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【海外ドラマ】「フラッシュ/FLASH」。超高速のアメリカンヒーロー。

海外ドラマ紹介のコーナー。

今回は、赤い閃光・超高速の「FLASH(フラッシュ)」です。

またコミックヒーローものですわよ。

 

 

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ちなみにこれを書いている時点ではシーズン1が観終わり、シーズン2を数話観始めたところです。

なお、シーズン1のネタバレを含みます。

 

FLASH/フラッシュのあらすじ

主人公の名前はバリー・アレン。普段は警察の科学捜査官として働いている。

スターラボという研究所で新型の粒子加速器が出来上がったお披露目会の日、その加速器は大爆発を起こし、バリーもその影響で落雷に打たれる。

数か月のこん睡状態から目覚めると、バリーの遺伝子に変化が起きており、超高速で動けるようになった。

その身体能力を活かして、他の「メタヒューマン」や犯罪者から街を守るヒーローとなって活躍していく。

 

主な登場人物

バリー・アレン

主人公。

11歳のときに自宅で謎の閃光が現れ、その閃光に母を殺される。

そんな超常現象は信じられず、警察の調べにより、母親殺害の容疑者は父・ヘンリーとなり、有罪で刑務所へ。

加速器の暴走事故が原因で起きた落雷に打たれ、全身の筋肉や心拍が活性化。

身体能力が異常に上昇し、超高速で動けるようになった彼は、街を守るヒーローとなる。

しかし、自分と同じ「閃光」が母親を殺したこともずっと探っており、仇をうつことを決意して彼の人生が加速していく。

 

アイリス・ウエスト

幼なじみで、ジョーの娘。

親を失ったバリーをジョーが引き取ったため、バリーとは同じ家で育つ。

バリーが昏睡しているうちに、エディ刑事と交際を始める。

ジャーナリストを目指し、「閃光」(フラッシュのこと)を記事にブログを書き続け、それによって記者になった。

 

ジョー・ウエスト刑事

アイリスの父で刑事。バリーの父・ヘンリーとは長い付き合いがあった。

母親を失い、ヘンリーが逮捕されて孤児となったバリーを引き取り、ずっと育ててきた。

バリーがフラッシュとして活躍していることはすぐに知ったが、街のヒーローとして活躍することは当初反対していた。

バリーの父親代わりでもあり、人一倍彼を心配している。

 

エディ・ソーン刑事

ジョーの部下であり相棒。

出世欲は強いが、爽やかな青年でアイリスと交際を始める。

正義感もあり、仕事も真面目にこなしている。

 

ハリソン・ウェルズ(博士、教授)

スターラボで粒子加速器を作ったものの、爆発事故を起こした。

フラッシュを始め、遺伝子変化により特異な能力を持った人をメタヒューマンと名付け、彼らの犯罪に対処する活動をしている。

事故前は偉大な研究者の一人として、名を知らしめていたが、私生活などは謎が多い。

爆発事故により、地位と名誉、そして身体の自由を失い車椅子生活になった。 

しかし裏では立ち上がることもでき、「未来のニュース」を見るなど謎が多い。

 

シスコ・ラモン

ウェルズ博士の助手の1人で、博士に心酔している。

オタク系だが明るく、人当たりも良い。

優秀なエンジニアであり、新しい武器やフラッシュのスーツ製造、各種測定機器などハード面に強く、超技術を持つ。

謎の日本語Tシャツを着ている回があったのですが、これなんて書いてあったんだろう?

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ケイトリン・スノー

助手の1人。本業は遺伝学者で、メタヒューマンの生体データなどを担当する。

スターラボの爆発事故でキャリアとフィアンセも失ったが、シスコと同じくウェルズ博士に心酔してスターラボに残っている。

厳しい性格に見えるが、優しさに裏打ちされた厳格さである。

 

超高速なのにフラッシュが弱い…

1話目から敵が強く、天候を自在にコントロール男が登場。

いきなり巨大な竜巻を作り出し、建物も自動車も吹き飛ばす威力を出してきます。

それに対するバリーことフラッシュは、街に迫りくる竜巻を「竜巻の周りを逆回転に全力疾走して竜巻を止める」と言い出します。

そして時速1000キロ以上で走り、見事に竜巻を止めることに成功しました。

と、1話目からぶっとんだ理論と身体能力を見せつけるのですが…

 

第3話では毒ガスに変身できる敵が出現。

身体がガスになり、吸い込んでしまったら最後で、バリーも苦戦します。

しかし物理攻撃が効かないのはさておき、一旦逃げるバリーの超高速にも何故かついて行けてたのが謎です。

 

メタヒューマンにやられるのは仕方ないにしても、その後も改造銃を持っただけの一般人等にも苦戦するバリー。

確かに「頑丈さは変わってないから高いところから落ちたら死ぬ」そうなのですが、それにしたって超高速で動き、目にも止まらない速さで動ける男。

それが不意打ちされたならまだしも、きちんと対峙した状態から結構あっさりと撃たれたり殴られたり捕まったりします。

 

