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【Switchゲーム紹介36】「返校~Detention」感想。台湾製ホラーゲーム。(ネタバレあり)

Switchゲーム紹介のコーナー。

今回は「返校~Detention」というホラーゲームです。

1940~50年頃の台湾の学校をテーマにしたゲームで、時折ネタバレ&グロテスクな表現もありますのでご注意を。

なお「返校(へんこう)」という聞き慣れないタイトルは、「学校に返る」という意味だそうです。

 

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ホラーゲームってほとんどやらないんですが、たまにはね。

 

 

「返校」のあらすじ

学校で授業を受けていたウェイ君。

ついうとうとして目を覚ますと、辺りは真っ暗で、季節外れの台風が迫っている様子。

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外は風雨が強くなってきており、早く帰らないと危険です。

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体育館に行ったところ、ステージの上で一人の女生徒が椅子に座っています。

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女生徒・ファンと一緒に、学校を出ようとします。

しかし、唯一の橋が破壊され、しかも川の水は血のように真っ赤になっていました。

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仕方なく校舎に戻り、電話や毛布など外部への連絡や一晩を過ごせる準備をするウェイとファン。

しかしその最中、学校の様子が一変します。

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そして何か不穏な景色がフラッシュバック…

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ファンが気が付くと、体育館で椅子に座っていました。

ステージには、逆さ吊りにされ息絶えたウェイの姿が。

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以降はファンが主人公となり、超常現象の世界となった学校で謎を解きながら、この世界の全貌を明らかにしていく。

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返校の操作感やシステムなど

操作はシンプルで、2D画面の左右を移動しつつ、怪しいものをカーソルで選んで調べる/手に入れるといったものです。

時々、選択肢も出てきますので、それを選ぶと進行が変わる部分もあります。

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例えば電話をかける際は、受話器を手に取って自分で番号を選んで…という場面もありました。

謎解きの場面では、単に調べるだけではなく、このように自分で細かい操作する部分も出てきます。

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操作はやや緩慢ですが、ホラーゲームできびきび動いてバシバシ展開していくのも違う気がしますので、演出込みで良いと思います。

 

ホラー&グロテスク要素

返校のホラー要素ですが、不気味さとグロテスクさにあると思います。

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真っ暗なボロボロの学校を歩くというだけでそれなりに怖さはあるでしょうし、それ以外にも不気味さをかきたてる演出も多々あります。

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また、台湾文化という日本と近いようででも違う文化圏というのも、不気味さを醸し出すのに一役買っているように感じます。

日本語訳でプレイできるんですが、背景の漢字なども何となく理解できますしね。

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学校も暗くて不気味ですが、こうしたカラフルなイメージ世界も急に出てくると不穏ですよね。

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また、グロテスク要素も多少出てきます。

モツ類までは出てきませんが、「血」に関する描写はしょっちゅう出てきますので、苦手な人は止めた方がいいかもしれません。

(と書きながら、いくつか画像を貼っておきます。実際はこの程度です)

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カッターで首に切れ目を入れて、血液を採取するシーン。

このカッターは自分でスティックで動かすというのが、辛い人には辛いかも。

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以下、エンディングについても触れますのでご注意ください。

 

エンディングを迎えて(ネタバレ)

迷いながらやっていたのですが、5~6時間くらいでクリアとなりました。

また、エンディングは真相が明らかになる真エンドと、ならない通常エンドの2種類があるようで、一応どちらも見ることができました。

 

ちなみに一番苦労したのは、聞いた通りにピアノを弾く仕掛けでした。

音感が無い上に音楽経験も乏しいので、単純な音すら聞き分けられないんですよ。

一応、後世の方に残しておくと、「レミレシシラソミレ」です。

綺麗な鍵盤(ドとファ)は音が鳴らない=弾かなくていいというのに気が付けば簡単でしたが。

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ストーリーについて(一部、私の解釈も含まれます)。

まずはこの頃の台湾が、強力な軍事政権下の元、軍事教育が徹底されており、教育や書物にもかなり検閲がされていたという背景があります。

そんな中、イン先生やチャン先生が「子ども達のために」、政府ご禁制の書物で自由や平等、民主主義などの読書会を開いており、そこにウェイ君とファンも参加していました。

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両親の不仲により家庭環境に問題のあったファン。

彼女もまた、居場所を失っていました。

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そんな喪失感もあってか、男性のチャン先生に惹かれてしまい、反政府的の読書会に参加したのでした。

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しかし、チャン先生への恋心も、ファンの一方的なものであり、しょせんは子ども扱いされているだけでした。

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そしてついに、チャン先生らの読書会は、政府側に通じるバイ教員にバレてしまいました。

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国家反逆罪に問われた結果、チャンは死刑。ウェイは刑務所に行くことになりました。

 

なぜ見つかったのか?

