先日、このブログでは、民俗学的見地に基づいてある伝承を紹介しました。
その「生まれたてーのあかちゃん」について、訂正がございます。
前回の記事はこちらをご覧ください。
しかし、その地域に通う小学生を持つ母親に出会ったので「生まれたて—のあかちゃん」と言いながらチョキを放ったところ、「お前は何を言っているんだ」と言われました。
すなわち、ルールが違ったようです。
以下が、正当なルールです。
普通にじゃんけんをして、勝った方が「生まれたて」と言いながら上下左右を指差します。
負けた側が違う方向を向いた場合、続けて「あかちゃん」でもう一度上下左右を指差し、以降、指と向いた方向が一致するまで、「1歳!」「2歳!」と仕掛け続けるそうです。
そして、一致したところで「生まれたて」or「あかちゃん」or「1歳」「2歳」…となり、それがじゃんけんで負けた側(首を上下左右に振ってた側)の年齢にあたるそうです。
そして重要なことは、勝ち負けではなくルールは「ただ相手の年齢を積み上げる」ということであり、年齢が高い方が勝ちも負けもない、ということでした。
しかし「これは小学生ではなく、保育園時代からあった遊びだ」といった話や、先日の記事でも触れたように「生まれたてー”の”の、”の”は要らないんだよ!」という発言からも分かるように、もはや数多く分派しており、正当なものがどれとは言えないと思うのです。
しかし、一定の方向からしか言質を取らず、あたかもそれが全ての真実であるかのように記載したのは事実です。
訂正してお詫び申し上げます。