夏と言えば怪談と言いますが、夏に怪談を聞いたことがありません。
そもそも本当に怖い話は夏以外に聞いても怖いですしね。
夏だと何となく怖くない気がします。
というわけで、ネタがないのに今週のお題に挑むシリーズ。
怖い話の2種類
「怖い」には、①未知のものへの恐怖と②被害・損害に対する恐怖の二種類があります。
前者の方は、いわゆるお化け・妖怪・心霊の類ですね。
夏の怖い話と言えばこっちですし、ホラーゲームと言えばこちらです。
後者の方は、ケガや事故、痛みですね。お金を失うのもこちらですし、人に裏切られるのも心に損害を負うのでこちら。
「龍が如く」はヤクザがいっぱい出てくるので現実に置き換えれば怖いですが、ホラーゲームではありません。
どっちが怖い?
本能的にという逃げ方をしてしまいますが…
損害・被害を負う方の恐怖心は、人間に限らずどんな生物もある程度持っていると思うんですよね。
有名な「マズローの欲求五段階説」でも一番下の根底にあるのが生理的欲求、その次が「安全的欲求」ですので、こうした恐怖を避けるのは、かなり人間の基本能力として備わっています。
ですので、ケガ・病気など生命を脅かすモノは基本的に恐怖の対象ですし、経済的損失や精神的ダメージも、最終的には生命への危害と言えます。
対して、未知のものへの恐怖というのは、逆にいえば知識があるから生まれたものです。
お化けなんてないさ。というのは、実体験や科学知識などに基づく感覚ですが、それを超える、正に超常現象だからこそ恐怖を抱くもの。
一番怖かった体験は?
あまり日常でヤクザに触れたことがありませんが、唯一それらしきものに近づいたのがこちら。
今思えば、多少の恐怖は感じていたように思います。
あぁ一番最近で怖かったのは、神奈川県の足柄郡にある「ユーシン渓谷」に行った時のこと。
ユーシンブルーという、素敵な青い川の水を観に行ったのですが…
行った時の(確か)2~3日前に「熊に襲われてケガ人が出た」という看板があり。
野生動物でも鹿やイノシシはそれほど恐怖を感じないのですが(本気出されたら危険ですが)、クマはさすがに…
と思って投石用に大きめの石を持ち歩きながら歩いていました。
まあ投石くらいで勝てる相手じゃないでしょうけど。
一番の生命の危機は、レジャーでもありますがスカイダイビングでしょうか。
生身で4000mからダイブする機会は日常ではありませんし、そのまま落下すれば確実に死にます。
まあでも、飛ぶ時よりもプロペラ機でドア開けっぱなしで飛んでいくときの方が怖かったかなあ。
サポートの人がいたからというのもあるんでしょう。
いないで、一人で飛び出せと言われたら怖かったかも。
お化け的な恐怖を感じるには?
お化けや妖怪・超常現象など、今回のお題で期待されているような体験は今のところありません。
小学生くらいの頃は人並みにお化けも怖かったですし、「地獄先生ぬ~べ~」くらいでもそれなりの恐怖感がありました。
今では、夜中に一人で墓参りに行くくらいは別に何ともありませんし、恐怖体験も特にありません。
富士急などにも巨大なお化け屋敷がありますが、ああいうのに行けば怖いのでしょうか?
お化けが出てきたら怖いというよりも、急な物音やいきなり人型のものが飛び出してきたら、怖いというより驚くとは思うのですが。
寺で稲川淳二の話でも聞いてみたいなあ。