それは、チャンに捨てられた(と勘違いした?)ファンが、バイ教官に告げ口をしたためでした。

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しかし、チャン先生のファンに対する接し方は、恋愛以上に彼女の純粋な幸福=自由を願ってのことだったと知らされます。

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下はバッドエンディングから抜粋の画像です。

チャン先生がいなくなりウェイ君が捕まった後、罪の意識に駆られたファンは…

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ここの演出が結構重たいのですが…

ここではステージに上がる以外に操作できません。

そして、ここで手に入るアイテムが「ロープ」。

幕が開くと、ステージには椅子が置いてあり…

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罪の意識に耐えかねたファンは自ら命を絶ちます。

これまでの道中は、学校に囚われたファンが見せた幻影だったのでしょうか。

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そしてこの先は、真のエンディング。

謎の中年が、学校への坂を上って行きます。

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男性の名前はウェイ。恩赦によって刑務所を出所することができました。

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出所後、学校にやってきたウェイ。

校舎は荒れて、シンボルだった大樹もなくなっていました。

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いきなり憲兵がやってきて、母親は獄中にいる間に死亡。

いろいろな感情があったが、今のウェイには痛みと悲しみだけになっていました。

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最後に、ファンとの思い出を辿りに来たウェイ。

しかし青年時代を失う原因にもなった彼女に対して、彼が感じるのは本当に痛みと悲しみだけなのか…

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というようなお話で、もちろんフィクションですが、当時の時代背景は恐らく概ね事実なんでしょう。

戦時教育について詳しく勉強したことはありませんが、恐らく日本でも近しいことは起きていたのではないでしょうか。

ファンのやったことが正しかったのか、求めたことは正しかったのか。

チャン教員、イン先生の思想は正しいのか?

国の為と軍事教育を盲信していたバイ教官は?

時代のせいにしてしまえば、何が正しい、誰が正しいということはないのでしょうが、何にせよ悲しい時代ですね。

 

ゲームとしての感想

ホラーゲームですが「びっくりさせる」要素は少なくとも私にとってはそれほどありませんでした。

バイオハザードとかだと、いきなり犬が突っ込んでくるとか焦らせる要素がありますが、そういったのはありませんでした。

そこに「軍事下の台湾」というやや異文化要素も相まって、不穏な雰囲気で終始不安定な気分になれるゲームです。

一言で言えば、それなりに面白かったです。

 

私が考えるホラーゲームの違和感

なんというか、ホラーゲームをあまりやらない理由に「理不尽さ」というか、「なんで?」というのが大きすぎる気がしちゃうんですよね。

例えば、古風RPGでダンジョンの謎解きをする際、スイッチ式やカギ式が多いと思うんです。

このスイッチを押せばドアが開いてカギが手に入り…というイメージです。

敵の本拠地であまりに複雑な仕掛けや構造になっていると「帰社したときに、面倒じゃないの?」とは思ってしまいますが。

他には、魔法によって封印されていたものが、古代のアイテムで解放されて…みたいなのも、それほど違和感なく受け入れられます。

 

ただホラーゲームの場合、「サイコロをトイレなどで拾って3つ集めたら、机の上の器の中で転がすと、サイコロが歯のように変化して、そうしたら机の上にくっついていた器が取れるようになり、その器にぶら下がっている人の血を入れて…」とか。

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「木の間に挟まっていたカセットテープを再生してみるとメロディが校内に響き渡るようになって、それをピアノで弾いてみると金属音が鳴り、中に人形が閉じ込められた鳥かごの鍵が開いていて、その人形をステージに飾るとピストルで撃たれて血が流れ…」とか、そんな支離滅裂な展開が多い気がします。

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上で例に挙げた2つは、返校でも実際にあった仕掛け(一部うろ覚えかも)です。

文章にしてみても、よく意味が分からないと思いますが…

 

私の率直な感想としては「ご都合主義感が強すぎる」と捉えてしまうんですよね。

ホラーゲームですし、そもそもゲームですから何でもアリでもいいんですが、どうしても「その辺に落ちてたものをたまたま突っ込んだら上手くいった」みたいな感じに違和感を覚えてしまいます。

 

まあホラーゲームも細分化すればもっと種類があるのでしょう。

追っかけられる系は疲れるのであまりやりたくないですが、こういうアドベンチャー系やノベル系は、また気が抜いたらやろうかな。

 

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