係で、必ず着座しなければならないので、混んでいると次のバスを待たなければならないこともあるそうです。
タクシーの勧誘も数か国語でありましたが、やはり海外では公共交通機関に頼りたい。
バス停の前には、東京はじめ、世界の主要都市からの距離が描かれていました。
東京は2,074km、曼谷(バンコク)は2,582kmなど。
何とか乗り込むことができました。行きと同じ、松山駅を目指して乗って行きます。
幸い、懸念していた渋滞に巻き込まれることもなく、1時間強で戻ることができました。
九份老街の感想まとめ
さて、九份老街の感想まとめですが…
夜市好きには、まず十分楽しめることでしょう。
お店もたくさんありますし、雰囲気も日本では味わいにくい感じ。
魅力が夜ではあるのですが、混雑を恐れてしまったのが悔やまれます。
この中にも「民宿」はあるのですが、日本語も通じなそうですし、「HIS」や「楽天トラベル」で予約もできなさそうですし、泊まる勇気はありませんでした(確認してませんけど)。
まあ台湾観光といえば、ここ九份老街しか知らなかったので、行ったという目的が果たせたのは良かったです。
皆さんが行く際には、時間と体力に余裕をもって訪問してください。
敢えて日本(過去記事)と比べると…
祖谷の秘境は、傾斜に住居が建っているという点では似ていました。
広島県尾道市の「猫の細道」は、複雑な道路状況が似ているかも?
中国の九龍城をモチーフにした川崎のゲーセン。ただし閉店が決まってますが。