別にマーケティング論を展開したいわけではありません。
アンカリング。
何らかの数値(アンカー=碇)が先に与えられた場合に、その数値によって後の判断が歪むというものです。
最初に高い数値を与えられれば後も高くなり、低い数値が記憶されると次は低くなります。
Wikipedia「アンカリング」で挙げられていた例がこちら。
「国連加盟国のうちアフリカの国の割合はいくらか」という質問をしたときに、質問の前に「65%よりも大きいか小さいか」と尋ねた場合(中央値45%)、「10%よりも大きいか小さいか」と尋ねた場合(中央値25%)よりも、大きい数値の回答が得られるという。
これらはマーケティングにも使われていて、価格設定において重要視されています。
例えば、食パンってだいたい100円前後でアンカリングされていたと思います。
しかし昨今の高級食パンはだいたい800円+税がほとんど(といっても私も乃が美と銀座に志かわしか知りませんけど)で、高級食パン=864円とアンカリングされつつあります。
最初に800円で買ってしまうと、以降もそれくらいの値段なら出せてしまいます。
前置きが長くなりましたが、そんな話はさておき、「○○に出せるのはxxx円までだよね」って話です。
いずれも特殊な場合を除きます。
ラーメン1000円
ラーメンは1000円の壁がありますが、その手前に800円くらいの壁があります。
800円超えるとちょい高いかなで、1000円超えたら高級です。
たまーに1000円超えのラーメンも食べますが、やっちまったなって感じになります。
逆に600円代はまあまあ安いと思いますし、ワンコインならばすごいと思います。
とはいえ、チャーシューメンならともかく普通の「ラーメン」なら680円がいいなあ。
ゲーム3000円
これはインディーズゲームの話です。
メジャータイトルはある程度のクオリティが担保されていますが、インディーズだとリスクもあるのでせいぜいこれくらいですね。
3000円はもう上限に近い話なので、1500~2000円くらいのが一番コスパがいいかなと感じています。
本1500円
本はだいたい、1冊1500円くらいがいいなあと思っています。
それをちょっと超えると高いと思いますし、専門書などの数千円はなかなか手が出ません。
上限という意味では2000円までですかね。
元々、ハードカバーが素材として好きではない(めくりにくい、持ちにくい、でかい)ので、ソフトカバーかつ文庫や新書など小さめサイズに逃げがちなので、大きさの意味でも価格が制限されています。
ちなみに文庫は600円くらいが妥当だと思っていて、文庫で1000円超えはちょっときついなあと思っています。
国内1泊2日の旅行5万円
みみっちい金額ばかりなので、万単位の話もちょっと。
これはちょい高めですが、交通費や飲食・お土産込みです。
まあなんだかんだで航空券+ホテルで3万円くらい(LCC等で削れますが)、私は旅行中は食事回数が1日2~3回増えるので、やはり1万円くらい。
その他お土産やら雑費で1万円くらいになっていることがほとんどです。
まあそれ以下の時も多いですが、細々した移動や観光地の入場料等の出費も含めると、これくらいは覚悟しておいた方がいいかなあという金額です。
スーツ5万円
これまではせいぜい3~4万円だったのですが、この間限界突破で5万円がアンロックされました。
正確には税抜きでしたし、オプションもつけたため、6万円近くしていますね。
確かに生地や着心地は良くなったようには感じるので、長く繰り返し着るものと考えれば、上限を上げてみて良かったような気がしています。
家電10万円
複数で暮らしていればさておき、一人暮らしでは大型家電はそんなにいりません。
ただ、冷蔵庫や洗濯機、モニターも10年近く使ってきているので、そろそろ買い替えようかなと。
そうなると気になるのがお値段ですが、やはり独り身だと10万円くらいがせいぜいです。
テレビでも良いんですが、今はテレビが壊れて観られないので堂々とNHKも支払ってませんが、買うとそれも堂々とできませんしね。
洗濯機は10万円出さなくても買えそうなので、冷蔵庫を少し良いものにしようか迷っています。
まとめ
アンカリングとは違った話になってますが、「〇〇にはいくらまで」的なお話でした。
語ろうと思えば商品ごとにいくらでもかけるのですが、とりあえずこんなもんで。
私のような一般&独身サラリーマンならだいたい同じくらいの感覚なのかしら。