メタヒューマンなんか強さが非常に不安定なんですよね。

敵の場所はシスコやケイトリンが技術を駆使して把握してくれるので、本当に捕まえたいだけなら、麻酔&超高速移動のコンボでだいたい勝てるんじゃ?と思うのですが、割と相手の特性に合わせてわざわざ対処します。

 

先ほどの改造銃の話で言えば、炎の銃と氷の銃を持った2人組が相手でした。

一般のギャングが相手でしたので、超高速で動けるなら銃を奪い取れば?と思うのですが、「お互いの銃からまっすぐお互いを打てば、相殺されて銃は破壊できる」という謎理論で無駄に苦労しています。

これがアメリカンヒーローのやり方なんですかね。嫌いではないですが。

 

ヒロインがちょっと好きになれない 

ヒロインのアイリスがいまいち好きになれません。

フラッシュに関するブログを実名で書き始め、周囲の全員から危険なので止めるよう言われても、そのまま続けるという我が儘っぷり。

しかもバリーの母親殺しの犯人探しのためという、自称「正義のジャーナリスト」感を出しているのでタチが悪い。

そのせいで命を狙われることもあったのですが、何となく美談になっているのに違和感がありました。

それ以外にも、割と自分本位なところが目立つので、なんだかなあ。

シーズン2の話ですが、急にバリーに電話をかけて「 今ビルの高層階、男二人に銃で襲われているの」と言ってきます。

フラッシュに変身して助けに行くバリーですが、アイリスは「ありがとう。これであいつらの不正の証拠を掴めたわ!」と危険を冒したことに反省せず、更にこのエピソードも全部で2分程度で終わります。

あれだけ命の危険を冒したのに、何にもないの?

 

エディ刑事は、ヒロイン・アイリスの交際相手=主人公バリーの恋敵という役どころ。

こういうのって普通だと主人公に対して嫌な奴のイメージですが、エディは非常に良い人で真面目、熱血漢でもあります。

バリーよりも人間的に成熟している感もあり、そして重要人物でもありました。

彼にもう少し活躍してほしかったですね。

 

元ネタが分からない部分がある

同じアメコミ系のヒーロードラマで「アローズ」というのがあるらしく、その作品からのゲスト出演がいきなり始まりました。

全く予備知識がなかったので、エピソードを飛ばしたのか?そんなに見落としたのか?と思いましたが、余りに当たり前に入っていたようです。

あれだけフラッシュの正体は機密にしているにも拘らず、「アローズ」側の人には「やあ久しぶり!実は僕フラッシュなんだ」くらいの軽い感じで伝えているのに非常に違和感がありました。

まあアローズの方を知らないので、仕方ないと言えば仕方ないのですが…

 

以降、シーズン1のエンディングのネタバレあり。

 

過去を変えたいか

シーズン1の後半、フラッシュの超高速がさらにスピードアップして、ついに時空を超えることができるようになったことが分かりました。

その前に、14年前に母親を殺した閃光は、リバース・フラッシュと呼ばれるもう一人の高速移動できる男であることが判明。

そしてもう1つあった閃光は、過去から戻った自分でした。

バリーは、自分が少年の頃に、①少年時の自分を殺しに来たリバース・フラッシュと②それを守るために未来からきた大人の自分(フラッシュ)との闘いに巻き込まれ、結果母親を殺されたわけです。

 

その過去をさらに変えるため、その時代にタイムスリップするバリー。

しかし過去に戻って母親を救うと、ジョーの息子として育ってきたことやアイリスへの恋心、フラッシュとしての自分や友人達などを全て失うことになります。

迷いながらも過去に戻ったバリーでしたが、母親を救える場面で最終的には「救わない」決断をしました。

 

で、自分がこういう立場(過去に戻って一度だけ何かを変えられる)となった場合、何か変えたいかなあと考えると…

今が決して幸せとは言いませんが、ものすごく不幸でもないので、リスクは侵さないかなあ。

バリーは今積み上げてきたものを守るため過去の改変を止めましたが、私は違うものが積み上がっていたら怖いという恐怖心でできないでしょう。

 

フラッシュの感想まとめ

「フラッシュ理論」は結構突飛なものが多く、細かいところを突っ込みだすとキリがありません。

たとえば、ハリソン・ウェルズは136年後に生まれたのに、なぜかフラッシュ(バリー)を邪魔だと言っています。もうその頃はとっくに死んでいるのでは?

他にも、いつの間にか母親が殺された夜というピンポイントの過去に戻れることになってましたが、それは何故なんだろうとか。

父親は無実の罪、更に妻を目の前で殺されたにも関わらず犯人扱いされて捕まっていますが、全く腐らず誰も恨まず、良い人のままであるとか(これはまあいいけど)。

さっき例示した炎の銃と氷の銃然り、もっとこうあるだろう、というシーンはいくつかあります。

 

ただ、アメリカンヒーロー物を何本か観てきたので、これはこれでアリだと思います。

シーズン1の最後の落としどころも、なかなか格好良い終わり方で良かったです。

(本当の最後は、大爆発とともに「シーズン2に続く」で終わりましたが)

 

少し忙しくなってくるのでこれまでのようなペースでは観られなくなりますが、とりあえずシーズン2くらいは観ておこうと思います。

 

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