名前をつける。
皆さんも何度か経験したことでしょう。
子どもの名前、ペットの名前、ゲームのキャラクターの名前、チーム名等々。
命名に拘りを持つことも大事ですが、分かりやすさ、伝わりやすさなどを考えることも重要です。
今回は、紛らわしい名前は止めて欲しいなあというようなお話です。
株式会社サテライトオフィス
先日、雑誌をぱらぱらと読んでいたら「株式会社サテライトオフィス」という企業の広告を見ました。
調べると1998年創業で、この手の企業ではなかなかの社歴のようですし、当時からこの名前だったならば、仕方ないとは思いますが…
目下、自社でサテライトオフィスの構築を進めている私にしてみると、非常に分かりづらい名前だなあと感じます。
実際にサテライトオフィスの相談をこの会社にする際に、「サテライトオフィス」という名称はどうなんでしょうか。
非常に会話に不便だと思います。
「今度作るサテライトオフィス(場所)の件でサテライトオフィス(社名)の佐藤さんと会うんです」
「うちのサテライトオフィス(場所)はサテライトオフィス(社名)に相談したから、御社のサテライトオフィス(場所)もサテライトオフィス(社名)に頼んではどうですか」
↑こんな感じで、「サテライトオフィスの件ですが…」と言っても「場所の話?会社の話?」となるでしょう。
ここと取引を開始しようとしたら、社内の説明も契約書なども面倒そうです。
「”俺の”株式会社」も、「俺のイタリアン」や「俺のフレンチ」を知っている人はともかく、そうじゃない場合に説明が面倒そうだなあと思っています。
絶対に、「前㈱か、後㈱か?」で迷わないけど。
支持政党なし(支持なし)
サテライトオフィスは、悪意のある社名ではないでしょうが、こちらは悪意ありそうな話。
選挙に出てくる政党で、「支持政党なし(略称:支持なし)」という政党名があることをご存知でしょうか。
比例選挙の場合、政党名に対して投票をしますが、本当に支持政党が無い場合にも、「支持なし」と書いてしまえば、その政党の票になってしまいます。
政党らしいお題目は公式HPにも書いてありますが、「(あえて)政策なし」が政策だそうで、「支持政党がない人の票数が分かる」ということらしいのですが…
紛らわしさを狙う以外の理由が全く分かりません。
一応、「支持政党がない人の投票数を把握するため」とか言っているみたいですね。
それを把握したいとしても、やるのは別の人の仕事だと思いますけど。
芸人コンビ名などに多い
けっこう嫌なのが、芸人のコンビ名やネタなど。
例えば、「和牛」とか「銀シャリ」とか食べ物系が多いです。
まあ銀シャリなんて普段使わないのでまだいいですが、和牛はいろんな場面で使います。
たぶんある程度、戦略的に命名しているところもあるんでしょうね。
実際に「和牛」でGoogle検索すると、日本の牛より先に芸人が出てきてしまいます。
芸人に興味のない私からすれば、検索汚染にしかなりません。
昔の芸人の方が、あぁ芸人コンビ(またはトリオ以上)なんだなあと分かりやすいように思います。
ダウンタウンは固有名詞もありますが日本ではほぼ使わないですし。
とんねるずもウッチャンナンチャンも、特に他とかぶる名称ではありません。
コンビ名もオリジナリティのあるものを付けて欲しいなと思います。
余談:中学生くらいのときの話
中学生くらいのときに「ポルノグラフィティ」が流行り出しましたが、この名前も当時からちょっと引いてましたね。
アーティストだからちょっと許されている感がしちゃってますけど、直球で「春画」ですし、略称もポルノとそのままでしたし。
余談2:ふなっちょ&けろ
「ふなっちょ」はたぶんオリジナリティがあるのですが、「けろ」が少し弱かったなあと後悔しています。ちょっとだけね。
ちなみに「ふなっちょ」で検索すると、その名前でTwitterをやっている方が一番に出てきますが(無関係です)、それ以外はキャラクター等はないようです。
画像検索では、きちんとふなっちょ&けろも出てきています。
「パピプぺペットちゃん」も「ぱぴぷぺっと」というペットショップが出てきますが、キャラクターはいないようで安心しました。
【名前について】