低身長、中収入、中学暦のGOです。
今回は婚活イベントについてその片鱗を見て慄いた話。
おののいた、って言葉の響きは好きです。
社会経験としての婚活
結婚しよう。と思ったことがほとんどありません。
恋愛にも縁のない、そしてそもそもそんなに興味がない生活をしていますからね。
ただ、興味がないことでもやってみれば面白いかもしれません。
そんなわけで、世の中で近しい世代の多くの人がハマっているという婚活とやらに少し興味を持ってみることにしました。
気まぐれに婚活イベント参加でもしてみようかなあと思いつつ、冷やかしちゃいけない領域な気もしている😗#婚活
— GO@国内ひとり旅・読書・ブログ (@GK_GK21) 2020年1月27日
結婚に興味が無いとかする気が無いと言っていますが、別に結婚否定派でもありません。
どんどんするべきだと思いますし、特にお金が無いという理由で結婚しないのではなく、むしろお金が無いならすべきだと思います。
が、お金が無いとそもそも婚活イベントに参加もできないんだなあと調べて分かりました。
思ったより開催数が多いし、参加費の男女差がでかい
というわけで、私の住む千葉県で婚活イベントがあるのかなと調べてみました。
machikon JAPANというサイトが検索で一番上に出たので更に見てみると、そもそも開催数が想像よりはるかに多かったです。
ほぼ毎日の様に行われていますし、しかも平日の真昼間の場合もありました。
そして参加費の男女差も、想像以上でした。
だいたいイメージとしては、平均的に男性5000円、女性3000円とかかなあと思っていたのですが…
以下、画像はHPより切り取ってきました。
パターン①
まずこちら。飲食はないようです。
男性5,800円、女性は500円。
男性(30~39歳)の条件:大卒or公務員or大手企業勤務or年収350万円or一人参加
女性(25~35歳)の条件:独身社会人
5,800円がものすごく高い!とは思いませんが、女性500円は安すぎませんかね。
イベントの内容みると、トークタイムのみで、飲食代はほぼ皆無みたいですが。
男女の価格差が11倍以上。想像以上でした。
そして男性の条件だけやたらと多いですが、全部「or」なのでだいたいどれか満たせるでしょう。
特に「一人参加」で条件がOKなら、年齢さえ30代なら無職でもいいのでしょうか?
そして「一人参加」しか条件が満たせない人は、5,800円も払うのだろうか?
お呼びでないのかな。
パターン②
続いてこちら。料理付きの場合。
20代に絞った婚活イベントのようです。
やはり男性は8,800円とそれなりのお値段ですが、女性は1,000円(8.8倍)。
料理&飲み放題が付いていれば、安居酒屋でも3000円はするでしょうから、女性分の大半を男性がもつ形ですね。
パターン③
続いてこちら。少しだけ男性のスペックが上がります。
男性が4,500円、女性が1,000円(4.5倍)。
だいぶ倍率が下がってきました。
男性の条件が少しだけ厳しくなっており、「正社員or大卒or年収400万円以上」となっています。
正社員も扱いはピンキリですし、大卒無職なんて多そうですが、これも「or」なのでどれか満たしていればいいみたいです。
パターン④
続いてはこちら。エグゼクティブだそうです、男性は。
男性4,500円に対し、女性1,500円(3倍)。
飲食がないので総じて安いですが、男女差がかなり小さくなりました。
ただし男性の条件は「年収500万以上or勤続15年以上」。
年齢も35歳以上になっていますし「エグゼクティブ」を名乗るなら年収500万円は欲しいところですが、まあ平均給与を考えるとそれも「or」で仕方ないのかもしれません。
かたや女性は年齢要件と独身社会人のみ。働いてさえいればいいようです。
パターン⑤
さらに男性のスペックを上げたのがこちら。
スーパーエグゼクティブになると、年収が1000万円以上になってきます。
こうなると「エリートビジネスマン」と呼ばれていた私もまだ(将来も?)参加できません。
男性4,000円、女性1,500円と、価格差がもっとも小さいですね。
パターン⑥
続いてはこちら。年上彼氏×年下彼女なんていうコンセプトもの。
年上彼氏と年下彼女と書いてありますが、年齢要件を見ると「女性26~32歳、男性29~35歳」となっていて、必ずしも年齢差が男性上とは限らないのでは?
絞ったせいかお値段もやや高めになっているようです。
一人で行っても8,900円かあ…
パターン⑦
続いてはこちら。こんなのもあるの?部門。ぽっちゃり女性だそうで。
こちらは年齢要件と独身であること意外に何の要件もありません。
「ぽっちゃり女性限定編~ふわふわマシュマロ彼女と云々」の文章に、表現が難しいですが危険な香りがぷんぷんします。
「ぽちゃ可愛い」は何となく意味が分かるけど、「ぽちゃティブ」は意味が分かりません。
何だろう、どすこい感を感じるというか。
まあこういうのを開催するってことは需要があるんでしょうかね。
それともマーケティング調査なのか。
でも体重要件も付けづらいし、どうやって「ぽっちゃり女性」を判断するのでしょう。
パターン⑧
職場限定タイプ、公務員・大手企業の男性。
さらに公務員限定。
こうなると男性3,500円、女性1,000円とだいぶ差が縮まっています。
といっても、3.5倍の差が小さいとは思いませんが。
パターン⑨
最期はたこ焼き作り型の婚活イベント。
「アニメコン」でもあるそうです。
3人1組だと2万円超えというのはけっこうインパクトがあるように思います。
「たこ焼きパーティしようぜ、1人7000円な」と呼ばれたら100%行かないです。
婚活イベントを見て思うこと
運営者が利益を出さないといけませんから、総じて高過ぎるとは思いません。
が、やはり男女の差がここまで大きいのは予想外でした。
10倍以上の差は結構酷いなあと。
見た中で一番差が大きいのは、女性500円、男性10,000円と20倍でした。
男性からすると、そんなところに参加してくる女性は大丈夫なの?と思わなくもないです。
500円ならどうでもいいと思いますし、10,000円近く取られたらそれなりの対価が必要です。
まあそれだけ男性不利、女性有利な相場なんでしょう。
心理的に女性の方が行きにくいのでしょうから、金額というハードルを下げるのも必要なんだろうとは思います。
男性の参加が減っているとネットで見たこともありますが、これだけの差でも成り立っている業界だとすれば、圧倒的に差があるのでしょうね。
逆に女性側の条件で絞ったものを探したのですが、ほぼ見つかりませんでした。
どれもが年齢と独身社会人であること程度で、年収やら職業やら学歴要件は特になし。
男性側の要件が厳しくなると、男女の差が小さくなっていきます。
総じて、金の臭いが強いですね。
現実的ですし、必ずしも悪いこっちゃないと思いますが。
そして需要と供給があって成り立っている商売に横から難癖付けるのもアレなので、これ以上は控えますが、こんな設定なんだと垣間見れて良かったです。
面白半分で行くのも馬鹿馬鹿しい値段だなあと思ったのが率直な感想です。
知らない女とぐるぐると話すだけで5,000円、飲食すれば1万円近く取られるわけですからね。
同じ値段があれば何ができるだろう。
昔、弊社が婚活事業に乗り出そうとした際に、視察で婚活パーティに行けと言われたことがありました。
結局その事業はうやむやになったのですが、経費で落とせるなら推進すれば良かったかなあ。